岡田准一は木更津キャッツアイから、恐ろしく成長し、今や武道家とか柔術家というところまで名を広げている。
「明鏡止水」(NHK)の番組で、武術の達人たちが集結し、熱いトークと秘伝の技を繰り広げる中、岡田はただ者ではないなと感心する。
以前、弓道の角見の働きを説明した時、難なくそれを実現してしまうところを見て脱帽の感だった。武術の番組なので、兜を脱ぐという方がふさわしいのかな。
さて、その岡田准一が、殺陣も素晴らしかった「散り椿」の映画の中で、印象的な栂並木のシーンがある。名カメラマン木村大作監督の映画は、美しいシーンとカメラワークが圧巻である。
このロケ地は、上市町の山里にある立山寺の参道だ。
今回の旅行の帰り道に寄れるところにある。
どうしても行きたい。馬がその栂並木を土ぼこりを蹴立てて走るシーンも素晴らしかった。
また、主人公の瓜生新兵衛が故郷の藩に戻る街道のシーンでもある。
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ここです。ここです。あのワンシーンが蘇る。
ここを、岡田が歩いたんです。このあたり。この辺、この辺。
せっかくだから寺の方にも足を伸ばした。
立山寺(りゅうせんじ)は、富山県中新川郡上市町眼目(さっか)にある曹洞宗の寺院。山号は眼目山(がんもくさん)で、町名の眼目(さっか)とは読み方が異なる。通称は眼目の寺(さっかのてら)。
結構長い栂並木を抜け、いくつも門をくぐると、眼前に立派なお堂が。
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内山邸での西島秀俊と岡田准一の殺陣シーンは素晴らしい。
この殺陣は、岡田自身が振り付けたとのこと。木村大作が褒めちぎった岡田の殺陣のスピード感。
やはり、明鏡止水でただ者ではないと見たのは正しかった。
とにかく、この立山寺へ寄ったことは大きな収穫だった。
出来れば、馬が川を走るシーンのところも探してみたいのだが、立山大橋の近くとのことではよくわからない。
馬が駆けるバックに立山連峰がくっきり現れてくるのだ。
こうなると、もう一度映画を観てみたくなる。