黒姫Time

登山ガイド・自然ガイド「山音」のブログ
黒姫にログハウスを建て、黒姫山を望みマイペースで活動する暮らしを綴ります。

一重山から五里ヶ峰 トンネルが貫く山を歩く

2019-12-19 19:44:14 | 
今日は気になっていた五里ヶ峰トンネルが貫いている
里山の連なりを歩いてみることに。
ちょうどしなの鉄道の屋代駅〜坂城駅間に沿うように
迫っている山。
途中で二度カモシカに出会う里山歩きでした。



まずは屋代駅のすぐ裏の一重山の入口、成田山不動尊
除夜の鐘はこちらでも?

落ち葉はコナラ、クヌギ、カシワ

現れた堀切、ということは山城跡ですな。
一重山は屋代城跡の主郭のよう。
尾根筋に12の曲輪が南北に雛壇状に連続してその間には堀切や竪堀がある構造
登ってくるときに平坦地が多かったと思ったのもそのせいか。

一重山を下りると林道に合流。そしてすぐに登りの案内板

登って行くと処理してある倒木。頭上も注意。

急登を九十九折で登ると有明山将軍塚古墳。
前方後円墳です。

その先緩やかに登って行くと有明山

木々の合間に冠着山のぼこたき岩が

アップダウンしながら進みますが所々倒木の跡。
ただ歩くのにそれほど支障はありません。
林道を横切る場所、宮坂峠。

部分的に中部北陸自然歩道になっているので道標あり、
踏み跡はしっかりついています。勘助道の案内板も。

五里ヶ峰への登りは急登。
霜が溶けた滑りやすい斜面を登り上げて

山頂到着。千曲川を挟んで対岸の冠着山、八頭山、大林山

五里ヶ峰から葛尾城跡を経由。
尾根沿いで急斜面の下ったり注意です。

葛尾城跡近くからは尾根が切り立っていたり、堀切があったり
所々階段付き

葛尾城跡主郭は東屋があり休憩場所。

歩いてきた山が一部見えてます。


ここからの下りもかなり急。ほとんど九十九折。
そして松茸の留山。

坂城神社へ下山して坂城駅までの一直線道路。
北国街道坂木宿として栄えた面影を残す家の作りも。

そんな坂木宿を通り坂城駅へ。
帰りはしなの鉄道に乗って歩いた山を見ながら屋代駅まで。
人には会わず、カモシカや野鳥、動物の痕跡(フン)はたくさん
出会った山歩きでした。


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