黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

冬芽(ツタウルシ)

2020-03-08 17:37:06 | 冬の自然観察
今朝は雨が降っていたので休息。
明日は晴れて気温がさらに上昇予報、
ゲレンデはやばいかも。。。。
春のような気配で冬芽も早く膨らみそう。

【ツタウルシ】

ヤマウルシより強いかぶれがあると思う。
蔓性だけど巻きつくというより張り付いて木々の
上へ登っていくツタウルシ。

以前かぶれないように気をつけてカラマツから
剥がしたツタウルシを燃やしたときのこと。
煙を浴びて
目がチクチク痛くなるし、
喉がイガイガするし、
いつもの煙を浴びた状況とは異なる症状が発生。

これ以降は、ツタウルシには極力近づかない(笑)

でも葉っぱが赤く紅葉するときは綺麗なんだよね〜。
落ちた葉っぱを見て「綺麗ね〜」拾う人をたまに
見るけど思わず「かぶれますよ!」って言ってしまう。

冬芽(サワグルミ)

2020-02-04 19:55:21 | 冬の自然観察
朝は雪がパラパラと降っていたけれど薄ら白くなった
くらいで昼にはすっかり溶けてしまった。。。

【サワグルミ】
沢に近いところに生えて大木になるサワグルミ。
冬芽は白っぽく、陽のあたる角度でキラキラと
輝くように見える(私だけ?)ので遠目でもわかりやすい。
葉っぱが大きめなので冬芽の間隔も広め。

オニグルミ同様、葉痕も特徴あり。
ニコニコした顔のように見える葉痕に私の顔もにっこり。

種はオニグルミと違って小さくて食べられないんだなあ。

冬芽(オニグルミ)

2020-01-30 20:33:32 | 冬の自然観察
今日も気温高め。
黒姫のゲレンデはリフトが動いてはいるものの
下の方はほぼ雪無しらしい。
なので、早々に確定申告の作業を開始!😀 
順調、順調。


【オニグルミ】
割と湿ったところがお好みのオニグルミは成長が早い
樹木のひとつ。
地味な色合いの冬芽だけど、その近くにはヒツジの顔
にも見える葉痕があってこちらが同定の決め手だったりする。

オニグルミは何でこんなところに生えるの?という場所に
生えたりするのは美味しい種のせい。
美味しいからリスやネズミ、ツキノワグマ、鳥類などが
持って行ったり、蓄えたり、食べ損ねたり?して上手く
発芽している模様。
美味しいのでもちろんヒト(私)も食べる。種を取るには
硬い殻を割る力が必要だけど。
↓ネズミの食痕 (アカネズミか)

我が家の周りではこんな感じでニョキニョキ生える。

冬芽(リョウブ)

2020-01-23 20:23:29 | 冬の自然観察
朝から残念な雨になってしまった。。。😭 
(天気予報通りだったけれど)
今シーズンは降雪がまったく長続きしない。😖 

【リョウブ】
森の中を歩くとよく見かけるリョウブ。
冬芽は帽子を被っているような形のものを目にする
ことも多くて、ついつい帽子を取ってしまう。(ゴメンナサイ)
とはいえ冬芽を覆っている鱗状のものは剥がれやすい
ので仕方ないかぁ。
実が残っているものも多いので見つけやすい。
(たまにヤマウルシの実と間違える人も)

樹皮はサルスベリやナツツバキ、カゴノキにも似て
いる模様あり。
森の中では結構目立つ存在。


雨の今日は「国境山脈」を読みながらあそこを歩こう
こちらも歩こうと妄想してました。


冬芽(キハダ)

2020-01-20 18:49:27 | 冬の自然観察
湿った雪が降っていた黒姫のゲレンデ。
何とか営業中。
下部は地面が出ているところもあるので要注意。

【キハダ】
冬芽単体というよりも冬芽と葉痕(葉の落ちた跡)の
コンビネーションが特徴的で赤い鼻のピエロっぽい。
黒姫、戸隠、妙高界隈ではよく見かける樹木。

キハダは生薬になる貴重品。コルク状の樹皮の内側は
真っ黄色でこの部分を乾燥させると生薬の黄柏(おうばく)。
かなり苦い😫 (経験済み)
ちなみに長野でよく売っている「百草丸」の主成分。


冬に枝先に残った実は黒コショウのような形で
潰すと柑橘系の香り。(でも苦い〜)


冬芽(オオカメノキ)

2020-01-15 15:12:32 | 冬の自然観察
いやいや温かい冬ですなぁ。
冬芽もあっという間に開きそうな予感。
この間見かけたスギの葉の先端部が赤みを増して
花粉発射準備OKな感じだったのには驚いた。。。

【オオカメノキ】
独特な形の冬芽で人気(個人調べ)のオオカメノキ。
左は花芽を持つ冬芽、右は葉のみの冬芽。
「うさぎの耳」だったり「ウルトラマンが両手を挙げて飛ぶ」
だったり「バルタン星人の手」だったり
説明する相手の年代によって例えを変えた説明を要する(笑)

春に開く葉っぱは丸く、亀の甲羅に似ているというところ
からの名という説も。
葉っぱが開く直前の形も面白い。くちびるのような
二つペアで細い目のような。

花は地味な小さい花の集合体(下の写真は蕾)と
その周りに白いニセの花(装飾花)
目立つニセの花に吸い寄せられてやってくる虫たちが
花の上を歩き回ることで受粉させるという考え抜かれた
構造。(同じ構造の花はいくつかあり)

冬芽(ホウノキ)

2019-12-27 12:06:02 | 冬の自然観察
昨晩は強めの雨。
すっかり雪が溶けた雨の今朝から午前中に雪へ。
とはいえホームゲレンデはオープン出来ず、周りの
スキー場もオープンしていてもゲレンデ状況は良くはない。
この雪、相当積もるほどでもなさそう。
寒気カモーン!

【ホウノキ】
これも大きい冬芽。
トチノキのベタベタカバーとは違ってシュッとした
スタイリッシュ(?)なレザーのコートを着ているような。(私感)
この冬芽の中には葉っぱ5〜8枚がスタンバイ。

この辺りは4月くらいになるとコートを脱ぎ出して
葉っぱを広げ始める。
もちろんそれぞれの葉っぱが重なり合わないように。
葉っぱは皿、包む、お面、風車などなど実用にも
クラフトにも役立つ一品に。


冬芽(トチノキ)

2019-12-26 19:59:30 | 冬の自然観察
年末の大掃除、断捨離も含め少しずつ前進。
今日はログの拭き掃除&換気扇&ガスレンジ掃除。
丸ログは丸太の上側にホコリとカメムシ&テントウムシ
死骸が溜まりがち。掃除機&水拭きでスッキリ〜✌️
換気扇やガスレンジの汚れもスッキリ〜
普段見て見ないふりしているところにも手を入れ
捨てる捨てる。
そして整体で身体のメンテも。😊 

さて、冬芽の紹介。

【トチノキ】
これもめちゃめちゃ目立つ冬芽のひとつ。
艶のあるベタベタしたカバーに覆われた大きな芽。
このベタベタカバーが芽の乾燥や虫から守る役目
として重要。確かにこの芽がかじられているところは
見たことない(私のみの確認)
ちなみに舐めてみたことあるけど無味無臭。

芽吹きの頃にはベタベタカバーを脱いで大きい
葉っぱ(手のひらのような形の葉)が出てくる。
大きい葉っぱが効率よく光合成できるように重なり
合わないよう配置。

冬芽(コブシ)

2019-12-24 13:46:58 | 冬の自然観察
明け方から雪が一日中降り続いている黒姫ですが
それ程の積雪にはなりそうも無い。。。。
もう何度も雪乞いしてるけど...

さて、冬芽の紹介。

【コブシ】(この辺りでは日本海側植生でキタコブシかな)
毛皮のコートを着ているような大きな芽が特徴的。
大きな芽は花が咲く芽、小さめな芽は葉だけ。

里の開花は4月中旬頃から。
毛皮のコートを脱いで白い花びらが大きく開くので
とても目立つ存在。
(脱いだ毛皮が地面に落ちてて毛虫と言ってた人がいたけど)
山ではヤマザクラとコブシのピンク×白の共演が綺麗。
花は良い香りなので近くを通ると思わず立ち止まって
くんくん嗅いでしまう(笑)
香りの評価は人それぞれだけどね。
花だけでなく枝を折って香りを嗅いでも良し。