黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

信越トレイルセクション2

2021-05-14 16:43:04 | 
久しぶりに信越トレイルセクション2を
沼ノ原湿原から涌井新池の先の農道までの
ショートコースで往復。
日陰は心地良かったけれど日向は暑い!

沼ノ原湿原から少し登ると緩やかな丘に。
「生命の森」づくり植樹場所。
ベンチのある場所からは妙高山。

ハウチワカエデ、ウリハダカエデの花も咲いて
ます。

マルバアオダモも咲き始め。


少し降りるとこれから登る毛無山が。

ミヤマカタバミはそろそろ終盤か

希望湖(のぞみこ)越しに斑尾山

ここから毛無山へ登っていきます。
入口にトイレもあり。
スギ、カラマツの植林と広葉樹の雑木林を
つづら折りで登っていきます。
足元にはスミレが数種(わかっただけだけど)
タチツボスミレの他、スミレサイシン、
ミヤマスミレ

ナガハシスミレ
スミレ

などスミレは種類が多くて同定が大変なものも。

登りきれば緩やかな毛無山山頂。

少し移動すれば千曲川対岸の景色。

山頂から下るとやや北側で雪解けが遅かったのか
ショウジョウバカマが最盛期。
まだ日陰に少し雪が残っていました。

さらに下って涌井新池。
農業用のため池です。
ここからは国道292号までしばらく未舗装林道
というか農道歩き。
適当なところで今日はUターン。
農道は日向が多くて暑い〜
帰りはコシアブラを少し頂きながら戻りました。
緑眩しい森歩きは気持ち良いですね。

荒瀬原から斑尾山

2021-05-12 19:57:25 | 
近場の斑尾山、今日は荒瀬原から。
展望もまずまずでした。


そろそろギフチョウが飛び交う季節かな、
と期待していたらいました〜
オオタチツボスミレに吸蜜。

しっかり止まってくれてフォトジェニックな
ギフチョウも


ナガハシスミレも群生

ギフチョウ、ヒメギフチョウ両方いるこの辺り
ウスバサイシンはこれらの食草。
まだ卵はなかった感じ

大明神岳の手前にイワカガミ

大明神岳からは野尻湖を手前に黒姫山、右に
妙高山、左に飯縄山、黒姫山の左肩に戸隠連峰

山頂辺りの新緑はこれから。

ユキザサとコシアブラを少々いただきながら下山。
山の幸ありがとう!

虫倉山

2021-05-09 20:25:14 | 
午後から天気回復予報だったので昼過ぎに
出かけて久々に虫倉山へ。

ちょうど下山して帰る車とすれ違い駐車場
は車は無し。
さるすべりコースで登り、不動滝コースで下山
の周回。
さるすべりコースに合流すると急登の尾根登り
が始まり岩に張り付くように虫倉神社の奥の院
があります。


ところどころひと息つける緩斜面もありますが、
基本的に急登が多いコースで鎖場もあり。
足場はあまりいいとは言えず三点支持で登ります。

登り上げれば山頂
展望の良い里山ですが、今日はまあまあかな。


頭の上は青空だったけれど、北アルプス方面は
稜線の雲は取れませんでした。

戸隠方面はまずまず

野の花もところどころに。
イカリソウやヤマブキは駐車場近くに。

不動滝コース中腹にはラショウモンカズラや
ルイヨウボタン、クルマバソウなど。

午後からサクッと登りに行ける環境はありがたい。

浅間・八ヶ岳パノラマトレイル

2021-05-06 21:58:35 | 
浅間・八ヶ岳パノラマトレイル今後開通予定
の軽井沢コースを歩いてきました。

信濃追分駅から浅間山の展望が開ける畑を歩き、
別荘街を歩き、離山に登って軽井沢の街中を
通って軽井沢駅へ。

借宿から油井の道路脇に馬頭観音や石仏があり、
中山道の裏街道だったとか。


別荘街は綺麗に整備されている建物と庭ばかり。
やっぱりハイソな感じが漂います。

離山公園から山頂まで標高差は250m程度の道のり。
南登山道から登っていきます。
離山は浅間山の側火山で溶岩ドームを形成していて
山頂部が台地状になっています。

ところどころにサクラソウ

山頂からの展望も良し!
カモシカも優雅に歩いてました。

浅間山
八ヶ岳
槍穂高連峰

東登山道で下山。途中の展望台からは軽井沢駅
周辺と妙義山方面

東登山道入口は別荘管理地で車は入れません。

別荘街から下って新軽井沢へ。
GW明けのせいかそれほど人はいなかったけれど
軽井沢駅辺りはショップングモールもあるせいか
まあまあの人出。

軽井沢駅から信濃追分駅まで久しぶりに電車移動。
北信の雰囲気とはちょっと違うルートを歩き、
電車の乗ってちょっと新鮮でした。

近場で周回トレイル歩き

2021-05-03 20:03:39 | 
今日も不安定なお天気。
近場の信越トレイルセクション1+沼ノ原湿原
を周回。
GWで賑わうキャンプ場となる斑尾高原スキー場の
ゲレンデを登っていきます。ここが一番急登😅 

稜線まで出るとあと少しで山頂。

数組とすれ違い、山頂に着いたらパラパラ雪
すぐ止みましたが。

稜線を戻って万坂峠へ。
途中で青空も出て良い展望。
北アルプスの方は降雪っぽい雲。

始めは緩やかな稜線歩き。
かなり上に古い看板。妙高高原駅と斑尾山を
結ぶルートの看板。(斑尾山1ー妙高高原駅20)
積雪がないと看板はあまり気がつかない。。。

タングラムスキーサーカスのリフトが見えてくると
ゲレンデを下るコースに。
そして万坂峠。

ここからまた登ります。
オオカメノキが咲き始めました。

袴湿原はだいぶ草地化が進んでますね。

袴池にはクロサンショウウオの卵嚢がそこここに

第一ピークに向けて登り始めると季節は少し
戻った感じでマンサクやキブシが咲いてます。

ブナの林を抜けて

袴岳山頂。積雪期より目線が低いので妙高山
黒姫山も裾野までは見えず

山頂からは赤池方面に下山
お!綺麗な形の鳥の巣発見。
外側は小枝、コケや根などを編み込んでいる
手のひらより少し大きいサイズ。


雪解けが遅い場所にはキクザキイチゲや
ヤマエンゴサク


太めのコゴミもニョキニョキ出ているので
少々収穫


沢沿にネコノメソウ、アズマシロカネソウ

林道に出て歩きながらフキノトウも収穫。
赤池はまだトイレが使えません。
ここまでが信越トレイルセクション1

ここから沼ノ原湿原へ。
陽が当たると新緑の色合いが良い感じ。
春紅葉と呼ぶ地域もあるようです。なるほど〜


湿原へ下って行くとミヤマカタバミが良い感じに
咲いていました。

沼ノ原湿原は部分的にミズバショウ、リュウキンカ
が咲いているけれど、そのルートは通らず


中央トレイルで林間へ。
ショウジョウバカマが咲いてました。

ゲレンデの方へ向かうルートは所々残雪が
あったり、ぬかるみや滑りやすいところも
ありますが、道標はしっかりついてます。

ぐるりと周回、新緑の季節はこれからです。

残雪の黒姫山

2021-04-26 20:29:36 | 
朝の雲が一気にとれて良い天気になったので
地元黒姫山へ。

山麓はすっかり雪が溶けていたけけれど、
このところちょっと気温が低かったせいか
古池のミズバショウ、リュウキンカはこれから本番。

オオカメノキは花芽がだいぶ膨らんできています。

新道分岐手前から所々に残雪あり。

ブナ平は雪に覆われているので道を見失わないように。

ここからしなの木までも所々に雪あり。

しなの木から上は雪の場所が増えてきます。
稜線直下あたりはルートがわかりにくいので注意。
稜線もほとんど雪です。

この季節なので見やすい山頂と七つ池。

しらたま平からナイスな景色。
少し先に進めば浅間山、富士山、八ヶ岳も(薄いですが)

稜線の角度が変わると山頂と野尻湖。
この先からはほぼ雪です。

山頂!独り占め。
振り返った景色も良いですね。

今日は気温がそれほど上がらなかったけれど
踏み抜き注意。
あとは根曲がり竹が雪から顔を出しているので
乗ってしまうと滑ります。
まだ開山祭前なので登る方はご注意を。

飯縄山

2021-04-16 17:56:50 | 
地元の飯縄山へ。
南登山道の雪はやっぱり溶けていました。
雪が残っていたのは南峰ピーク〜山頂だけ。

南登山口から駒つなぎの場までは石仏を確認
しながら尾根登り。

すでに雪は無いので夏道へ。

沢地形はやや浮石とぬかるみがあるので注意。
中社分岐でも雪は全く無く。

南峰ピーク(いわゆるニセ頂上)から一部雪が
あり、山頂までの間は雪上歩行。
まだ雪が締まっているので踏み抜きはなかった
けれどこれから溶けてきて薄くなってきたら
踏み抜き注意。

左から金山、焼山、火打山、妙高山、黒姫山
黒姫山、妙高山はほぼ重なっています。

山頂にも雪は少しあるだけ。
やはり2週間ぐらい雪解けが早いかな。

明日は雨予報で一気に溶けそうです。

古池とゲレンデの奇跡

2021-04-15 17:14:12 | 
黒姫山の登山口3ヶ所の登山届ボックスの設置に。
手分けして私は古池登山口へ。
雪解け早いですね〜。ほとんど雪は無し。

表登山道口、小泉登山道口にも設置完了です。
まだ上部は雪です。相応の装備と技術を持って
入山してください。
開山祭は6月13日(日)、それまでは整備も
行き届いていませんので気をつけて。

設置後は古池まで行ってきました。
古池までの落枝は退けてきましたが倒木が
あります。通れますが気をつけてください。

古池の工事はすっかり終わり、なみなみと水が
溜まっています。
黒姫山も綺麗、芽吹きはこれからです。

ミズバショウもリュウキンカもほんの少し
咲いていただけ。4月下旬くらいでしょうか。

周回コースもギリギリまで水が溜まっているのは
数年ぶりのこと。
モリアオガエルもクロサンショウウオも今年は
産卵しやすいかな。


午後はMTBでゲレンデへ。
雪解けが進み1月に落とした落し物探しを。

な・ん・と!! 見つかりました!!!😊 
奇跡。。。😮 
ゲレンデパウダーの時期に落とした車のキーが!
ほとんど諦めていたけどアタリをつけていた場所
でビンゴ!でした。
中を開けてみたけど基盤も電池も濡れていないし
腐食してない感じ。良かった!

京ヶ倉

2021-04-12 21:17:37 | 
ヒカゲツツジの様子を見に京ヶ倉へ。
早めに咲いていた花は先日の霜か雪かにあたり
茶色っぽくなってしまいましたが、まだまだ
蕾もありこれからも楽しめそう。

登山口から細尾根を登っていくと常念山系が一望
できるおおこば見晴台。
少し雲ができてきましたが、まずまずの展望。
この辺りから上でヒカゲツツジの群生が見られます。

稜線を歩いて馬の背へ。

ここからの展望は最高。
北アルプスの山々と犀川の蛇行

逆側には岩殿山


ハシゴ場、岩場を抜けて

京ヶ倉山頂

白馬連峰、後立山連峰、北信の山々も

登ってきたルートを振り返る(往路下山)

距離はそんなにないけれど、高度感もなかなか
脆い堆積岩の山なので侮れないです。

三登山

2021-04-08 19:42:08 | 
蚊里田八幡宮から若槻山城跡と三登山へ。
蚊里田八幡宮は桜満開!
風に揺れてハラハラと花びらが舞っていました。

しばらくコンクリート道を登って林道へ。

直接電波塔へ登るルートと若槻山城跡への分岐。

この辺りのダンコウバイは葉が広がりそう。
ツヤツヤな新しい葉っぱが綺麗。

尾根に取り付きます。
結構アカマツの倒木が多いですが、、、

オオタチツボスミレがそこここに。
そして!タラの芽も。

さらに登っていくと五ノ郭、四ノ郭、、、
段々の平の上に主郭。土塁を囲らせています。

ここからも千曲川対岸の尾根がよく見えます。


尾根の北側には空堀

さらに登ると番所跡も。こちらも北側には空堀。

登山道沿いにはところどころシュンランも
花を咲かせています。

だいぶ潰れたリスの巣。スギの皮が使われてます。

稜線到着して電波塔に向かって。

三登山へ向かう途中は千曲川側に開けたところ
があります。

キブシも花を咲かせてました。

そこから少しで三登山。
木々の合間に見えるのは飯縄山。
最近は山頂にカタクリが少し咲いてます。

下りは電波塔から直接蚊里田八幡宮へ。
林道脇には松食い虫の駆除作業してありました。

山の幸を少しいただいた今日の夕食は
タラノメとコシアブラの天ぷらと山葵のお浸し
自然の恵みにありがとうございます。