黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

風呂桶修理中

2007-06-30 16:27:53 | 暮らし
我家の風呂桶、贅沢にもコウヤマキで水に接する部分はヒノキ。
木曾の風呂桶屋さんに作ってもらったもの。

木は腐るものだから、と覚悟はしていたものの6年目の今年、
気になってヒノキ部分を触ってみるとズクズクと柔らかい・・・
ま、まずい。。。 完全にイッてました。

知合いの家具屋さんに良い修理方法をアドバイスしてもらって
補修材料「木固めエース」を注文。
何でも重要文化財の腐朽部への補修と保存を目的に開発されたもの
がルーツの木固め剤だとか。
木に浸透して材質を固めて硬化すると人体には無害で耐水性、
摩擦性が優れるというものらしい。

修理開始。
まずは腐ったヒノキを外して風呂桶を数日乾燥。



コウヤマキ部分まで腐りが広がっている・・・かなりまずい。




で、本日木固め剤を塗布。
腐った部分は特にどんどん浸透していって見た目には塗った感じが
しないほど。
これを「もう染込みませーん!」というまで何度か繰り返すらしい。

数日かけて塗っては乾燥、そして耐水ペーパーで水研ぎという行程
を何度かやらねば。

人体の不思議展に行ってきた

2007-06-28 16:51:29 | 暮らし


館内は携帯、撮影禁止なので美術館の外からだけ・・・あしからず。

朝早めに出掛けていった信濃美術館。
赤いポロシャツの関係者が色んなところに立っていて何だか物々しい。
普通の美術展では無い過剰な配置だなあ、なんて感じ。

入館して真っ先に飛び込んできたのは(たぶん年配の)男性の全身標本。
筋肉や血管、神経があらわに・・・(けっこうリアル)
そして何気なく爪を見ると、あぁ本物の「人体標本」とわかる。
この人体の不思議展に展示されているのは中国国内で献体登録された遺体
から製作された標本。
よくよくいろんな標本を見ていると眉毛やまつげ、鼻毛などもきれいに
保存されている。

展示には全身の骨格、筋肉、内蔵、神経血管などがそれぞれわかりやすく
見えるようになっていたり、全身や頭部を縦や横からスライスしたもの
があったり、内蔵、呼吸器、循環器、泌尿器、生殖器をそれぞれ説明して
いたり。病気の状態の標本も。
最後は脳(約1400g)を持って・・・

展示もさることながら標本技術(プラストミックと言うらしい)が
すごいなあと感心。 
体内の水分を樹脂に置き換えることで腐敗なし、常温保存可能になった
という。
へぇ~こういう時代なんだ。


でも・・・
最後の販売コーナーの心臓や脳、頭骸骨のボールペンやシャーペン、
ストラップは・・・微妙。
しかも脳の標本が写っているグリーティングカードってどうなの?
欲しいと思わないんですけど・・・

薪作り

2007-06-27 18:06:22 | 暮らし
お昼過ぎまで杉ちゃんとお隣のじいちゃんに頼まれていた
ミズキの伐採。
そのまま倒すと電線にかかるので一本梯子で上って上の方
の枝を予め伐っては細い部分は枝払いしてまとめ、薪として
使えそうな部分は40cmにカット。

結構太いミズキで根元に近いところは直径30cmくらいか・・・
軽トラックに山積みになりました。

昼食後は薪割り&薪積みをしていると・・・
今度は別のお隣のばあちゃんが話しかけてきて
「今度は家の山の樹も伐ってくれないか」とうれしい話。
仕事は無くても生活必需品の薪は賃金に匹敵するのだ。
じいちゃん、ばあちゃん感謝感謝です。


観る目

2007-06-25 20:42:41 | 専門学校実習
昨日、今日はアファンの森での植生調査と植物観察。
この実習には金井先生と薄葉先生が黒姫まで来てくれます。

毎年同じところを調査していると植生のわずかな変化に
気が付くようになるのです。
例えば林道沿いの林縁のヒメヘビイチゴが激減、尾根筋の
シラカバが倒れたり草の種類が増えてきたり、とか。

そして毎度驚かされること、薄葉先生の観る(探す)目。
ちょっと面白いものをどこからともなく見つけてきては
見せてくれる。
今回も粘菌やツチグリ、冬虫夏草、ホウノキの果実からでた菌類
葉っぱの裏についたチョウのさなぎなどなど。



「何か匂う」らしい。
ちょっとした盛り上がり(見た目にはほとんどわからない)を
かき分けて土を掘る・・・
どんな目を持っているのだろう。

そんな観る目を養わなければ・・・

先輩として・・・

2007-06-23 20:26:59 | 専門学校実習
現在実習中の学生の実習サポート&遊びに来ていた卒業生2名。
20日~今日まで手伝って帰っていった。

彼らは卒業してから主に野生動物の調査会社を起業。
今年で4年目か・・・
まだ20代の若い彼ら、会社を興す行動力、瞬発力に頭が下がる。
確かに経済的にも精神的にも大変ではあるけれど着実に進んで
いるように思う。

今回先輩として在校生の相談にのっていた。それはきっと心に
響いたはず。経験している者の言葉は重いから。

レインウェア

2007-06-22 20:47:03 | 専門学校実習
1日雨の中、一本梯子の使い方と草刈を行った。
私のレインウェア、もう10数年使っているもの。
古いけれど一応モンベル製。

すでにチェーンオイルなどが飛び散っていたりしてゴアテックスの
面影も無い・・・
外からの雨はしっとりと身体を濡らして、汗も外には発散しにくい、
つまり「しみてっくす」状態。

そんなレインウェアを着ての作業でしっとりぴったり濡れまくり。
学生たちの雨を弾くレインウェアが羨ましい。
(登山用のは持っているけれど林業用には使いたくないし・・・)

いちご

2007-06-21 20:59:14 | 暮らし
今、我家の畑で唯一の収穫物はいちご。
1日数個だけだけれど喉を潤すのに丁度良い。

仕事から歩いて帰ってくるとうっすら汗をかいて
喉が渇くので畑から直接、口の中へポイ!
多少汚れていたって蟻が付いていたってちょっと
手で払って口へ直行。
(まあ子供の時からそんなことはあたりまえ)

もっと大きく育てるのにいろいろ手をかけてやる
必要もあるのだろうけれど手をかけないでそこそこ
食べられる、っていうのも良い加減でいい。