羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

カラオケ

2009年09月01日 | Weblog
自慢じゃないけど、歌は聴くもので、歌うものじゃない。
絶対的に苦手なカラオケ。
今日、長女と二人で行ってみた。
おそるおそる受付に行くと、たくさんの若者が順番待ちしている。
場違いな気がして逃げ出したくなるような感じだったが、
娘が順番ノートに名前を書いてくれたので、
小さくなって待っていた。
「○○さま」とお姉さんが娘の新しい姓を呼ぶのを「!」と聞く。

実はわたしはカラオケ店でバイトをしていた事があるのだが、
もっと小さい店で、しかも調理場でポテトを揚げたりしていたので、
表のこれほどの賑やかさは知らない。
忙しい時にはアイスコーヒーと、コーラの見分けがつかなくなったけれど。

今日、カラオケに行ったのは歌うためではない。
(娘も歌わない)
人目と時間を気にせず、静かなところで、
すこし真剣な話をするために、彼女が提案した。

娘がいて、よかった。
そう思える日だった。
話しておこう、とわたしが決意して、彼女と待ち合わせた。

帰り道、ふたりで秋の服を見ながら歩いた。
秋色のストール、すこし気持ちも軽くなり柔らかな素材に手を触れる。