羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

在りし刻

2014年01月06日 | Weblog
ようやく「灰皿町」2013アンソロジーに詩を投稿した。
先輩の皆さまがきちんと年内に送っているのに、
未熟者のあたくしがいちばん遅いとはこれ如何に。
いや、詩作から遠ざかり諦めかけ今回は見送ろうとしていた。
しかしやはり毎年どうにか参加してきたのだから
「まだ大丈夫ですよ」とのあたたかい励ましのお言葉に甘え
ちょっと苦し紛れにひとつ。
2013年しめくくりのアンソロジーのはじっこに滑り込んだ。


高校時代の友人から封書のHAPPYNEWYEARが届いた。
彼女は難病と闘いながらわたしの詩集の表紙絵を描いてくれた。
昨年、同窓会で再会したときは一見パワフルにあちこち歩いていた。
再会した高校の友達の多くは、彼女が絵を描き私が詩を書く、という
ことを知らない。

正月に届いた封筒の中には彼女の2013年の作品写真。

              

                       在りし刻


そして息子さんの進路について嬉しい報告が書いてあった。
驚いたことに2008年6月11日にわたしが書いたメール文のひとことに励まされ
ここまできました、とある。
そのひとことも記してあった。そういえばそういう言葉を書いた気もするが
すっかり忘れていた。
何気なく書いた言葉が誰かのパワーになるときもある。
受け取ったひとにも受け取る下地がなければ力は発揮されない。
大した言葉じゃないのに相手がずしんと受け取ってくれたことは
有り難い。驚きと感謝で、嬉しかった。

若いひとたちに未来がありそこへ続く途を歩き出したことは今年最初の
うれしいニュースだった。