まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

矢立て

2017-10-13 | 弓道

便利軒に頼んであった矢立が出来た。

以前、矢の話をしていた。猛禽類の羽を使えなくなって、無用の長物みたいになった高価な矢を飾るしかないと言ってたら、廃材を使って作ってくれて、漆塗りのような仕上げにしてもらった。

玄関に飾った。いよいよ、腕を磨かず弓具を飾りだした?でも、なかなか良い。矢筒に入れっぱなしで、誰の眼にも触れさせないと、矢羽根もぼろぼろになってしまうので、ようやく日の目を見たという訳だ。

しかし、肝心のわたしの射は日の目を見ることが出来るのか。

「練習は裏切らない。」と、言うが、裏切られるほど稽古をしていないとばかりに、やたら引いていたら、右の手首と、肘が痛くなった。先輩も、審査前に引き過ぎて肩を壊したという。急に矢数を増やしても効果がない。と、言うより身体を壊す年頃である。

練習に裏切られる年齢なのか。いや、やり方が悪いのだろう。ほどほどに、身体を大切に!?山登りは、足を前へ出していればいつか頂上へ着くのに、弓の頂上は何処かいな。以前、そんなことをぼやいていたら、Rさんに「山も、違う山へ行くには、一旦下りるやろ。」と、言われ、なるほどなるほど、そうだった。より高みへ上がるには、下りるのだ。しかし、現在のわたしの位置は、雨に濡れたチブリ尾根かも・・。手が痛い、先が見えない。進んでいるように見えない。一旦下りたら登る体力がない。くうっ――情けない。

殿の笑顔の写真を見たら「頑張っても、ダメなものもある。」と、言われているように見えた。それでも、生きている間は、一歩でも前へ進まなくてはいけない。それも辞めたら、もっと情けない。



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