Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

煽りメディアのインチキ報道

2024-08-29 21:35:43 | 震災・災害
煽り官庁や煽りメディアを翻弄している迷走台風ですが、奄美付近で非常に強い勢力になったことで煽り官庁や煽りメディアが息を吹き返して、「史上最強級」とかまた新しい煽り文句で焚き付けています。

確かに南九州付近では予想を上回り非常に強い勢力まで発達しましたが、今後は陸上を進むため水蒸気というエネルギー供給源がなくなることから、急速に衰退に向かうはずです。日本列島縦断とかおどろおどろしいですが、暴風圏は30日の早い段階で消える見通しで、周辺の暴風雨も30日午後の関西エリアが最後という感じです。一時は紀伊半島沖を経由してから関西へという迷走の予報でしたが、直進に近くなった代わりにほとんど停滞とか居座り台風となったことで関西圏直撃は遅れに遅れて週明けにかかる見通しになってしまいましたが、990ヘクトパスカル台まで衰退する予報ですから、それほどひどい被害もないと思われます。ただし長時間の大雨で土砂災害のリスクは非常に高まっていることには注意が必要です。またこの台風は典型的な雨台風というか、台風本体ではなく秋雨前線などを刺激して遠隔地での大雨を招くという特徴があります。台風の進路と鈍足が災いして東海地方で大きな被害が出ているのはその典型です。

メディア、とりわけTVでは予報円を示すとともに風速風向や降雨の見通しを示すケースが多いですが、煽りメディアがそこで小細工をしています。
時間とともに変化する風向風速を見ていると、どう見ても渦の中心、すなわち台風の目は関西北部から日本海上を東進しています。台風の中心と風の渦が乖離しているなんてことは無いわけで、おかしいなと思いながら見ているとニュースショーの気象担当の気象予報士が「北寄りコースの場合」とゲロッたのです。

これは最低です。予報円が定まらないような迷走台風で予報円の「端」を前提にした予報を示すというのはミスリードというか誤報に等しい行為です。
これにより30日午後に大阪など阪神方面で暴風雨となると言ったわけで、それこそ煽りメディアが「2018年9月の台風の再来」と焚き付けるために都合のいいデータとなる進路を前提にしたとしか言いようがない「予報」です。これを「気象予報士」という国家資格有資格者がしたんですから罪深いどころの騒ぎじゃありません。資格剝奪すべき事態です。