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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

取立山

2020-09-19 | 山歩き
2か月ぶりの登山。白峰村から福井県勝山市に向かって行く。
白山市と勝山市にまたがる取立山は標高1307mだが、登山口から頂上までの標高差は520mほどなので丁度よい。
夏の間、あまりの暑さに引きこもりの日々だったので体力に自信がなく、初心者でも行ける取立山コースを行くことにした。

10時に到着すると、車が6台ほど停まっていた。
大滝やこつぶり山へも行きたいが、今回はお預け。

登山口では思ったより涼しくて、登山道も木陰になって爽やかだった。
風も空もすっかり秋の気配。


りんどうが可愛い。


今年は「熊餌調査」で、ブナの実が殆どないということで、熊が里まで下りてくる。道標も、熊にガリガリやられている。

山の先生は、今年鞍掛山と鈴ケ岳で熊に正面から出会っている。
この日もクマよけの鈴をつけていた。
道標のペンキの文字部分が削られていた。
山と渓谷の本に「熊を知る」と、いう特集が以前あった。
人間が熊の住む山に行くので熊にとっては迷惑なことなのだ。
熊も人間に会いたくないはず。なので、なるだけ音を立てて「来ましたよー」の合図をするために、熊鈴やラジオは有効。人もたくさん行き来すれば熊も寄らない。山菜採り等でばったり遭うのが危険。

熊は道標のペンキや、木道のクレオソート、ガソリンやオイルの匂いが好きで引き寄せられるそうだ。整髪料やシャンプーも。
刺激的なにおいが好きなのだそうだ。
と、いうわけで、道標のペンキを塗り直したりするとやってくる。




1時間40分かかって登り、丁度お昼。
頂上では白山が雲に隠れていて残念だったが、鉢伏山、大長山・・・と、山々の景色に心が洗われる。
保冷材で冷やしたキュウリの漬物が美味しかった。

頂上の道標も、熊に削られていた。

下山で秋の気配をみつける。
13時25分に下山。登山口に到着。
さあ、白山里温泉へ行こう。