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まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

久々の稽古

2013-03-08 | 弓道

8月の県体以来、加賀市の道場へ行けなかったが、暖かくなったので、初めて弓を担いで道場へ向かった。

加賀市の道場は3階にあるので、階段を上る時点で息があがる。シルバー川柳みたいなものだ。「目には蚊 耳には蝉を 飼っている」というのがあった。「階段で 足が上がらず 息上がる」と、できた!と、喜んでいる場合ではない。

あづちに水を撒いていると、知らない顔ぶれが何人かみえる。新しく入った教室の人たちだ。浦島太郎のようなものだ。

みんなが、「おおっ。大丈夫か。」と、声をかけてくれる。友達のも〇ちゃんに作ってもらったストレッチのメニューを、無理しない程度に1か月続けていたお蔭か、なんとか引けるようになったが、頬付がつかない。いや、それは前から付いていないだろう。と、指摘される。4本ほどしたら、前のびくの癖が出た。前の癖が出たということは、復帰した証拠だと笑われる。髪に弦がかすったので、来週の試合にかつらが飛んだら失の処理はどうするかと、心温かい仲間たちが、あーじゃこーじゃと考えてくれる。Tさんが「わたしが、どたっ!と、ころんであげるわ。みんなの気をそらして、その間に失の処理をすればいいやろ。」と、それを受けてだんなが「矢道に飛んだら誰が取りにいくか・・」と、夫婦漫才ではないか。

数本しか引かなかったが、笑ってばかりで、心地よく疲れた。たぶん、厳しい弓の道には程遠いが、「まあ今日はこのくらいにしておいてやるか。」と、早々に道具をしまって皆のお手並みを拝見。半年留守にしている間に、みんな非常にうまくなっているということはない。相変わらずの様子に、弓の道は厳しいと思った。しかし、少しずつ良くなっているのだろう。どこかで、力を発揮するに違いない。わたしは、最悪の事態を避けるよう努力しなくてはならない。