黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

雨や晴れの山

2016-09-30 21:59:38 | 
今日まで3日間、大雨あり、爽やかな晴れありの山へ。

初日は曇りのち大雨の飯縄山。
下りは登山道が沢状態・・・

2日目は諏訪へ移動して観音沢〜旧御射山神社を目指そうと
したものの、前日からの大雨で増水によりコース変更で
霧ヶ峰まで車移動。
午後から旧御射山遺跡周辺へ。

やっと晴れた3日目は宿泊のヒュッテジャベルからまずは
八島ヶ原湿原へ。少し鷲ヶ峰方面に登れば湿原が一望。


山頂からの景色は多少雲はあるものの、北・中央・南アルプスの山々、
御嶽山、富士山、八ヶ岳、浅間連峰、美ヶ原、ぐるりと見渡せる。


復路は物見岩に寄り道。空は下り坂を予想させる雲。


帰りに諏訪湖のほとりにある昭和初期に建設された
国重要文化財の片倉館で千人風呂に入ってさっぱり。


紅葉はもうひと息でした。

大天井岳

2016-09-26 20:51:38 | 
長い秋雨が続いて、やっと晴れ予報になった昨日と、
雨予報の今日は稜線歩きへ。
紅葉が始まり、良い展望が楽しめました。


8月にサル調査でお世話になった大天荘を目的地に
中房温泉から入山。

さすが週末、駐車場はほぼ満車。何とか第3駐車場の
奥に奇跡的に2台のスペースが残っていて無事駐車。

燕岳は人気の山だけあって登山口には大勢の入山者。
下りて来る人とすれ違いも多かった。

合戦沢ノ頭あたりから紅葉が鮮やかに。
稜線もくっきり


燕山荘は人がたくさん。そこから燕岳の眺めも良し。


燕岳はパスして大天井岳方面へ。
急に人数は少なく。。。
景色を堪能しながらの稜線歩きは楽しい



行く先の大天井岳方面も紅葉とまずまずの天気。


ひょっこりイワヒバリが降り立ってくれてパチリ。


花は終わっているな、と思っていたら
イワツメクサやツガザクラが咲いていた!



思いの外早くお昼に大天荘に到着。支配人始め、
従業員のみなさまに温かく迎えていただきました。

お昼時ということで、ゆっくりランチを。
カレー(ほうれん草をチョイス)、ナン、サフランライス
チャイ、フルーツのセット(1300円)


食事後は大天井岳や中天井岳など近くを散策。
雲が多くなったものの、槍ヶ岳や常念岳、剣岳も
見えて景色を堪能。




小屋の周りにはコケモモのやクロマメノキ、ガンコウランの実。
ライチョウには嬉しい実りの季節。



今日は朝から小雨。
出発する頃はちょっと本降りへ。。。
従業員のみなさん総出で見送っていただきました。
ありがとうございました!
来年はお客様を連れて行かねば。


今回は往路下山。山肌の紅葉ももう少し。


雨は降ったり止んだりで予想よりも悪くなかった。
燕山荘で稜線に分かれを告げて合戦尾根へ。


それほど良いとは言えない天気でも登ってくる人は
そこそこいます。
中房温泉直前に雨足が強くなったけれど、無事下山。

ピーク目的でなく、山小屋目的で行く山歩きも良いものです。

雁田山

2016-09-24 19:27:17 | 
お客様のリクエストで今週末も雁田山へ。
町の外れにあって、家の裏山という雰囲気の里山です。


雨が続いていたけれど、朝のうちは青空も少し見られて
全体的に何とか曇り空が保って周回コースを歩けました。

小布施の町中は朝から観光客が多く結構な賑い。
町中を抜けて岩松院から登り始め。

入口には「クマがいます」プレートと鐘。
この鐘は数カ所に設置。(そんなに必要?とも思いますが。)


カシワが多いこの山、良く見ると頭に3本の毛が生えている
みたいな実が可愛い


もちろん登山道上いたるところにある板状節理は象徴的


大城跡の周りには堀切が多数。


展望園地から、今日は北信五岳は山頂が隠れて見えず、残念。
ですが黄金色の刈取り間近の田んぼをバックに。


反射板跡を経て登山口へ。最後まで雨に降られず良かった。
おまけはトゥエルでジェラートダブルで乾杯。
お疲れ様でした。

妙高の豆腐屋

2016-09-23 19:37:27 | 暮らし
東京から友人が来たので黒姫高原のカフェ茶房主へ。
話をしているうちにカレーうどんの中に入っている油揚げ
は妙高高原の豆腐屋のものと聞いて行ってみた。

商店街でもなく、普通の家のような入口に、
「看板がないとわからないね」
昔ながらの豆腐屋、こんなお店がまだあったのかという感じ。

馬場豆腐店というお店。


あぶらあげが名物のよう。
茶房主のオーナーいわく、さっと炙って生醤油で食べると
酒のつまみに最高とか。

さっそく大きめなあぶらあげと見た目普通の厚揚げ、
ずっしり迫力のおぼろ豆腐を購入。
夕飯の三品になり、美味しくいただきました。



袴岳

2016-09-22 21:20:15 | 
今日の予報も雨予報。
雨続きもそろそろ終わって青空が見たいこの頃。

今日はガイド仲間と戸隠山に行く予定も、雨予報に
早々に延期を決定。

朝はまだ霧雨が降ったり止んだりだったので、
秋の味覚を探しに近場の袴岳へ。

赤池ではまだ雨は降っていなかったので、何かないかなあ
ときょろきょろしながら進みます。

ミズナラの葉に虫こぶ。
ナラハヒラタマルタマフシ、なかなか綺麗な虫こぶ。


ヤマブドウはだいぶ熟していて甘いけれど、すぐに実が
落ちてしまう(ピンボケ)


足元にホコリタケ。薬効があるらしい。
もうすぐてっぺんから胞子を出しそうなくらい張りがある。


ヤマボウシ、これもヤマブドウ同様熟していて地面に
落ちてしまったものが多い。


第1ピークからは直江津の海も薄ら見えるくらいの展望は
あったけれど、すぐにガスの中へ。


袴岳へのルートは先日行なわれたトレランレースのコース
になっていて、雨の中のレースだったせいかトレイルは
かなり荒れています。轍のように深くえぐれていたり
路肩が崩れていたり。


さすがに600名以上が雨の中走ればこうなるのは予想して
いたけれど、予想以上の荒れ方。
袴岳へのトレイルでレースコースから外れていた部分と
比べると一目稜線。
何だか後味が悪い気がするのは私だけ?

気を取り直してブナ林を見上げてホッとする気持ち良さ。


山頂は展望なく、霧雨もしっかり降ってきて雨具着用。


下って沢地形のトレイルには毎年サルナシの穫れる場所が。
あったー、まだ固いものが多かったけれど、熟したものを
いくつかいただいて水分補給。



栃の実が落ちていたり、


マタタビ。熟しているものを食べたけれどちょっと渋かった。


雨は降っているけれど森の中はそれほど強くなくカタツムリの
ようにのんびり(ゆっくり?)歩ける。


森を抜け林道に合流したら思ったよりもしっかり雨が降っていて、
風もあったので急いで駐車場まで。
雨の中でも秋の味覚を楽しめた袴岳でした。

雨なので

2016-09-18 19:59:56 | 暮らし
昨晩からの強い雨に山行中止にして良かったと安堵。
特に午前中は外に出ない方が良さそうな雨で、それならと
換気扇&キッチン周りの掃除。

昼前に少し雨が小降りになったので久しぶりに買物がてら
上越へ。
連休なのに雨で外遊びが出来ないせいか、どこへ行っても
家族連れが多い感じ。(私も同じか・・・笑)

明日も雨予報だなあ

信越トレイル改め雁田山

2016-09-17 16:13:39 | 
今日明日とテント泊初めての方と信越トレイルの北部を歩く予定
だったけれど、今晩から明日にかけての予報が雨量多めだったので
中止に。

代わりに着晴らしに、とのことで日帰りの登山に変更。
ここは変化に富んだ里山、雁田山へ。
下山後、小布施観光もちょっとできるし。

雲は多いものの、比較的遠くも望める天気の中、岩松院から登り
始めました。
地形図を見ながら現在地確認の練習をしながら登っていきます。
この時期の花はあまり無く、ピンク色のヤマハギと登山道脇に
目についたのは白い花のオケラ


板状節理の火山岩が露出する岩場を登れば堀切が出てきて大城跡。


コナラがカシノナガキクイムシの被害にあっているものが結構あり。
何回か登っているけれど前回登ったときには気がつかなかったので、
夏の間に被害にあった様子。被害の拡大が心配。


千僧坊からは市町村境。所々に大岩があって飽きない稜線歩き。
姥石のある辺りも大岩が集まっている場所。


展望園地からは北信五岳が見渡せました。この地域からだと
右手から斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山を頭文字を
取って「まみくとい」といって覚えるらしい。
後立山連峰も何とか見えて思いのほか良い展望でした。


雁田山山頂は一応三角点のある反射板跡地。
山頂と書かれているものもなく、ちょっと寂しい感じですが。


下りは尾根の分岐の確認をしながら、急斜面を下って道路に合流。
ブドウ畑、クリ畑、リンゴ畑を横目に遊歩道を歩くと浄光寺の
スラックラインパークで小学生くらいの男子がスラックラインの
上でトランポリンのように飛んで回転してる!
すごいわ・・・

岩松院の駐車場まで戻ってひと回り。
手軽な里山だけど、変化に富んだ雁田山はこれから紅葉のシーズン
がおすすめです。

ブナのトレイル

2016-09-15 18:41:49 | 
信越トレイルの伏野峠からブナの森へ。
雲が多かったものの、雨には降られず涼しく散策。


キューピッドバレイスキー場のゴンドラ山頂駅に
信越トレイルテントサイトが試験運用になったので偵察に。
伏野峠から野々海峠方面に向って小さなアップダウン
のブナ林主体の稜線。途中から見える菱ヶ岳。


樹々は厳しい気候に樹形が曲がって変形も。
なので跨ぐ場所も多々あり。
部分的にはスッと伸びたブナの回廊。


オオカメノキが少し色づいて


⑥−5の道標からゴンドラ山頂駅に向けて尾根下り。
急な斜面で滑り易いので注意。
急斜面を下りると湿地帯。
そしてゴンドラ山頂駅の広場。
今年の雪の時期にはお手軽BCツアーで何度か来た場所。


帰りは須川峠に向って別のルートから。
菱ヶ岳の登山口でもあり、須川峠への古道でもある。
⑥ー3の道標で信越トレイルの本線に戻れます。
こちらのルートの方がアクセスは楽。


ツノハシバミがぽとぽと落ちていたけれど、中身は・・・
腐っていた〜残念。


伏野峠に戻って終了。
伏野峠までの道は舗装されているけれど車1台程度の
細い道なのですれ違いに注意。