黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

登り納め飯縄山

2019-12-31 15:15:25 | 
黒姫高原スノーパークは雪が溶けてしまいクローズ。
明日元日もクローズとのこと。いやはや・・・

そんな感じなので地元のお山、飯縄山へ登り納めに。

朝から良い天気だけど午後から雪になるとのことで
午前中にサクッと。
大晦日なのに温〜い南風。登ってると暑いし。
一ノ鳥居登山口の雪も少々。まだササも埋まっていない。

登山道がわかる感じ程度の積雪なので登山道を行くのみ。
台風19号の影響だと思うけどアカマツがかなりの数
根こそぎ倒木。登山道上の処理はしてある。


駒つなぎの場からの冬道(尾根上)はササだらけで
入っていけず(入っている足跡はあったけどササも
低木も踏みまくり)、夏道通りに。
天狗の硯岩辺りは下部よりはやや積雪増。

見晴らしが良くなってきたけれどどこも雪は少ない。

中社との分岐付近から奥宮方面と振り返って
トレランの人とすれ違ったらノーズリーブだった😲 

奥宮のピークから山頂。多いところで積雪50〜60cmかな。

まだ青空も見えていたけど黒姫山、妙高山方面は厚い雲。
山頂にダルマの雪だるま?
北風に変わって雪もちらつきだした11時頃。


早々に下山。下りは五地蔵辺りまでアイゼン着けて。
昼過ぎに下山して信濃町に入った辺りから雪。
まとまった雪になってくれ〜。(もう何度も祈ってるけど)

皆さま、良いお年をお迎えください。

黒姫高原スノーパークの様子

2019-12-29 19:20:33 | テレマークスキー
今朝は晴れわたって黒姫山、妙高山がくっきり
だいぶ雪が付いてきたけれど。。。。

昨日オープンした黒姫高原スノーパーク。
今日行ってみた〜。
思ったより良い感じに見える!
が、ブッシュがそこここに。一部地面も。。。
車道や通路(溝)も埋まっていないのでそのままの
形が出現。
気をつけないとヤバイ感じ。
圧雪してない(というか出来ない)ので凸凹多し。
ただ思ったほど気温が上がらなかったので
午前中はそこそこ柔らかい雪。

しっかりとひと降り、いやもっともっと欲しい!
天気は良かったけどね〜
年末寒波に期待!

ようやくオープン

2019-12-28 15:05:27 | 暮らし
昨日からの雪は思ったほどの積雪にはならず、
我が家で10cm程度。
でも気温が上がらず、時折雪の降る1日なので、
朝からの積雪変化はほとんど無し。

地元の黒姫高原スノーパークもようやくオープン。
とはいえまだまだ積雪は少なく、とりあえず第1クワッド
リフトと第3ペアリフトは動いているみたい。
昼間も降っていたようなので少しは良いかな。
周りのスキー場も一斉に一部滑走できる程度には
なった様子。

昨日から東京の友人夫妻が遊びに来ているので
のんびり過ごしてます。

昨日は久々に「カフェ茶坊主」でランチ。
焼きカレー               ジューシーハンバーグサンド(だったかな)
いずれもサラダ、スープ付き

今日は友人が気に入った平八蒲鉾を買いに上越へ。

今日のランチは近所の「黒姫食堂」
(ちなみに明日12/29〜1/8は休みだそう)
グリンピースのフリッジクリームソース   ソーセージとりんごの塩バターサンドと
                   クリームチーズとマッシュポテトのサンド

食べてばかりだけど(^^;)  雪はまだ少ないけれど
そろそろスキーモードにシフト。

冬芽(ホウノキ)

2019-12-27 12:06:02 | 冬の自然観察
昨晩は強めの雨。
すっかり雪が溶けた雨の今朝から午前中に雪へ。
とはいえホームゲレンデはオープン出来ず、周りの
スキー場もオープンしていてもゲレンデ状況は良くはない。
この雪、相当積もるほどでもなさそう。
寒気カモーン!

【ホウノキ】
これも大きい冬芽。
トチノキのベタベタカバーとは違ってシュッとした
スタイリッシュ(?)なレザーのコートを着ているような。(私感)
この冬芽の中には葉っぱ5〜8枚がスタンバイ。

この辺りは4月くらいになるとコートを脱ぎ出して
葉っぱを広げ始める。
もちろんそれぞれの葉っぱが重なり合わないように。
葉っぱは皿、包む、お面、風車などなど実用にも
クラフトにも役立つ一品に。


冬芽(トチノキ)

2019-12-26 19:59:30 | 冬の自然観察
年末の大掃除、断捨離も含め少しずつ前進。
今日はログの拭き掃除&換気扇&ガスレンジ掃除。
丸ログは丸太の上側にホコリとカメムシ&テントウムシ
死骸が溜まりがち。掃除機&水拭きでスッキリ〜✌️
換気扇やガスレンジの汚れもスッキリ〜
普段見て見ないふりしているところにも手を入れ
捨てる捨てる。
そして整体で身体のメンテも。😊 

さて、冬芽の紹介。

【トチノキ】
これもめちゃめちゃ目立つ冬芽のひとつ。
艶のあるベタベタしたカバーに覆われた大きな芽。
このベタベタカバーが芽の乾燥や虫から守る役目
として重要。確かにこの芽がかじられているところは
見たことない(私のみの確認)
ちなみに舐めてみたことあるけど無味無臭。

芽吹きの頃にはベタベタカバーを脱いで大きい
葉っぱ(手のひらのような形の葉)が出てくる。
大きい葉っぱが効率よく光合成できるように重なり
合わないよう配置。

四阿屋山

2019-12-25 19:57:37 | 
昨日の雪は思ったほど積雪にはならず。。。
一応ホワイトクリスマスなんだけどさ。

気を取り直して、天気も良いし里山巡りへ。
筑北村の四阿屋山、展望所からの北アルプスは絶景!
水を司る治水の神として崇められています。


いくつか登山口があるけれど、メジャーな中村ルート
の登山口から。
坂北駅方面からの林道は舗装されているけれど
駐車スペース近くまで登ってくると北側は数cmの
積雪が溶けないままなので注意。


登山道上も数cm程度の積雪。
そしてこの山も留山、ここは3年間が山主?

途中に御嶽石造物群があるらしい。帰りによってみよう

トラバースしながら進むと権現池と分岐。
権現池は清水が湧き出ていて名薬とされていたとのこと。

分岐からは尾根登り。
山頂手前の小ピークが展望台。
北アルプスが一望!

綺麗に見えてます。
前穂高岳、奥穂高岳、常念岳、南岳、横通岳、大喰岳、東天井岳、槍ヶ岳、大天井岳
燕岳、餓鬼岳、烏帽子岳、南沢岳
不動岳、七倉岳、北葛岳、針ノ木岳、蓮華岳、赤沢岳、鳴沢岳、爺ヶ岳
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳
チラッと雨飾山


展望台からひと登りで山頂。
海老の尻尾がバラバラと落ちてきて真っ白の山頂。

北面は10cm程度の積雪とブナの原生林。
鳥居があって四阿屋神社の奥社建物があります。


冠着山も見えました。


下山途中に登山道をショートカットして石造物群へ。
御嶽石造神像・不動明王の石造物の数々。

筑北村では正月に餅を食べないところもあるそう。
神様が正月に餅を食べたら腹を壊したなど諸説あるらしいが
そんなところからの風習らしい。
代わりに長生きするように長い物(そば、うどん)を食べるとのこと。
地域特有の風習、面白いですね。

冬芽(コブシ)

2019-12-24 13:46:58 | 冬の自然観察
明け方から雪が一日中降り続いている黒姫ですが
それ程の積雪にはなりそうも無い。。。。
もう何度も雪乞いしてるけど...

さて、冬芽の紹介。

【コブシ】(この辺りでは日本海側植生でキタコブシかな)
毛皮のコートを着ているような大きな芽が特徴的。
大きな芽は花が咲く芽、小さめな芽は葉だけ。

里の開花は4月中旬頃から。
毛皮のコートを脱いで白い花びらが大きく開くので
とても目立つ存在。
(脱いだ毛皮が地面に落ちてて毛虫と言ってた人がいたけど)
山ではヤマザクラとコブシのピンク×白の共演が綺麗。
花は良い香りなので近くを通ると思わず立ち止まって
くんくん嗅いでしまう(笑)
香りの評価は人それぞれだけどね。
花だけでなく枝を折って香りを嗅いでも良し。

冬芽(ヤマウルシ)

2019-12-22 18:12:58 | 冬の自然観察
「冬は葉っぱが落ちて無いから木の名前がわからない」
(落葉広葉樹の場合ね)という話をよく(?)聞くけれど、
私は冬の時期に木の名前を覚えたので、葉っぱが
開いたらわからなくなった(笑)

冬の時期に「この木何の木」の決めてだったのは
冬芽(寒い冬を過ごすための姿)
葉痕(冬を前に葉っぱを落とした跡)
これがそれぞれに特徴があって面白い。
そんな冬芽や葉痕をたまに紹介しようかと思います。

【ヤマウルシ】
ちょっと赤みのあって短い毛で覆われている芽ですね。
そして冬芽のすぐ下にハート型の葉痕も。

これが春になると伸びてくるんですね〜
赤みはそのまま。
ヤマウルシといえば「かぶれ」。ウルシオールという
油脂成分が原因物質。
私は触ったくらいでは反応しないけれど、人によって
はひどくなるアレルギー反応。
山菜と間違えて採取する方もいるので気をつけて。