羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

懐かしい写真

2009年12月25日 | Weblog
確実に予測していたことだが、
長女がわたしの手を離れ、通院も彼にすっかり任せることが
できるようになった途端、自分の親に老いが迫り、
しっかりと付き添う必要がでてきた。

そんなある日、仕事休みを母の付き添いで過ごしたあと、
遅い冬の午後、部屋の隅を片付けた。
いつもなら、自分も早朝から頭痛薬を服用しているために、
気力がなくてボンヤリするか、ひと眠りしてしまう。

すこし元気なのは嬉しい。

懐かしい写真。気に入ったのでシールにした残りがあった。
バンガローで迎えた夏休みの朝。
キャンプ場にいた猫と遊ぶこども達。
本当はちょっとまだネコが苦手だった末っ子が兄の笑顔の中で、
手を伸ばしてみせている。
見守る長女。

この頃から、何年が経ったのだろう。
子供たちにはいろんな体験をさせたいと思った。
いつもわたしはカメラ片手に彼らのそばにいた。

いま、ひとりは結婚をして、もう一人は恋に悩み、
もうひとりはメンタルクリニックに通っている。