黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

紅葉の虫倉山

2013-10-28 16:47:02 | 
紅葉&晴れを狙って虫倉山へ。
信州百名山のひとつで低山ながら展望抜群の山。



今日は専門学校卒業生のOくんとKさん、Kさんの山友
と私の4名で。
行程が短いので紅葉とゆっくり山頂でランチ&展望を
楽しむのが目的。

登山口方面への目安になる水車小屋で合流して不動滝
コースの登山口へ車で移動。


駐車スペースから10数mで不動滝。(近!)


不動滝コースの登山口を通りすぎて広場とトイレの脇
からさるすべりコースへ。
ここは草丈が高くなっているので、あまり通っていない様子。
トラバース部分にはチェーンが張ってある。


しばらく行くとさるすべりコースとの合流。
この辺りから明るい広葉樹の林へ。


急斜面をつづら折りで登る。
黄色に輝く葉、イタヤカエデかな。


先へ進むと奥の院
後ろに岩壁を背負ってる。


ここからの道は・・・
左側が落ちた鎖場でした


色合いも増す紅葉。


平坦地でひと息。明るい広葉樹の林、気持ち良い。


この先、しばらく両側切り立った細尾根の鎖場登山道。
結構な傾斜、登りなら良いけど下りはお勧めしないなあ。



高度を上げると赤が映えるように



ほどなく山頂。ツアーの団体がいました。
いやー良い展望。
槍、穂高方面


西岳、高妻山、戸隠方面


後立山方面をバックに本日の4名


白馬方面


山頂でのんびりランチと展望を満喫。
望遠鏡もあり!(高さが絶妙で、腰が痛いけど・・・)

ま~ったりした後は不動滝コースで下山。
途中、ふかふかの脇尾根の先にあるオレンジの傘の下に
寄り道。



登山道に戻って



進んでいくと北斜面はカラマツ林に。
東屋の展望はいまひとつ。

広い沢地形をつづら折りで下る。途中に岩がゴロゴロ
している金倉坂。ここは何の跡だろう?


不動滝上流部を渡る。ここはハコネサンショウウオの
生息地ということで保護していると看板あり。
「サンショウウオを捕まえたり飲んだりしないでください」
と・・・飲む人いるのか?サンショウウオを・・

杉林が見えてきたら登山口。
紅葉と展望を満喫の虫倉山でした。

色鮮やか苗名滝

2013-10-27 16:13:39 | 自然
台風一過で冷え込んだ今朝。
北側にある我家の外の温度計は0℃

天気は変わり易く、青空が見えたり、ガスがかかったり。
少し好天してきたので紅葉を期待して苗名滝へ。

関川の県境の橋から上流を見ただけでも わおぉーって
感じで期待できる色合い。

駐車場から見る川沿いの斜面は素晴らしい紅葉
赤が映えて良い感じ! (写真より実物の方がもっと良い)
去年より綺麗な気する!


滝に近づくにしたがって若干雲がかかって・・・
それでもこちらもいいなあ。


途中から雨に降られたけれど、それもまたみずみずしい
色合いを演出。

恒例の同窓会?

2013-10-26 14:43:17 | やまもりてんこもり
最近恒例になりつつある
野外で楽しむ趣味の珈琲焙煎の会
というより、大学の研究室同窓会となってますが・・・

今年は9名が紅葉の、そして台風の影響のある中(笑)
研究室の教授だったM先生を筆頭にやってきてくれました。
こうやって続いているのもM先生の人格によるものですね。
とっても気さくな先生です。
出張先の各地で今でも卒業生に声をかけて集まりを持って
くれます。


さて、今日は皆さんが集まる頃まで雨風が強かったので、
毎年野外でやっている焙煎だけど、今年は地下室で。

リピーター7名は思い出しながら、ビギナー2名は経験者
それぞれのやり方を盗み見しながら。



煎った豆は各自ミルで挽いて、プレスで淹れてみました。
それぞれ飲み比べなどしながら、お土産のお菓子と共に。
美味しいですね~。

その後は最近の学生の話や昔話などで盛り上がり、
帰りに黒姫の蕎麦屋で遅いお昼を。

天気が悪くて紅葉の風景が今ひとつだったけれど、
今年も無事開催できて良かったです。

豆・まめ

2013-10-22 20:43:41 | 暮らし


小豆、花豆、みどり豆など乾燥しているものから収穫。
ツヤツヤの色とりどりの豆たち。

薪ストーブを点けてから煮ることにしよう。
燃料の有効活用だしね。
育ってくれてありがとう!美味しくいただきます。

下ノ廊下3日目

2013-10-19 17:34:37 | 
下ノ廊下 3日目。
寝坊して、6:00ごろに出発。
ちょっと下り坂の天気予報らしい。
曇り空の中、まずはサルの群れが警戒の鳴き声
を発する登り。


ある程度登るとその後は水平歩道。



堤防の中をトンネルで通ったり。


岩壁を削ったようにすこーんと深い谷を見下ろす
水平歩道は高所恐怖症の人には大変かも(笑)



そんなすこーんと切り立った岩壁の狭い道上に
大太鼓展望場所。対岸の切り立った壁が見事。



頭をぶつけないように


これも有名、志合谷。
谷の中にトンネルを作るなんて・・・
真っ暗で足元も水たまり。しっかり防水された靴
でないと冷たい水で寒くなる。




水平歩道は水平な歩道にするために岩に穴を開けた
場所も多い。



電車の音が聞こえてきたら欅平ももうすぐ。
白馬方面も見えて。

土曜日なので阿曽原温泉小屋に向って登っていく
パーティーも多い。
最後の下りが滑り易いので注意しながら下山。

いきなり欅平駅に下りるので、観光客もたくさん。
週末だった・・・


トロッコ電車に初乗り。普通車は防寒してないと寒い~




宇奈月温泉から電車を乗り継いで黒姫に無事帰還。
明日、扇沢まで車を回収に(笑)

天気もまずまず、紅葉は来週あたりが良いのかな。
でも変化に富んだ、アトラクションのような登山道
十分に楽しめました!

下ノ廊下2日目

2013-10-18 16:36:58 | 
下ノ廊下 2日目。
早朝から霜のおりたテントを撤収して5:00前に出発。
ロッジ泊数組はすでに出発していました。
ヘッドランプで歩く星空の早朝は冷え込んで・・・
黒部ダム駅あたりでほとんどのパーティーが合流。
施設のドアを開けて登山道へ。

星空に浮かぶ山が神々しい。


つづら折りの道を下って橋を渡って対岸へ。


黒部川沿いに岩壁の迫る道、崩れた跡、丸太橋、
丸太ハシゴで高まき、岩を削った道などなど変化に
富んだルートを岩壁の紅葉、澄んだ渓流を見ながら歩く。










陽が当たってくると山容がより鮮やか。


有名な十字峡で大休止。剣沢と棒小屋沢との合流が
十字になっている場所。
他のパーティーとも合流です。


この沢を渡るのは吊り橋。揺れ揺れ~。
「一人ずつ通ってください」と看板。



そのうち見えて来る鉄塔と発電所。


そして長ーい吊り橋、東谷吊橋。



だいぶ下ってきた感じ。管理用のトンネルを通って
仙人谷ダムへ。



登山道は施設内を通る。面白い!



途中熱風を浴びる場所が数カ所。眼鏡が一瞬で真っ白に。
出口は鉄格子。


関電人見平宿舎の脇を登って先へ進む。
途中の峠はトンネル、出口は崩れた跡。
このルートの整備、本当にご苦労様です。

下りに入って阿曽原温泉小屋に到着。
撮影したり、休憩しながら9時間の道のりでした。


我々が到着したときは、テント場はまだ1張りだった
けれど、夕方までには結構な数に増えてました。
平日だけど・・・
この場所は開設期間が短いので平日もそこそこの
人出みたいです。


テントを設営して1時間ごとに男女交代の露天風呂へ。
14:30~と16:30~の2回入浴。
温泉は身体は緩められて楽になる~。
女性の時間はそれほど混んでいなかったけれど、
男性の時間帯は結構混雑していた様子。


早い夕食は棒ラーメンとおつまみ


身体も温かくて早々にぐっすり就寝できました。

下ノ廊下1日目

2013-10-17 17:42:27 | 
紅葉のタイミングを見計らって下ノ廊下へ。
台風の影響で出発予定を1日遅らせたけれど、
台風一過の天気の中、楽しんできました。
紅葉は今年はちょっと遅れ気味ということで、
最盛期ではなかったけれど・・・まあまあって
ことで(笑)


まずは1日目。
ロッジくろよん隣接のテント場で前泊なので、
ゆっくり出発して扇沢へ。
扇沢周辺の紅葉は良い感じ。
トロリーバスで黒四ダムへ。
立山など標高の高い山は雪化粧。




トロリーバスを下りて、いつもは素通りの展望台
にも登ってみた。
階段の途中に黒部の水飲み場。


黒四ダムを歩いていると、外国からのお客様が
多いのには驚いた・・・

風景を楽しみながら写真を撮りつつテント場へ。


平日のせいか、テント場は3張りのみ。
テント泊もロッジくろよん泊のみなさまも
翌日は同じ下ノ廊下ルート。


テントをたてて少し周囲を散策。
クロベの大木


台風の影響で散ってしまったものもあるようで
鮮やかさは控えめ。



夕方はどんどんと気温が下がっていって早めの
夕食後はさっさと就寝。予報通り冷えた夜でした。