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【英当局、ビットコイン高騰に、すべてを失う覚悟を、と警告】既存通貨のトホホさ映すビットコイン高騰①

2021-03-09 00:01:27 | 世界共通
 ビットコイン、なかなか興味深い(?)展開になってきましたね、価格の高騰・・・もそうですが・・・

 ご存じのように、仮想通貨(暗号通貨)の代表格であるビットコインの価格が今年に入って高騰しています。年初(1月1日)29388ドルだったのが、足元では50941ドルと、わずか2か月少々で73%以上もの急上昇です。まあそのせいで、この間、けっこう激しく乱高下はしています・・・が、後述すること等から、個人的には、中長期的にビットコインの価格はさらに上がっていく可能性が高い(?)とみていますが、どうなることやら・・・

 さて、このビットコイン・・・を含む暗号通貨に関して、1月11日、英国の金融規制当局であるFCA(Financial Conduct Authority:英金融行動監督機構)は、その直前の価格急落等を受け、「暗号通貨への投資、あるいは暗号通貨関連の投融資は一般的にきわめて高いリスクを伴う」と声明で指摘したうえ、「消費者がこの種の金融商品に投資するのなら、すべてのおカネを失う覚悟をしておくべきだ」(If consumers invest in these types of product, they should be prepared to lose all their money.)と述べました。ちなみに同日のビットコインの価格は35482ドルでしたが、翌日には34039ドルと4%ほども急落したので、市場はこれを売りの一材料にしたようですが・・・

 で、このFCAのコメント、どのような意図だったのか―――ビットコイン価格のあまりに急速な上昇に、あわてて飛びつくとヤケドするよ、みたいな一般的な注意喚起だったのか、それとも何か別の思いがあったのか―――は、はっきりしてはいないようです。けれど、FCAのような公的な機関が、誰がどうみてもヒートアップし(過ぎ?)ている株価・債券価格・不動産価格のほうではなく、それらに比べるとはるかにインパクトの小さな暗号通貨に対し、それも(これへの投資を控えさせようとしているかのような?)カネ失くしかねないよ、みたいな強い言い方をしているということは・・・

 やはり・・・金融当局として、そろそろビットコイン等への規制等を強めていかないとマズいかも、と考えるようになったことの反映なのだろう、と勝手に想像しています。つまり・・・このままの状態を放置すると、暗号通貨がどんどん決済等で使われるようになり、既存の通貨が、わきに追いやられることになりかねない、といったおそれを抱いたのではないか、と・・・

 このあたり、上記警告を発したのが、英国の金融当局、つまりポンドという脆弱な通貨の価値を守るべき立場の組織、というあたりが、そんな憶測の根拠になっています。本当にそんなことになったら(多くの人々がビットコインで買い物をしたり「貯金」するようになったら)、主要通貨(≒ハードカレンシー)の中でポンドはもっとも早い段階で淘汰されるべき通貨になるでしょうからね・・・

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