黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

哺乳類調査

2013-08-31 19:22:24 | 専門学校実習
今日は哺乳類調査のプログラム。

午前中はアファンの森に隣接する森の中で痕跡を
探して地図にマッピング。
オニグルミの殻にリスやアカネズミの食痕や
スギの幹にクマ剥ぎ、ノウサギのフンなどなど
発見してました。

こちらクマ剥ぎ、皮を剥いだところに爪痕あり



午後はコナラ林で足跡トラップと自動撮影装置の
設置。
動物の気持ちになって(?)通りそうな場所に
設置してみる!



今、雨が強く降ってきた・・・
足跡トラップは微妙だな。
とりあえず、明朝どんな成果がでますやら。

燕岳

2013-08-28 19:29:19 | 
天気予報が良さそうだったので、
好展望を期待して燕岳へ。
北アルプス方面は山頂付近の雲が・・・
だけど、富士山はよく見えた!




蓮華温泉から移動して中房温泉の駐車場で前夜泊。
暗いうちに起きて準備。
月や星がきれいなのでテンション

月明かりで登山口まで歩いて移動。


ヘッドランプが無くてもなんとか歩けるぐらい
の時間になって出発。
最初は浮き石、根っこに注意しながらの登り。
第1ベンチ、まだちょっと暗い


こんな道を登って行くと


荷揚用のケーブルの下を通る


だいぶ明るくなって第2ベンチ


緩やかな細尾根


第3ベンチ


開けたところでは八ヶ岳が雲の上にぽっかり


学校登山でもよく使われている山なせいか、
登山道は広いし、休憩ポイントも多い。

富士見ベンチは富士山方向がよく見えるように
段々にべンチあり。
今日は富士山くっきり。


ヘリが頭の上を何回も行き交っていると
合戦小屋到着。
まだ早くて名物スイカは並んでない・・・


荷揚ケーブルで上がってきた荷物をタッチ&ゴー
で搬送。近くにいると風圧が凄い。


登りもだいぶ緩やかになって合戦沢の頭。
燕山荘も見えて。


ゆるゆると、


登山道沿いの花は晩夏の花トリカブト
ウサギギクもこれで終わり



燕山荘直下はお花畑。



燕山荘についたら驚き
赤いジャージが一杯、学校登山でした。
落ち着かないので燕岳へ。


途中は花崗岩のオブジェを見ながら



トウヤクリンドウ


終わりかけのコマクサ


山頂からの穂高連峰、槍ヶ岳は山頂付近だけ雲が~


燕山荘の赤いジャージが居なくなったので
燕山荘まで戻ってしばしまったり。

下山始めたら自衛隊様ご一行も登ってきた。
訓練?

合戦小屋でさっきの赤いジャージの集団を追い越し。
途中で他の学校登山の集団も休憩中。
やっぱり学校登山の山ですね。

平日だけど登ってくる人は多いなあ。
やっぱり北アルプス入門の山ですかね。
早出早着で午前中に終了~

白馬大池

2013-08-27 20:45:25 | 
蓮華温泉から白馬大池&白馬乗鞍岳へ。


昨晩の雨が朝方少し残っていたけれど、
回復傾向ということで、少し遅めの出発。

蓮華温泉駐車場では爽やか青空が広がって
期待大!雪倉岳も良い感じ。


露天風呂との分岐から始まり。


木漏れ日の中の登山道。
風が通らず、蒸し暑い。


登山道沿いはカニコウモリやアキノキリンソウ、
ウメバチソウ、ヤマブキショウマなどなど
花柄が白い毛で覆われたチョウジギクも。


登って行くとコメツガ林


ゴゼンタチバナも赤い実に


陽当たりの良い場所はアザミやトリカブト


天狗の庭はハイマツの庭


この辺りからの雪倉岳、朝日岳などは残念ながら
雲の中。行く先もいまいち...
下りてくる人に聞けば、風が強くて目紛るしく
変わる天気とか。

さてさて

ま、先へ進もう。

沢地形の陽当たりの良いトラバースでは
ヤマハハコ、モミジカラマツ満開、


お、ちょっと見えてきた


そしてぽっかりと白馬大池。
お花畑の最盛期は過ぎ去っていたけれど、
それなりに楽しんで。

小蓮華山へのルートをバックにチングルマも
ひらひらと花柱が風に舞って。


エゾシオガマ&ミヤマセンキュウ


タテヤマリンドウ


黄色鮮やか!シナノオトギリ



写真撮影しながら白馬乗鞍岳へ。
ルート沿いにはヨツバシオガマ、


ミヤマミミナグサ


途中のハイマツ下にライチョウ


個人的には雪のあるイメージが強い山頂



親子連れも結構すれ違った。
長野県は小中学校は1週間前から新学期開始
だけど、他県は違うよね。

まずまずの景色を楽しんで来た道下山。
このルートはそれほど混んでない。
あ、平日か(笑)

秋めいて

2013-08-26 18:35:36 | 暮らし
今朝の気温、外の温度計を見てみる。
東側の風除室脇の温度計14℃
北側のベランダの温度計10℃
いつもの調子で窓を開けると冷やっと・・・。

ススキが穂を出して、稲穂も垂れて
秋めいてきた黒姫です。


霊仙寺山

2013-08-25 21:21:24 | 
思ったよりも天気の回復が遅いので、近くの山へ。
霊仙寺山は登山口まで車で10分の近場、しかも
人があまり登らない、しぶい山(笑)。
今日すれ違ったのは3名。日曜日なのにね。

出発する頃には薄ら青空も見え隠れしているので、
天気回復を期待したけれど、残念ながらどんよりな
天気でした。

登山口は戸隠山、飯縄山と並んで山岳信仰の
修験の場の遺跡が残る場所。
寺の名前は(りょうぜんじ)だけど
山の名前は(れいせんじ)と言ってます。


苔むした杉並木の参道を少し歩けば


前宮跡や講堂跡の礎石が残っています。



そしてこちらも苔むした階段を登ると奥ノ院跡



そばには大きな岩があって、護摩焚きが行なわれて
いたらしい。


そんな遺跡の脇から登山道が伸びてます。
基本的に尾根沿いの登山道はしたの方はカラマツの
植林とミズナラ林。ミズナラは薪や炭に利用されて
いたようです。



そしてクマも利用。



途中から勾配が急になってくるけれど、基本直登の
登山道。土が剥き出しのところは滑る・・・

上部へいくと夏の終盤の花。
マツムシソウ


オニアザミかな


オヤマボクチ
この葉の繊維を練り込んだ蕎麦もあるね


白さが目立つ登山道沿いにウメバチソウ


トモエシオガマかな


トガクシコゴメグザかミヤマコゴメグサ?


マルバダケブキ


これを見れば秋の感じ、オヤマリンドウ


残念ながら、山頂からの展望はいまいち
天気が良ければ我家も見えるのだけれどね。


一瞬飯縄山方面も見えたけど。。。


今日は同じルートの往復だけど、飯縄山への
縦走路もあって、車がデポできればオススメ。
飯縄山は賑やかですが、縦走路から霊仙寺山に
かけては数える程の人としか会いません(笑)

荒れ模様

2013-08-23 12:01:24 | 暮らし
朝から雷雨。
ラジオにノイズがのることしばしば。

稲光がしたかと思ったら雷鳴とともに停電。
最初の停電は30分以上。
次のは5分くらい。
とはいえ、まだまだ雷雨は続く天気。

気温もお昼で20℃いくかいかないか。
肌寒い・・・

八方尾根

2013-08-22 20:46:31 | 
八方尾根から白馬三山が良い感じ。



晴れを期待して八方尾根から唐松岳へ・・・
実際には少し早く登り過ぎたのか、丸山ケルンの先
まで行くと、風も強く、ガスもかかっているし、
絶対登らなきゃでもないし、さっさと下山だったけど。(笑)

で、八方池辺りまで下りてきたら天気回復。
ま、いっかと花巡りのトレッキングとなりました。

鎌池からのんびり登り。
この辺りはシモツケソウ、ハクサンシャジンが
がそろそろ終わり。
ミズナラ、ツノハシバミは実に。



八方池山荘から人が多い・・・観光地ですなぁ
少しでも人の少ない尾根コースへ。



風が強いし、白馬三山も見えないので八方池に
寄らずに唐松岳方面へ。
段々と登山道沿いが華やかに。
薄い紫色のマツムシソウ


濃いめの紫色のタテヤマウツボグザ


ミヤマキンポウゲ


ペアの花が良い感じ、オオヒョウタンボク


五竜方向を見たお花畑


つぼみ&花が両方見られるクロトウヒレン


タカネトリカブト


目立つピンクはカライトソウ


イブキジャコウソウ


タカネミミナグサ


チングルマ



ウサギギク


丸山ケルン、下の方は青空だったけど


その先はどんより、スギちゃん謝るの巻。


もうちょっと行ってみると風も強く、ガスも濃いので
Uターン。

八方池手前で振り返れば・・・おや?
なんか青空広がってる。


下の方はすっかり良いお天気。

白馬三山も見えて


八方池は混んでます・・・昼時
不帰ノ嶮も見えてるってことは唐松岳も良さそうダ・・・


ミヤマタンポポ


はぁ、すっかり良い天気。
白馬の町は暑かった。

2013-08-20 13:17:37 | 暮らし
今朝も6:00前からお隣のおじいちゃんから
「もろこし用意出来た」と電話。
6:30には梱包終了。
朝イチに発送完了。

今日はどんよりした空で予報も午後から雨。
久しぶりにやや涼しい。
昨日は蒸し暑くて夕方前からの草刈りだったけれど
今日は早めに草刈り開始。

イネ科の植物が穂を出して種をまき散らす前に
せっせと刈っているけれど、地面ギリギリの
成長点なので刈っても枯れないのだけれど。
とはいえ、増えるよりマシ。

ちょうど昼に一段落したら雨粒がポツポツ。
いいタイミングで終了。

にしても、草が伸びるのが早い・・・


金山・天狗原山

2013-08-18 15:39:47 | 
雪解けの花から夏の終わりの花までが見られる山へ。


天狗原山から金山にかけてのルートは8月でも
雪が残っていて、雪解けの場所にはまだまだ
春の花が咲いている場所。
そんな花たちを愛でに。

笹ヶ峰から小谷に抜ける林道の途中にある登山口
から入山。


始めはつづら折りのブナ林で一気に標高を稼ぐ。


細尾根になったあたりから夏の花が目立つように。
ミヤマママコナ


オクモミジハグマかな


ミヤマホツツジ


ミヤマコゴメグサ


沢を覗き込む切れたった場所にマツムシソウ


途中樹々の間から雨飾山


登山道は狭い沢へ


湿ったところにカラマツソウやキヌガサソウも


沢を抜けると崩れ易いガレ場


そんなところにヤマトリカブトやタカネナデシコ



あれ?フジアザミなのかな?アーティチョークっぽい


少し勾配が緩やかになって花の数が増加!


登山道沿いに彩り
シナノキンバイ


ミヤマダイモンジソウ


ウサギギク


ハクサンチドリ


アカモノ


ハクサンフウロ


ヨツバシオガマ


チングルマは花柱に


振り返れば乙見湖


行く手に見えるのは焼山、火打山


モミジカラマツも白さを競って


そんな花を愛でながら天狗原山


ここから金山までは春の花も
ゴゼンタチバナ


アオノツガザクラ


ハクサンコザクラ


コイワカガミ


チングルマ


チングルマとアオノツガザクラの競演


ミヤマキンポウゲ


ミヤマリンドウ


イブキトラノオ


ハクサンボウフウかな


イワイチョウ


ニッコウキスゲ


ヒメウメバチソウ


たっぷり花を楽しんで金山到着。
先着2名。ちょっとお話しながらエネルギー補給。


焼山が近く見える。


雨飾山へも火打山へも縦走も良さそうなんだけど、
やっぱり交通の便が悪いんだな。
金山山頂は白馬方面の展望はないのがちょっと残念。
さて、お先に下りて。

日曜なのにすれ違う人も数える程のこの山。
しぶいなあ。
花を存分に楽しめるこの山、久々に登ったけど良い。