黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

ラッセルか・・・

2006-03-31 17:54:51 | テレマークスキー
今は晴れてきましたが午前中はしっかり雪が降っていました。
明日、テレマークツアーのガイドをするため現地視察。
道路はOK、雪は・・・
スキーを履いて膝下、スキーを外すと場所によっては
ズボッと腰まで埋まってしまった・・・
下り中心のツアーじゃないし、初級者向けの歩きも多いツアー
んー、明日はラッセル確実、さてさて足がつらないように
塩分とっておくかなあ。

天気が良さそうなので良いことは良いのですが、前日に、
しかも3月末によく降りました。

この時期にしてこのパウダー

2006-03-30 21:24:56 | テレマークスキー
昨日の雪の中、ゲレンデに集まって滑っていた仲間から
「明日は良い雪かも」「前回の1回券余っているんだよね」
というどちらから誘うでもなく決まった今日の予定。
ついでに来年のツアーのためにいつもと違うルートを見つけて
おこう。

朝から仲間が集まって妙高へ移動。
お手軽バックカントリーを楽しみに行ってきました。

リフト上部は膝下ほどの軽いパウダースノー。
ちょうどスピードがコントロールできる積雪で滑りを満喫!
バックカントリー初心者向けの新コースもなかなか。

みんな滑れる仲間なのであっという間に終了。昼飯前だね。
この時期のパウダーに一同満足。ごちそうさま。


一変して冬模様

2006-03-29 13:56:26 | 自然
雨は夜更け過ぎに~雪へと変わりました。

家の周りは5cmほどですがずっと降っています。
道路は昨日までの暖かい気温で解けて濡れている状態。
やや明るくなったりもします。

ですがスキー場は吹雪いていて、ふくらはぎ下くらいの積雪。
やや黄砂の混じった感じの雪。この時期にしてはまあまあのパウダー。
このところの春モードに変わりつつある身体にはこの寒さが堪えます。

芽を出して膨らみかけたフキノトウがすっぽりと雪の下に
なってしましました。
まだまだ桜には早い黒姫です。

ぽかぽかランチツアー

2006-03-27 21:25:31 | テレマークスキー
テレマーク倶楽部のツアー日。
今回は歩き中心の一品持ち寄りランチツアーです。
参加者はステップカットの板の女性6名(1人は小学1年生だけど)



お酒の飲めない私の車に同乗してきたメンツはしっかりビールを用意。
しかも2人で500ml×5本。(だれがそんなに飲むんだ?!)

ま、とにかく晴天の戸隠自然園の中を通って鏡池を目指して小1の
若い力が引っ張ります。さすが冬の期間、学校で毎日クロカンの練習を
していただけのことはある。

約1時間で目的地の鏡池に到着。
戸隠連峰もくっきり。風も穏やか。



さっそくテーブルとコンロスペースを作って持ち寄りの品々を雪のテーブル
に並べます。
楽しげで、美味しそうなランチになりました。



1時間半くらいたっぷり飲んだり食べたりしながらおしゃべりタイム。
いつもは登って滑っての体力系ツアーが多いけれどたまにはこんなツアーも
良いものです。

ぽかぽかの日差しの中でたっぷり楽しんだところで帰りましょう。
足元が不安だったり、首から上が妙に火照っていたりしている人も
いましたが・・・



行きとは違うルートで出発地点に約40分で到着。お疲れ様でした。
(なぜか写真が傾いている???)



最後はネパール料理を出す喫茶店でチャイをいただいてさらに満足満足。

また企画してねえ!


長野新潟県境越えツアーその2

2006-03-26 17:52:19 | テレマークスキー
朝から南風が強い。
フロントの情報では強風でゴンドラが動かないらしい。
さあ、どうする?!ゴンドラ分歩くか?
昨晩予定を変更して朝食を1時間繰り下げたのはまずかったか?
リフトを乗り継ぐか、という話も高速リフトの運転も怪しいらしい。
さてさて、このまま温泉に入って車のお出迎えを待つのか?
という話も出ていましたが、キューピッドバレイのご配慮で
リフト1本登ったところにスノーモービルを用意していただいた
とのこと、いやー至れり尽くせりです。

で、温泉に浸かってのんびりという気持ちに後ろ髪を引かれつつ
スノーモービルに乗車。ぶいぃ~~~んとゴンドラ降り場まで
ひとっ走り。ありがとうございました。



板にシールを着けて歩き始めまたのが9:30
菱ヶ岳側の雪庇にクラックが入っていて今にも落ちてきそうな
場所を足早に通り過ぎながら登ります。
稜線は風が強く、体温を取られるので休憩にも気を使って。
これから行く先が遠くに見えています。



ところでまだ身体がほぐれていないのか堀田さんのギャグは
この時点で不発。

シールを外して滑り始めまーす。



ザラメとちょっとストップがかかるような湿雪で思い思いの
シュプールを描きました。

再びシールを着けて登ったところで昼食。
おべんとうのおにぎりと昨晩どぶろくを差し入れしてくれた
秋山さんからゆで卵を食べながら春の日差しを浴びました。

シールを外して滑ったり、トラバースしたり林道歩きになったり
して標高を下げて行くにしたがってかなりべったりな雪に・・・
ターンも厳しくなって平地にでました。

後ろを振り返ると越えてきた山脈が・・・
2日間お疲れ様でした。

長野新潟県境越えツアーその1

2006-03-25 21:54:19 | テレマークスキー
25、26日と信越トレイル主催のツアーに行ってきました。
今回は温泉1泊の放浪ライターの「
「堀田貴之氏と行く、県境越えツアー!」と銘打った企画。

コースは長野県栄村にあるさかえ倶楽部スキー場から入山して
県境を越え、新潟県上越市(旧安塚村)キューピッドバレイスキー場
まで行き、温泉宿に宿泊して翌日キューピッドバレイスキー場
上部から県境をかすめつつ長野県飯山市の森の家まで。

さて初日、予定時間より早く集合場所の森の家に着いて知合いの
スタッフらと話しつつ準備。
ロビーでは今回のイベントの主役、堀田さんが朝食を食べつつ
くつろいでいました。

集合して自己紹介の後、車に乗り込みさかえ倶楽部スキー場に。
立派な建物のわりに車は数えるほどで滑っている人が少ない・・・
しかも村営、しかも晴天、しかも土曜日、しかも春休み!
村の経営は大丈夫なのか!?(と要らぬ心配をしてしまう)
ま、いっか。

ところでスキーツアーご一行様は計9名。



後で考えると個性派揃い。(出発時は考えられなかったけれど)
リフト2本乗り継いで上部から歩き始めたのが9:30

林道をトラバース。時々休憩しながら堀田さんのボケにつっこみをいれる。



そうこうしているうちに県境の稜線の大きな池、野々海池へ。




まわりはブナの林でその周りからの雪解け水が湧き出て作られた
池で枯れないらしい。きっとブナ林がたっぷりの水を大地に
しみこませて保水しているのだろう。
そこを横一線で横断。
県境にある湿原で昼食タイム。(後で知ったけれど湿原には貴重
な植物があるので信越トレイルから外して欲しいらしい)
堀田さんからネタも仕入れました。今度使おうっと。



風も穏やかで晴天。遠くの山々、日本海、佐渡島・・・360度の
パノラマが楽しめました。



のんびり休憩後県境に沿って歩き、途中から菱ヶ岳へ向う。
菱ヶ岳をバックに。



キューピッドバレイの方もスノーシューでお出迎え。
菱ヶ岳への登りルートを案内してもらい山頂到着。
北信五岳もすっきり見えて素晴らしい展望。



しばらくするとまたもやスノーシューで2名の方がお出迎え。
すごい歓迎ぶり。

初日初めてシールを外して菱ヶ岳から短い滑降を楽しんで
ゲレンデに合流。かなり荒れてきたザラメのゲレンデを滑り
センターハウスに到着したのが15:40お疲れ様でした。

本日の宿は久比木野。
早速ロビーの麦茶をいただいて、次に「へぇーどんな感じなんだろう」
と試したキハダ茶。キハダ茶は思わず眉間にしわがよって、
口が苦渋い感じになってしまった・・・試した人は皆「・・・」
そういえばキハダの黄色い樹皮を舐めたら苦かったもんなあ。
すっかり忘れてました。

そんなとき「まずビール!」と叫んだのは堀田さん、実はビール好き。
キャッチフレーズは「Save the water, Drink a BEER!」

夕飯まで温泉に浸かったりビールを飲んだりしつつくつろぎタイム。
夕飯には山頂にお出迎えしてくれた秋山さん(元校長先生で
物知りおじさん)が持ってきてくれた赤米が入ったどぶろくで
乾杯!(私は飲めないけど)
海の幸、山の幸満載の御膳に満足満足。(写真のほかにあと数点)



部屋に戻ると何と!布団が敷いてある~。うれしい~。
至れり尽くせりだわ~ん。
とか何とか言っているうちに懇親会、就寝へ。明日も楽しもう!

















自分の弱点を見つめる

2006-03-25 05:21:59 | テレマークスキー
テレマークスクールのスタッフ研修会がありました。
副校長の指導のもと、各自の弱点を洗い出し滑りに
磨きをかけることを目的に設定してくれました。

基本から未圧雪、コブまでビデオに撮りつつ弱点を
指摘してもらい最後にビデオでチェック。

ゲレンデでの練習もあとわずかになってしまいましたが
この研修成果を生かして春の悪雪に飛び込もう。

林業作業

2006-03-23 19:05:43 | 暮らし
昨日、今日とお隣の杉の伐採作業を手伝っていました。
久しぶりの林業作業に緊張しつつも木に登り枝打ち、
ワイヤーをかけて引っ張り伐倒後の枝払いなど雪の落とし穴に
時折埋まりながら何とかメインの8本を倒しました。

お隣のおじいちゃんが開拓で入ってきたときに植えた杉も
60年くらい経って立派になり、息子達の代に残しておけないと
切ることになったようです。
お隣のお家から見えていた黒姫山も杉に隠れてすっかり
見えなくなったとおばあちゃんがぼやいていたようで
「喜ぶわい」と言いつつも名残惜しいのか写真を撮っていました。

この杉は地域の神社の鳥居や知り合いの駐車場の柱になるそうです。


まだまだ修行が足りんなあ

2006-03-21 16:45:24 | テレマークスキー
ツアーの下見を兼ねて一人袴岳に行ってきました。
今年の雪の多さか、いつになく駐車スペースが小さく
なっていましたが、他に人が入っている気配もなく
問題なく駐車。板にシールの残りで作ったハーフシールを
貼ってGPSの電源を入れて準備完了。

10:00にゆっくり歩き始めて袴湿原へ向かい、一つ目の小山を
制覇して下ります。二つ目の小山も難なく制覇してまた下ります。
三つ目の小山が山頂で11:50着
強風のため窪地に避難してコーヒーを入れておやつタイム。

下り準備をして12:20には出発。
止まるような湿雪に苦労しながら沢を滑り林道に。再びシールを貼って
そこから林道30分、登り返し30分の歩き。
林道歩きの途中に雪ロールがいっぱい出来上がっていました。



サワグルミの芽吹きも白くまぶしいくらいでした。



車の姿を見ながら最後の滑降、っていうかどこも曲がりにくい雪質。
14:00過ぎに車に到着。

「ザラメならもっと滑れるのに~」って言い訳をしながら車に道具を
積み込んで帰宅。
まだまだ雪質に左右されるような滑りではいかんですね。
修行を積まねば。