山電の特急が別府に追加停車する件、ネットでは案の定「通過厨」が特急らしくないとか大騒ぎです。
そもそも1つ2つ通過しても新快速には勝てないわけですし、じゃあ明姫間をノンストップで走っても新快速にはかなわないから誰も乗らないわけで、どこで客を拾うか、需要を確保するかが分かっていないヲタの戯言でしょう。
既に山電は明石以西でいかにして収益を最大化するか、という発想で様々な施策を行っています。加古川市や高砂市から明石まで乗るとかなり高いわけです。話題の別府からは明石まで460円。三宮までは840円ですが、JRに乗り換えたら870円と、中距離の運賃が高い感じです。定期券では明石乗り換えが安いから企業も明石乗り換え一択で交通費を支給しているのが現状ですし。
一方で沿線は「播州平野」ですからクルマどころか自転車でJR駅にアクセスという選択肢があります。特に加古川駅がターゲットになるエリアはあっという間に逸走します。悪いことに加古川市内では神姫バスの撤退に伴い整備されたコミバス(かこバス)が別府、浜の宮、尾上の松から加古川や東加古川へと毎時1~3本、ルートによっては朝5時台から夜21時台まで運行と、まあ受託が神姫というコストの行政付け替え状態とはいえ、利便性は段違いであり、これもJRの利便性とセットでしょう。新快速の加古川での乗客数の段落ちも顕著ですし。
震災後に阪急が特急を岡本に停めた際も「通過厨」の評判は悪かったですが、摂津本山から岡本に歩いて御影まで行く、というような乗り継ぎ客が当たり前にみられる状態だったわけで、快速すら停車しない摂津本山に特急停車駅というくさびを打ち込む政策は正解でした。通過すれば正義、ノンストップは神、というような関西私鉄厨には理解できない現実と結果がそこにあります。事業者もヲタのお遊びに耳を傾ける余裕がありませんから。まあ関西私鉄厨は緩急接続の停車すら否定しますからね。高槻、芦屋の緩急接続で根こそぎ奪われた側からしたら、耳を傾ける価値もない意見ですが。
山電は数年前に日中のダイヤパターンを変更して、それまで須磨、明石、東二見、大塩での緩急接続だったものを、霞ヶ丘での通過追い越し(前後の垂水、舞子公園で接続)、東二見、大塩での緩急接続にしていますが、東二見での緩急接続だけは死守しているのは、東播の浜手エリアの需要を失ったら山電の最期という認識があるからです。朝ラッシュ時のダイヤパターンは普通は東二見で直特に接続し、さらに藤江でS特急に接続と、少しでも早く明石へという姿勢で山電を使ってもらおうと必死です。
臨海部の事業所の需要もなかなか拾い切れていないわけで、特に西二見と播磨町の「人工島」は山電の駅と線路を跨ぎ越してJR土山と直結する4車線道路が整備されており、路線バスや企業バスが人気です。別府界隈もJR加古川への企業バスは増便なのに別府経由JR東加古川は別府までの便が間引かれるなど山電派が減少しているわけです。
荒井はJR加古川へは渋滞が厳しい加古川の橋を渡ることや、JRの最寄りとなるJR宝殿は加古川止めの電車では行けないこともあり、山電一人勝ちですが、加古川市や播磨町、明石市域ではそうはいかなかったわけです。せっかくの特需を取り込めていない。そういう現実を一番分かっているのは山電ですからね。通過厨のヲタには見えない現実です。
山電がこのエリアで集客するのは王道です。一方で山電は確かに遅いですが、これは舞子以東の問題です。そして神戸高速線内の問題です。まあ神戸市が西神戸エリアの山電や神戸高速線の本数を増やすとアナウンスしながら、結局は黄色直特の須磨まで各駅化でお茶を濁したように、ここで山電がやる気を見せないのが問題なんですよ。結局黄色直特の各駅区間は板宿以東になって長距離客には福音ですが、特急通過駅は毎時4本に逆戻り。須磨浦公園への阪神特急は須磨で須磨始発終着の山陽普通と接続と言えば聞こえはいいですが、下りは山陽普通が先発、上りは山陽普通を待って発車と須磨浦公園前で行く意義がない状態です。そもそも黄直特は時間調整しまくりで、赤直特ですら時間調整をするんですから、別府に停める以前の問題として早く行く気がないのです。
そもそも1つ2つ通過しても新快速には勝てないわけですし、じゃあ明姫間をノンストップで走っても新快速にはかなわないから誰も乗らないわけで、どこで客を拾うか、需要を確保するかが分かっていないヲタの戯言でしょう。
既に山電は明石以西でいかにして収益を最大化するか、という発想で様々な施策を行っています。加古川市や高砂市から明石まで乗るとかなり高いわけです。話題の別府からは明石まで460円。三宮までは840円ですが、JRに乗り換えたら870円と、中距離の運賃が高い感じです。定期券では明石乗り換えが安いから企業も明石乗り換え一択で交通費を支給しているのが現状ですし。
一方で沿線は「播州平野」ですからクルマどころか自転車でJR駅にアクセスという選択肢があります。特に加古川駅がターゲットになるエリアはあっという間に逸走します。悪いことに加古川市内では神姫バスの撤退に伴い整備されたコミバス(かこバス)が別府、浜の宮、尾上の松から加古川や東加古川へと毎時1~3本、ルートによっては朝5時台から夜21時台まで運行と、まあ受託が神姫というコストの行政付け替え状態とはいえ、利便性は段違いであり、これもJRの利便性とセットでしょう。新快速の加古川での乗客数の段落ちも顕著ですし。
震災後に阪急が特急を岡本に停めた際も「通過厨」の評判は悪かったですが、摂津本山から岡本に歩いて御影まで行く、というような乗り継ぎ客が当たり前にみられる状態だったわけで、快速すら停車しない摂津本山に特急停車駅というくさびを打ち込む政策は正解でした。通過すれば正義、ノンストップは神、というような関西私鉄厨には理解できない現実と結果がそこにあります。事業者もヲタのお遊びに耳を傾ける余裕がありませんから。まあ関西私鉄厨は緩急接続の停車すら否定しますからね。高槻、芦屋の緩急接続で根こそぎ奪われた側からしたら、耳を傾ける価値もない意見ですが。
山電は数年前に日中のダイヤパターンを変更して、それまで須磨、明石、東二見、大塩での緩急接続だったものを、霞ヶ丘での通過追い越し(前後の垂水、舞子公園で接続)、東二見、大塩での緩急接続にしていますが、東二見での緩急接続だけは死守しているのは、東播の浜手エリアの需要を失ったら山電の最期という認識があるからです。朝ラッシュ時のダイヤパターンは普通は東二見で直特に接続し、さらに藤江でS特急に接続と、少しでも早く明石へという姿勢で山電を使ってもらおうと必死です。
臨海部の事業所の需要もなかなか拾い切れていないわけで、特に西二見と播磨町の「人工島」は山電の駅と線路を跨ぎ越してJR土山と直結する4車線道路が整備されており、路線バスや企業バスが人気です。別府界隈もJR加古川への企業バスは増便なのに別府経由JR東加古川は別府までの便が間引かれるなど山電派が減少しているわけです。
荒井はJR加古川へは渋滞が厳しい加古川の橋を渡ることや、JRの最寄りとなるJR宝殿は加古川止めの電車では行けないこともあり、山電一人勝ちですが、加古川市や播磨町、明石市域ではそうはいかなかったわけです。せっかくの特需を取り込めていない。そういう現実を一番分かっているのは山電ですからね。通過厨のヲタには見えない現実です。
山電がこのエリアで集客するのは王道です。一方で山電は確かに遅いですが、これは舞子以東の問題です。そして神戸高速線内の問題です。まあ神戸市が西神戸エリアの山電や神戸高速線の本数を増やすとアナウンスしながら、結局は黄色直特の須磨まで各駅化でお茶を濁したように、ここで山電がやる気を見せないのが問題なんですよ。結局黄色直特の各駅区間は板宿以東になって長距離客には福音ですが、特急通過駅は毎時4本に逆戻り。須磨浦公園への阪神特急は須磨で須磨始発終着の山陽普通と接続と言えば聞こえはいいですが、下りは山陽普通が先発、上りは山陽普通を待って発車と須磨浦公園前で行く意義がない状態です。そもそも黄直特は時間調整しまくりで、赤直特ですら時間調整をするんですから、別府に停める以前の問題として早く行く気がないのです。