まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

着物騒動

2023-10-06 | 弓道
9月の終わりに、あわらの協会の方から、10月8日に一つ的射礼をということで、ありがたく引き受けたものの、その後が大変。
その電話を受けた時は、30℃を超えていた。
わたしの中では、日本も常夏か亜熱帯に突入するのではと恐れていたので、着物はどうするか?と、夏の絽の着物でも下着をつけるので暑いこの頃。
しかし、本来なら10月は衣替えなので袷の着物になるのだろう。
とにかく全部出してみた。



単衣の着物を出してみたら、紋がない。
若い時に弓具屋さんで作ったもので、うっかり一つ紋でいいと思って作ってしまった。それでも、2万円ほどしたような。
最近は、色物や正絹の袷が手に入ってそればかり着ていたので、タンスに眠ったままだった。

おまけに背中の紋は、男の人のように〇で囲ってある。
薄いいぶし銀のような色なので、あまり目立たない。
道場仲間に借りてみることにしたが、残念ながら、生地が張りすぎていて、襷をかけて弓を引くと、目の前に膨らみができる。おまけに少し大きい。
急いでメルカリで喪服の単衣を頼んだらすぐに届いた。
新品で安い、わたしが小柄なので裄丈は良かったが、袖丈が若干短い。
襷をかけると、外れそうだ。
よく見ると、長くできると気付いた。
着物は切らずに織り込んで縫うので、洗い張りをして縫い直すと、誰のものにでもなる。日本の文化はすごいと思う。
しかし、感心してはいられない。袖の出したところにアイロンを当てても横線は消えない。これも、洗い張りをしない限り消えないだろう。
スチームを当てたら縮むだろうし。とりあえず、目立たなくはなった。
その袖に合わせて、じゅばんの袖を下着に直接縫い付ける。
「大ウソつき襦袢」だが、暑いときはこれがよい。

しかし、10月に入って、おや!!秋ではないか。
長袖がほしい。と、なるとメルカリの単衣は完全に夏の薄物だと気付いたのだ。不採用。着るものがない。もう日がない。
そこで、自分のポリエステルの着物をどうにかしよう。
洗えるし、本当はこれが一番いいのだ。でも、胸に紋がないと貧弱に見える。
ただでさえ小さくて貧弱なのに。
かといって、大きな貼り紋をつけるわけにはいかない。
いつも行く裁縫用具店へ行く。
最後のたのみ。レースを買った。
正式名称は、マーガレットレースミニ。これを、切って縫い付けた。



夜、道場でMさんに見てもらったら、彼女も胸のところに紋がないという。
全然大丈夫と言ってくれて、ついでに、そのレースを分けてあげた。
紋などは、近くによって何の紋か確かめる人はいない。
射礼で大事なのは射なのである。
まずは、着るものが整ってよかった。

射礼は女性3人で一つ的。
全国レベルのふたりにはさまれて・・と、先輩に言ったら爆笑された。
たぶん、雲泥の差の実力を見せることになるだろうという意味の笑いである。
わたしの役目は流れを止めないようにするだけである。
せめて、会の5秒持ちはクリアしなくては。
先輩は、3秒しかないという。わたしは、4秒はあると思っている。
後3日で何ができるか。
木曜夜は、道場の仲間が合わせて稽古してくれた。
改めて、着物の問題より大きな問題があったことに気づいた。







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2 コメント

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Unknown (Yちゃん)
2023-10-06 13:34:47
 ご苦労様,準備は大変ですね。
私もこの週末は袷を着ます。お互い場所は違えど頑張りましょう。
きんちょ~の (まこ)
2023-10-07 20:54:12
Yちゃん
きんちょ~の夏は終わったのに、ホントの緊張の秋。いらぬ心配をせず頑張ります。
前に、Mちゃんと某道場でお手合わせ頂いたのだから出来る、出来ると唱えます。

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