羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

秋から始まる

2009年09月27日 | Weblog
先日、登録したサイトに「創作広場」というコーナーがあり、
実にたくさんの人々が作品を発表しています。小説、エッセイ、詩、
短歌、俳句、等など、丁寧にランクづけがされ、人気順位が示されます。
(親切なことに自費出版のスポンサーがついているようです)

さらに面白いのは、編集部(サイト管理)がテーマを決めて、
定期的(?)に作品を募集するらしい、ということです。

さて、今回「喫茶店」というテーマが提示されていたので、
それに沿ってわたしもひとつ詩を書いて発表しました。
創作者マイページを設定したついでに、「喫茶店」だけではなく、
他の作品も載せてみようかな、とヒマなことを考えました。

いま、「秋」に関連した過去の詩をすこしずつ拾ってきて、
詩集「薄紫の夕焼けを見上げて」(仮題)の第一章を作成しています。

そのむかし「もう帰るところはありません」という、すみれこ詩集が
ありましたが、その時、本には載せなかった詩が半分くらいありました。
同じように同じ草むらから生まれてきた「イノチ」たちが、
明確な理由がないまま活字とはならずに、数人の目に触れただけで、
ひっそりと眠っていました。

この機会に「ねえ、ねえ、起きて、ほら、秋だよ」って、
言ってみたくなりました。
秋から始まる物語が、いつもわたしは好きだったから。

枯れ葉の降り積もる季節は、すぐそこまできています。