羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

カラタネオガタマ

2009年12月24日 | Weblog
小平にある薬用植物園に行ってみたい、と思っていたのは、
もう何年も何年も前だった。
ようやく訪れることができた。

何故か「薬用植物」という名前のもつイメージにひかれる。
園内は閑散として、陽だまりでは老人がじっと座っている。

すべての植物にきちんと立て札と長めの説明があり、
当然のことながらすべてに役割がきちんと与えられている。
ハーブを集めた一画もあるし、
薬用効果がある一方、有毒の樹木も意外に多かった。
「皮膚炎になる」というウルシのような木もあれば、
「果実は誤って食すると死に至る」というコワイものもある。
キンポウゲ科の福寿草はこれから大活躍のお正月の黄色い花。
根や茎には強心、利尿作用がある薬用植物らしいが、
「全草に作用の激しい成分を含むので家庭で飲用してはならない」
と書いてあった。


誰かがミクシィのアプリで育てていた「カラタネオガタマ」の大きな木が
あった。木蓮の種類だそうだ。花が咲く頃にもう一度見たい。
甘いバナナの香りがするというハーブの仲間。
こんな漢字「唐種招霊」。中国から来たから唐種。霊を招く?。。
何故か不思議な名前を持つ。気に入った樹。