羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

夫の変身

2005年07月02日 | Weblog
ダイエット(食事の量を減らす)禁煙(自分で決めた)
そして歯医者にも通い、夫は朝はわたしよりも早く起きるように
なりました。
そして仕事を切り上げて帰宅した夜には、夜景を見にドライブに
一緒に行くようになりました。
わたしが行きたかった花の咲いている公園にも、休日には
せっせと誘い出してくれました。
わたしが会員になっている文学館の、宮沢賢治をイメージした写真展に
同行したときは、すっかり気に入って、
『写真』『宮沢賢治』というキイワードを手に入れたようです。
夫の趣味はドライブとカメラになりました。

わたしの体調も気にかけてくれて、もう、わたしの頭痛で不機嫌になることは
なくなりました。
この夫の変化にはもちろん子供たちも気がつきました。
これまでは外出しても、短気な父にいつも気をつかっていたのです。

『理想の夫』へとひたすら努力し進んで行くひとを目の当たりにして
わたしは内心、焦りさえ感じていました。
とりあえず、ずっと片付けていなかった引き出しの整理をしたり、
夫の喜びそうな食事を作ったり、ドライブへの誘いにも喜んでついて行きました。

一方で、まだ、Aとはきちんと別れられずにいました。
会う機会は殆どなかったけれど、メールのやり取りは続いていたのです。

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