黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

霊仙寺山

2020-07-17 20:08:58 | 
朝ちょっと出遅れたので登山口まで車で10分、
地元の霊仙寺山へ。
晴れ間出た〜


霊仙寺跡から苔生した参道を。。。

奥には奥ノ院社殿跡、護摩の巨石

ここから登山道。じめじめした尾根登りが続く

ミズナラ林を抜けると急登続き

ダケカンバとブナの林を抜けると開ける展望


飯縄山も見えてきた

アザミに吸蜜クジャクチョウ

ソヨゴの花が登山道にハラハラと落ち


クルマユリやミヤマホツツジが咲き始め


テガタチドリはそろそろ終盤

ハクサンオミナエシやマツムシソウはこれから

シラタマノキは花

アカモノは実

登山道はもちろん山頂も貸切。

長野市街地を見下ろせば千曲川の手前側に
連なる低山、山城跡がそこここに。
浅川ダムの左手に
髻山城跡、若槻城跡

浅川ダムの右手に
枡形城跡、大峰城跡、葛山城跡、旭山城跡

そういえば滑りやすい急斜面の登山道の迂回
ルートが切ってあったけれど笹の切り株が
多いのでまだ注意が必要。
今日はじめじめの登山道だったので下山も注意。

葛山城跡

2020-07-16 20:58:57 | 
午後から葛山城跡へ。
頼朝山トンネルの上あたりにある静松寺から。
山頂(主郭)からは思ったよりも展望がありました。

静松寺の奥へ進んで頼朝山と葛山とのコルに
出ます。(頼朝山も山城)
葛山城跡へはアカマツやコナラの林の尾根登り。

30分くらいで山頂の広場に。
案内板と東屋があります。

南に旭山、東に大峰山がよく見える位置にある
葛山城跡は上杉謙信によって築城され、
武田氏方の善光寺別当栗山氏が籠る旭山城跡と
対峙しました。(↓写真中央が旭山)

大峰山


また千曲川を挟んだ松代城、尼厳城跡、鞍骨山城跡
も見える場所です。


主郭を中心に西、東、北に伸びる尾根に曲輪が
配置されています。東西の尾根には二重堀切も。
西側堀切を見下ろす↓
曲輪がいくつか


北側の曲輪もいくつか

ちょうどノリウツギが見頃でした。

旭山城跡

2020-07-14 18:24:41 | 
昼前から雨が止んできたので軽く長野市の
旭山城跡へ。

朝日山観世音堂の駐車スペースに車を置いて
歩いて20分程度で旭山城跡というお手軽さ。
旭山全体が城になっていて第二次川中島の合戦
の舞台となりました。
武田信玄が上杉謙信の川中島進撃を牽制する
ために築いたとされています。

本城は土塁、石積み、堀切などの跡が見られます。

尾根の先端には展望台。見張台だったのでしょう。

千曲川の対岸の尾根がよーく見える。
昨日の若穂太郎山や松代の尼厳山、ちょっと木々の
間になるけれど鞍骨山など。
角度を変えれば木の合間から大峰山、葛山なども。
どれも山城があって川中島の合戦時に攻防を
繰り広げた場所。


旭山は約1000万年前に活動した海底火山の
噴出物である裾花凝灰岩層でできています。
大きな岩も露出してます。

ダム側から登る北側の登山道は崩れているので
通行止めになっているので注意です。


若穂太郎山(史跡コース)

2020-07-13 16:19:46 | 
今日は日中雨が降らず、気温もそう上がらない
予報ということで、若穂太郎山へ。
山頂からの景色もまずまずでした。


いつもは岩場多めのスカイラインコースで登る
のだけれど、今日は前山城跡、霜台城跡を辿る
コースで登ってみました。
登山口は電柵&ガッチリゲート。

ゲートを開けて入っていくと民家の裏山を登る感じ。

尾根に取り付くと岩がゴロゴロしているところも

登り上げるとアカマツ生える平坦地。前の山砦跡。

ここから南側に大きくトラバースして弾正岩。
霜台城の見晴台といわれ畳10畳くらいの巨岩。
県道菅平線が一望。江戸時代から明治時代に
かけては保科大笹道として庶民に利用された道
でした。

再度尾根に乗り上げて霜台城跡。
石積みの曲輪がいくつも。堀切も。
保科の豪族、保科弾正忠正利が築城し居城した
と伝えられています。
現在は樹々が茂って善光寺平が見えにくくなって
いるけれど、当時は善光寺平が一望できる要害城
だったとのこと。

少し登ると展望台。善光寺平が見えます。

クマ太郎岩。何となく横向きのクマのマスコット風。


三村境でスカイラインコースと合流。

この先ササが登山道を覆い、クモの巣が行く手を
阻む。。。
急登を登り上げると若穂太郎山山頂。
飯縄山から高社山あたりまで割と良く見えました。


ヨツバヒヨドリ、オカトラノオが盛り。
アサギマダラ、ヒョウモンチョウなど吸蜜してました。

誰もいない山頂は思いの外風も涼しく快適。
今日は比較的涼しかったけれど、この辺りの里山
は春、秋がオススメかな。

涼しい一日

2020-07-12 16:24:01 | 暮らし
気温も朝から上がらず、雨が降ったり止んだり
涼しい1日。
朝のうちにブルーベリー収穫していると
オニヤンマが羽化して羽を乾かしている
ところに遭遇。
しばらくして飛び立って行きました。

昨日から静岡の友人夫妻が来ていて久々に
うずら家へ。ここは人が来てますね〜。


食後に宝光社へ散策。
いつ見ても彫刻が見事です。

さらに足を伸ばして雨の中タングラムの
ラベンダー園へ。綺麗に咲いているところも
多く、香りも漂ってました。まだ蕾のところも
あるのでしばらく楽しめそう。

戸隠古道から越後道へ後半

2020-07-05 19:32:15 | ガイドツアー報告
2日目は大橋からスタートして笹ヶ峰まで。
雨が降ったり止んだり、ガスが出たり、時に
日差しが出たりと忙しい天気でしたが、
変化のある森の中をじっくり楽しみました。

ガスが降りてきた新道分岐

ジメジメとしたこの時期に目立つショウキラン。

地蔵桂にも立ち寄り。

大きく穴の空いたヤチダモの大木に入ったり。

製材所跡に立ち寄り

夢見平歩道を歩いてダムを見下ろし、ツアー終盤。

キャンプ場手前で雨に降られるも雨具を着ることなく
キャンプ場の駐車場に到着!
2日間、大変お疲れ様でした!

戸隠古道から越後道へ前半

2020-07-04 19:41:39 | ガイドツアー報告
戸隠古道から越後道をつないで歩くツアーの1日目
梅雨空の下、一ノ鳥居苑地から大橋まで歩きました。

展望は開けなかったけれど、予報ほどひどい雨降り
にはならず、雨が降ったり止んだり程度ですみました。

しっとりと雨に濡れた宝光社の階段を登り神道で
中社へ。

中社には「夏越の祓」の行事で笹の輪が施されていて
半年に一度の厄落としとのちの半年の健康を祈願
します。

輪を3回くぐります。

越後道男道との分岐からは越後道へ。
道が沢と化してました😅 

念仏池まで来ればキャンプ場入口はもうすぐ。

キャンプ場入口から大橋までは車道歩きでしたが
雨も小降りで今日のルートは終了。
足慣らし、お疲れ様でした!
明日は笹ヶ峰まで。