まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

一人稽古

2019-10-26 | 弓道

先日は母が鍵を無くしてわたしの職場まで来た。昼食時間だったので家まで送っていき、母が少しずつひとりでいることが難しくなっていくことを改めて実感した。

翌日は二人分のお弁当を持って昼を一緒に食べて、また仕事に戻った。夕方ちゃんと食べているか帰りに寄るのだが、あまり栄養のありそうなものを食べていないので、時々刺身を買っていったり、買い物をして簡単なものを作ったりするが、毎日というわけにはいかない。

日々忙しなく過ぎていく。時々自分の予定が重なっていて、うへーー!ダブルブッキングと、慌てて取り消しの電話をするときの恥ずかしさ。

それでも、週3回の夜の弓道の稽古はなるべく行くようにしている。もう少し上手になりたかったら毎日でも引くべきかと思うが、これが限界。土曜は隔週個人使用なので、来る会員は少ないが必ず誰か来ている。しかし、道場に着いたら真っ暗だった。

そんな時は、タブレットで自分を映して自己チェックするしかない。黙々と引いていると、焦った弓になってしまうので、この方法がいいかなと思う。

しかし、久々に見た自分はふっくらと丸くなっていた。改めて突きつけられる現実である。おまけに、顎が上がっていくのが変。少しあごをしめて引いてみたら、矢が的前で落ちた。上下の狙いが変わるなあと思いながら、あーでもない、こーでもないと考え、なかなか思うようにいかない。弓は回るが、残心で傾きすぎる。

覚えの悪い生徒を教えているような気がする。自分で自分を評価するのは一番厳しい目になっている。出来ていると思ったことが、ことごとく砕かれていく。

繰り返して、10本ほど引いたら、それだけでへとへとになった。それでも、この出来の悪い生徒を見限るわけにはいかない。もう審査まで1週間しかないのに、仕上がらないなあ。

先週、仲間で稽古しながら、これではなかなか仕上がらないなあとぼやいていたら、「本番で仕上げれば!!」と、言われ「いい考えやねぇ」と、同意したが、山でガスに包まれている気分だ。行き先が見えない。上を目指しているようだが、どこを歩いているのだろう。

 


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