羽を休める鳥のように

きっとまた訪れる薄紫の夕暮れを待ちながら

病院の屋上

2009年09月15日 | Weblog
体調が悪いです。
毎日眠くてもちろん頭痛も律儀にやってきます。
右側の肩こりがとくにひどいのは、何故かしら。
右側のかるい顔面痙攣の再発、リンパ腺の腫れも再発。
それでも、毎朝起きて(起きてもだるい)クスリを飲み、
その日の予定をこなします。

今日は母を連れて大きな病院に検査に行きました。
検査中の待ち時間に文庫を持って行ったのに、
母が検査室に入ったとたんにものすごく眠くなってウトウト・・・。

検査が終わり、会計を待つ間、母と「この病院にきたのは久しぶりね」と
話しました。屋上からの眺めがとてもよかったね、と。
そう、わたしは母の洗濯物をするために、ここの屋上によく来ました。
母は今のわたしと同じくらいの年齢で、癌でした。
大学生だったわたしは、学校に行き、母の病院に通い、
父と兄の食事の支度をしていました。

その頃、今でも仲の良い男友達と『焦土』という同人誌を
作ったりしていました。

病院の屋上は何故かわたしに詩を書かせます。
不思議ですね。

考えてみたら、病院とはまったく縁が切れないまま過ごしてきました。
母はとても元気になりました。でも、高齢です。
今年、結婚した娘は何回、入退院を繰り返してきたのでしょう。
何回、手術したのでしょう。

自分の体調が悪いときに、苛々するのは、案外症状が中途半端なことです。
クスリを飲んで頑張れば、どうにか(めちゃくちゃ眠くても)
頑張れてしまう、ということです。
本当は何もしたくないし、どこにも行きたくない、と思うことが
度々あるのに、現実の生活の手立てが大きく目の前に立ちふさがっている。

そんなわけで、あしたもバイトです。
リトル・ピープルの話でもすこし読んで寝ることにします。