まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

妻置き去り事件

2010-04-02 | 事件簿
日曜日、実家に寄った。
父から電話で叔母さんからの結婚祝いを預かっているというので、もらいにいく。

母は生憎風邪をひいて、声が出ない。
母の小さな声を通訳しながら、父と機関銃の撃ち合いのように激しくしゃべっていた。

話のついでに、過去の事件が明るみに。
父と母が出かけるときに、軽のバンの後ろに荷物を乗せた母は扉を閉めた。
そのとたん、せっかちな父は車を発進した。
母が後ろの座席に乗り込んで、ドアを閉めたと勘違いしたらしい。
結局、母は置き去りにされたとのこと。
どこで気づいて戻ったかまでは聞けなかった。
爆笑して終わってしまった。

そのうち、父は
「ばあちゃんの風邪が移るといかんし、はよ帰れや」と、言う。
わたしは、当初の目的のお祝いを貰うべく待っていたが、父は気づかない様子。
「おばちゃんたちのお祝いは?」と、言うと
「はよう言わんか。忘れとった・・」と、言う。
言い出す隙を与えなかったのは誰じゃ。

この父の前では、いろんなことが、置き去りにされる。

ちなみに、母が車に片足をかけただけで走り出しこともあったとか。
とにかく、いらちだ。
母に怪我がないのは、高速道路失踪事件以来、父を信用していないので、常に用心しているからだ。
まるで、TVの「サスケ」に出場しているようなものである。
緊張と俊敏な動作を身につけていなくてはならない。
母が、怪我をしませんように。