羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

子猫を拾った話

2012年01月12日 | Weblog
前回、スマホの猫アプリのことを書いたあと
猫のところへ行ってみた。
ご飯をたくさんあげて撫でて遊んで満足したのを見てから
そのゲーム全体から退会した。
「ハコニワ」ではスミレが咲いたところだったので
ほんのすこし未練があったけれどこれでよし。
たかがゲームなのに笑っちゃう。

でもゲームでも猫のところでドクロマークは見たくない。

むかしわたしは捨て猫を拾ってきたことがある。
猫大嫌いの母に反発して自分の部屋に閉じ込めて飼った。
ジローという名前で、子猫はわたしが会社に行っている間
おもちゃで遊びご飯を食べて待っていた。
でも数日しか一緒にいられなかった。
母の怒りをかい捨てる羽目になったのだ。
兄の車で遠くまで行った。
缶詰を置いて食べている間に立ち去った。
部屋に戻りジローが遊んだおもちゃを片付けながら
ぼろぼろ泣いたのを覚えている。
なぜジローという名前だったかというと当時つきあっていた男性が
一郎さんだった。一郎さんは記者で多忙でなかなか会えないし
なかなか連絡もとれないからその寂しさをジローで埋めていたのかもしれない。

二度も捨てられて子猫、かわいそうなことをした。
もちろん誰も(母も兄も)覚えていないだろう。
当時一郎さんにこの話を聞いて貰ったかどうかも覚えていない。

一時の感情にまかせて子猫を拾ってはいけない、と少し学んだ出来事だった。

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