羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

恋人

2005年08月21日 | Weblog
どうしようもないこと、、、ってやっぱりあるのかな。
自分はひどく身勝手な女かもしれない、、きっとそうだ、、。
でもそう考えることは同じ道を行ったり来たりすることに似て
前へは進んでいかないみたい。

夫はわたしを愛していると言ってくれる。
大切にもしてくれる。
わたしも夫を好きだと思うし大事にしたい。
生活を維持したい。
それは打算なのかもしれないけれど、生きて行くことは現実に
直面する、ということだから。

そしてわたしには避けられない恋愛がある。
彼を護りたい。

そう、結論はどう考えてもひとつでした。
彼としばらく離れる。
もちろん夫にはこう言いました。
『離婚したくないので、彼と別れます。』

五月の平日、彼は仕事の合間に少し時間を作ってくれました。
わたしはすべてを打ち明け結論を話しました。
『わかったよ』と彼は言いました。
いつまででも待つ、どこにも行かない、約束する、
離れていても心は一つに繋がっているよね、と
言ってくれました。

あと数年すれば、次女も高校卒業して進路を決めているはず。
家のローンも払い終わる。
夫が『証拠』として持っていると言っていた写真等も
もしも本当だとしても時効となる。
その数年の間に、わたしはまた貯金しよう、と思いました。

裏切ったことや裏切られた傷心が癒えないままなら、
そのときには離婚をして一人になろう。
彼とは逢える機会が僅かでもあるならそれでいい。
もしも寂しさに耐えきれずにこの恋が消滅したなら、
そのときはそのときだ、と思いました。

自分にしてみれば、これしかない、と思える結論でした。
それがベストなのかどうかもわからないまま、、、。
このブログを始めた頃は、
恋人に逢えない寂しさやいろんな不安で
泣きたくなる毎日でした。
でもそんな日々を『きっと耐えてみせる』
と彼は言ってくれました。

なんだかまるで若い恋人たちのように聞こえるけれど、
わたしも彼もこんなふうに人を好きになったのは初めてだったのです。

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