羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

逆らわずに歩く

2015年05月29日 | Weblog
前にもちらりと書いた気がするけれど
わたしの朝は人の流れに逆らって歩く。
N駅に到着して階段を降りて行く時
猛烈に駆け上がってくる人によく出くわす。
階段には上りと下りの矢印がある。
上りの階段は人が多いので、あいている下り側を上ってくる。

おそろしいのでぶつからないように慎重に降りる。
改札口までようやくきても人々はこれから改札口に向かうので
さけてさけてよけてよけて南口へと出る。

出てからも職場に行くまでの道は駅へと向かう人々でいっぱいだ。
車も通る。
一生懸命、足早に行く。

それが昨日、ふと思いついた。違う道。
去年「この道はどこへ行くのかしら?遠回りだけど駅に行けそう」と
帰り道に歩いてみた。
余裕のある帰りにしか歩かない道だったけれど
それほどは遠回りじゃないことを知った。
そうだ、あの道を行ってみよう、とふだん曲がるパン屋さんを曲がらずに行く。
コンビニっぽい店の前を通ると「塩大福」と大きく書いてある。惹かれる。

道幅もあり人も少なく大いに気に入った。
人の流れに逆らって行く時はぶつからないようにするのが精一杯。
いつもと違う道は空を見上げる余裕さえある。


さて明日からは次女と二人旅。福島へ。
観光案内所に電話したら福島訛りはひどく懐かしかった。
母の故郷、福島。帰ったらまた母のところへ土産話をしにいこう。