羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

クロワッサン

2011年01月21日 | Weblog
昨日は母親の病院に付き添った。
いま読んでいる本、江國香織さんの「抱擁、あるいはライスには塩を」は
単行本で重量があるので、買い置きしておいた薄い文庫を持参した。

友人(sさん、イタリアから帰ってきたかな~)から教えてもらった藤谷治。
どこかで聞いたことのある名前だと思いつつ「舟に乗れ」と手帳に書きとめて
おいた、が、ブックオフでそれがなかったので同じ作者の「下北沢」を買った。
買って持ち帰って気がついた。
藤谷さんは下北沢「フイクショネス」の店主さんだ。
何度か行ったし、わたしの詩集も置いてくれた。
(売り上げの連絡がとれなかったけど)


それはいいとして、帰りに薬局で薬を待つ間、クロワッサンの特集に
注目した。『ぽっこりお腹をへこませる』みたいな、まあよくある特集で、
読むだけでは痩せないと知りつつ興味津々。
それでまず頁を開いたら、なんとそこに有働薫さんの記事が・・!
灰皿町にもいらっしゃる詩の先輩。
昨年、憧れの花椿賞を受賞された。
「こういう複雑な時代にこそ詩を」という記事だった。
遠い存在だった有働さんだけれど、詩の出発は遅かったという。
40代、50代、はスタート地点にたつのにはちょうど良い時期、と
話されていた。
明日は本屋さんに行ってクロワッサンを買ってこようと思う。
先輩詩人のお話を読んで、ぽっこりお腹の特集まで読む時間はなかったから。