まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

久々の鞍掛山

2017-11-27 | 山歩き

父の一番下の弟であるわたしの叔父は、13歳違いなので、「おっちゃん」より「あんちゃん」と、呼ぶ方が近いのであるが、おじさんである。先日、別の用で電話をしたとき、今度鞍掛山の行ったことのない登山道を案内してくれると言っていた。

11月になって仕事の休みの日は天気に恵まれず、一度も登っていないので、朝の天気を見て矢も盾もたまらなく叔父に電話したのだった。

夏の間は、高山に登っていたので、久しぶりの鞍掛山だ。掃除をして、おにぎりを作って、熱いお茶を用意する。10時半の待ち合わせは余裕があってよい。昼ご飯を避難小屋で食べるという予定だ。

滝ケ原の駐車場で、ベテランの女性Oさんと一緒になり、3人で鉄塔コースを登ることになった。前日までの雨で、落ち葉の下は滑りやすくなっていた。

途中から「とのお新道」と合流する。

途中、紅葉が美しい。

1時間15分で頂上。叔父は早足で、わたしとOさんが、ゆっくりと歩いて登って行く。

この後、避難小屋で小宴会。

小屋の主みたいな人ばかりで、炭を熾して、取ってきたキノコをのせて焼き始めた。

各自、持ってきたものをどんどん載せていく。そのうち、ベテランの女性80才の方の登場。小屋の中は人が増えて、若者がチョコレートを分けてくれたり、年配の男性がラーメンを作り出して、北海道の山の話をしてくれたりとにぎやかな昼食を終えて、13時10分に出発。

「展望岩コースから下りよう。」と、いうみんなについていくだけのわたし。昨日も一昨日も登ったという80才のNさんは「嬉しい。わくわくする・・。」と、言って一緒に下り始めた。どこが登山道なのかよく分からない。それでも、3人は目をつぶっていても、ここがどこか分かるようだ。鞍掛山のことを熟知している。

トラロープがはってあり、急な坂を下りていくが、みんな速いので恐ろしい。Nさんは本当に80才なのか元気で、「緊張する・・。」とか言いながら逞しい足取り。「ここは登りに使う方がいい。」と、言いながら難なく下りていく。ロープと立木を支えに下りていく。相変わらず落ち葉の下はずるずるだ。

ようやく林道に出た。ロープをくぐって驚愕の事実。「進入禁止」がかかっていた。ここを来たのか。鞍掛山は、コースが日々変化し、鉄塔コースも正式ではないらしい。展望コースも、今まで使われていたようで、ちゃんとトラロープがあるし不思議だ。

登り1時間15分、下り1時間と短時間の山登りではあるが、結構冒険ではあった。

ベテランの方々、ありがとうございました。きのこは、毒キノコではなかったようで今も元気だ。