Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

様々な思惑の末に

2024-09-27 23:39:57 | 時事
悲願の「石破首相」が誕生します。
最初の投票の感じからは瓢箪から駒のように日本初の女性宰相が誕生するとみたんですが、何が働いたのか。国会議員票が大幅に上積みされた時点で毎回議員票の上積みが出来ない石破氏の勝ちはないと思いましたが、高市氏だけは回避したいという動きが露骨に発生したようです。まあ党内評論家の石破氏が総裁になって甘い汁が吸えるとは思えないのにこの結果は奥が深いですね。「唯一の派閥」が高市氏推しに回ったと報じられていましたが、最初の投票こそ動いたものの、決選投票では不発だったようです。まあこの結果はいろいろな意味で「安倍なるもの」を否定するという意思表示かもしれません。一部には神格化までされていますが、政治がかくも不誠実になったのは間違いなく元首相の時代でしたから。まあ安倍政治を継承した前首相傘下の票が確実に石破氏に流れているようでもあり、今後の組閣や党内三役の選任でそこら辺の力学が見えてくるでしょう。

一方盤石にも見えた「セクシー」候補はまさかの失速で決選投票にも進めませんでした。
まあさすがに政権与党の議員のみならず党員であればリテラシーは持ち合わせているようで、「セクシー」候補は「首相」の器に非ずという烙印を押された格好です。
このあたりは皮肉にも立民の代表に元首相が選ばれたのも影響しているでしょうね。党首討論で惨敗しそうという懸念があちこちで聞かれましたが、選挙の顔としても無理という評価です。その意味では決選投票での逆転劇にも影響しているかもしれませんね。高市氏も「準決勝」では勝てたけど、「決勝」では無理との判断でしょう。
あとは「身体検査」に耐えられないという判断か。総選挙に打って出るとなれば、思わぬスキャンダルが命取りになりますが、高市氏がいちばん微妙でしたからね。

石破氏vs高市氏では旨味がない改革屋が必死になって高市氏sageに走っていましたが、「セクシー」ageとは出来なかったのも敗因でしょう。神輿が軽過ぎました。
内容は軽いし、それでいて不安を煽るんではどうしようもありません。なんかこの人はこの先道路公団等民営化の際に統率できなかった方のような将来が見えてきましたね。大物政治家の息子でありながら能力が残念で、タレントの兄弟の方がよほどマシという共通点もありますし。



教えるべき人に教えず、教える必要がない人に教えるのが問題

2024-09-27 23:37:26 | 歴史
相変わらず「馬の骨」派の神道学者が必死です。
悠仁親王殿下が帝王学を受けていない、愛子内親王殿下の成年時の会見は素晴らしい、と必死になって「廃嫡」を目指していますが、問題なのは「帝王学」、すなわち天皇たる振舞いを教育していないことにあるわけで、悠仁親王殿下に問題があるわけではありません。口伝や一子相伝の類があるのであれば、陛下が伝えるべきであり、そうでなければ宮内庁なりが準備しないといけません。事実上の「次の天皇」に対して必要なのは「帝王学」であり、トンボだなんだというものではないからです。しかしそれをもって秋篠宮家disはあり得ない批判であり、天皇家もしくは宮内庁の怠慢の結果となります。

「次の天皇」は動きません。必要な知見を得ていないのであれば学んで頂くだけです。皇位継承権がないけど有徳の人間に皇位を継がせるのであればそれは易姓革命です。中国の風習であり、我が国の伝統にはありません。にもかかわらず愛子内親王殿下を推し続けるのはなぜか。少なく見積もっても1500年あまりの伝統を持つ皇室を滅ぼさんとする意向に他なりません。正統がいると困るから、としか言いようがない対応です。

そもそも神道学者であれば、「シャーマン」であり「神主」でもある天皇という地位を理解していないといけないはずですが、全く分かっていません。
皇位継承のルールに従ってその地位は譲られてきたわけですが、そうではない「自称」が宗教的権威足り得るのか。
政治的な存在としての「国家元首」「君主」であれば決めごとということも可能ですが、それとて憲法が規定する「平等」の例外として「新しい王家」となることを認め得るのか。政治的存在であれば、憲法という枠組みを外れることはできませんから。

そもそも憲法に抵触するが例外として認められているのも、伝統と権威があるからです。
それこそ「偽物」が擁立されたら南北朝にもならずに否定されます。