槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳縦走登山の初日。
新穂高温泉から槍ヶ岳山荘までの山地図のコースタイム
では10時間の道のり。
さてどうなることやら・・・
前日移動組は午前1:00頃からごそごそと起きだして
テントの撤収と登山準備。(意外と早いじゃない)
2:30にバスターミナルで当日集合組と合流。
(実は当日集合組はほとんど寝ていなかった・・・
あちゃー)
今回の参加メンバーはユッケ、タクヤ、シン、トーヤ、
タクミ、モモヤ、ケーヤ、ケイ、カズネという小学生
3名、中1が5名、中3が1名の計9名。
スタッフは日本山岳ガイド協会認定ガイドの酋長
(山岳ガイド)、杉ちゃん(登山ガイド)とはるねえ
(登山ガイド)が同行。
メンバーは水や行動食、雨具など各自の荷物の他に
大キレット通過に備えスタッフから簡易ハーネスと
ヘルメットが配られザックに入れる。
すでにこの時点で結構重い荷物になっているが・・・
準備体操をして登山届けを出しヘッドランプを点けて
2:55に新穂高温泉を槍ヶ岳山荘を目指して出発。
穂高平小屋で休憩の頃にはまだ暗かったけれど
4:30ごろには明るくなってきた。
林道を進み白出沢、チビ沢、滝谷、南沢を越え、
少しずつ高度を上げて槍平小屋に7:40到着。
ここで水筒に水を満タン、胃袋も満タンに。
天気は上々、日向では暑い!
奥穂高岳もくっきりで期待が高まります。
でもここからがだんだんと急な登りになっていく
起点。最後の水場でケイがバテている。
他のメンバーにも疲労が出てきたところで追い討ち
を掛けるように斜度がきつくなっていき森林限界へ。
ケイ、ケーヤ、カズネの小学生トリオがすぐに座り
たがる。疲れている証拠だ。
タクヤのペースも落ちてきた。(いつものペース?)
高山植物に歓迎されるように千丈乗越分岐に9:50着。
足が痛いというメンバー多発!
でも他の登山者に声を掛けられると何故か元気に
なるのはお調子者揃い?(なのか?)
飛騨乗越までもう少しというところでガスがかかって
遠くで雷の音も聞こえ始めたのでとにかく先を急ぐ。
高木がない場所だけに雷がどこに落ちてもおかしくない
のだ。
雷の音にせかされるように12:05無事に槍ヶ岳山荘に
先発隊到着。20分遅れてタクヤと杉ちゃんが到着。
みんな頑張ったね!良いペースです。
ガスがかかったり取れたりする天候で雷もおさまった
ようなので荷物を置いて槍ヶ岳山頂を目指す。
寝不足のせいかケーヤが体調不良を訴えたので
はるねえと共に下山し山荘で他のメンバーの下山
を待つことに。
山頂を目指したメンバーは途中「ジィー」という山が
電気を帯びているような音を聞き、酋長の判断で即刻
引き返すことに。
(この時点でまだ登ろうとする人もいたようだが)
天気は急転して雨風が強くなって、遠くで雷の音も
聞こえてきた。山荘からのアナウンスもあり、心配
してケーヤとはるねえは軒下で他のメンバーの帰り
を待っているとひとり、ふたりと戻ってきた。
後で聞くと下山に手間取るグループに阻まれて
いたとか。
とにかく全員無事に山荘に戻りひと安心。
その後、振返りを行うがすでに眠さで目が半開き
のメンバーも・・・いたとかいないとか。
そして夕食までの時間寝不足のメンバーは爆睡。
この時建物を揺らすほどの暴風雨に雷が1時間半
ほど続いたいたのだが。
17:00の夕食時には嘘のように暴風雨がおさまって
遠くまで見渡せるすばらしい展望に。
槍ヶ岳の穂先から南岳、立山、剣岳方面まで、
うーんスバラシイ!
メンバーもそれぞれに景色を楽しんだり黄昏たり(?)。
窓に差し込む夕日も格別。
さて、明日の天気はどうなるのだろうか?