Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

またぞろ動きが活発に

2023-12-17 23:15:10 | 歴史
女系天皇という「馬の骨王朝」を目指す向きの蠢動がまたぞろ活発になってきています。おそらくそろそろ意中の「皇配」を迎えて、という王朝簒奪のステップを踏むべき時期になったということなんでしょうね。新王朝の連枝として甘い汁を吸おうとする勢力もそろそろ我慢も限界なんでしょう。

例の神道学者が恐れ多くも上皇陛下の発言をつまみ食いして女系相続が皇室の意向、と誘導していますが、上皇陛下は退位の意向を示されるにあたり、なぜ光格天皇の事例を研究させたのか。あの当時、約200年前の最後の「退位」だったことがクローズアップされていますが、同時に光格天皇は閑院宮家から入った傍系相続でもあります。あの時点で皇位継承が傍系相続になることは必至の状態ですから、当然そこも意識しての指示だったとしか言いようがありません。

こうした勢力が公言しているのが愛子内親王殿下の即位への期待ですが、それは現在の皇位継承権者を「排除」することになります。さすがにそれは無理筋で不敬に過ぎる、と現行の皇位継承権者が絶えた場合、とする論者もいますが、多くは「廃太子」を狙う勢力です。これは悠仁親王殿下に皇位が移った時点で(厳密にはその将来の時点でご存命であれば秋篠宮殿下に)、女系天皇、女性天皇を容認したとしたら、悠仁親王殿下を基準に順番が決まります。この時、悠仁親王殿下の皇子もしくは皇女が第一位で、女系相続を容認した長子主義にも変更されていれば皇女の子孫が第二位になります。

皇子、皇女がいない場合は兄弟になります。すなわち佳子内親王殿下であり、皇籍離脱をしていなければ先順位になります。
愛子内親王殿下はその次順位です。もうお判りでしょう。小泉政権時にあと一歩まで迫った「馬の骨王朝」樹立は、「親が決めた許婚」じゃないですが当然意中の家系があるはずです。愛子内親王殿下でないと困るから、長子相続への変更と秋篠宮家disを繰り返しているわけです。「馬の骨」の皇配を佳子内親王殿下に乗り換えさせるというわけにもいかないのでしょう。世代が違いますし。だから必死になっているわけです。

そもそも我が国が仰ぐ「天皇」とはなにか。宗教的権威の側面もあるわけで、その定義が変わっても権威と意義が継続されるのか。正当な行為に連なる子孫がいるなかで、政治的に正当とされた「馬の骨」が天皇を名乗っても本物かどうか。南北朝、さらには後南朝だって男系男子による皇位継承を前提にしていましたからね。王朝交代と目されている継体天皇ですら、応神天皇5世の子孫と称して男系男子による継承という建前を守っていました。ところが今回は全く違う「馬の骨」を据えようとしています。

議論の多くが「天皇」ありきで進められていますが、「馬の骨」でいいから「天皇」という存在を置く、仰ぐ、という必要はあるのか。
日本国憲法最大の例外といえる天皇はなぜ存在し得るのか。「馬の骨」の世襲の栄典を与えることは日本国憲法とどう整合するのか。「天皇」の定義に外れた政治的な存在にすぎない人物と家系が。実はそういう意味では「改憲派」とも親和性があるわけで、改憲を謳う政権与党にあからさまな女系論者がいるのも実は整合が取れてしまうのです。

世界最古の王家という金看板を僭称して、それの連枝として特権に与れる。格差社会の仕上げで、今の地位を永遠に固定化できる。そういう目的すら透けて見えます。そのいずれもが日本国憲法が邪魔という側面を持ちますし。



イカサマ、インチキの果てに

2023-12-17 23:13:52 | 時事
パー券問題が大炎上して官房長官はじめとして更迭という内閣改造となりました。
元首相の派閥が狙い撃ちの格好で激しい反発も出ているようで、政務官の更迭は見送られるようですが、この期に及んで派閥の方を向いた対応というのが末期症状です。まず無様な対応が自派閥どころか政権、いや。政権与党の危機を招いているということがわかっていません。派閥が生き延びるためには、相当な低姿勢を見せて蟄居していないといけないのに、キングメーカー気取りの恫喝で腰砕け、となったら、政権の無能さはいうまでもなく、派閥の「開き直り」はさらに批判が集中するでしょうに。

もちろん首相も含めて元首相の派閥以外が潔白とは言い切れないだけに、狙い撃ちしてすげかえたらこちらも真っ黒、では洒落にならないので、逃げ道を残す格好かもしれません。

一部報道で元首相べったりの元NHK記者が、元首相が指摘したのに直っていなかった、と元首相は悪くない論を展開していますが、文字通り死人に口なしで何とでもいえますからね。確認も取れない話です。しかもニュースショーで自分は政治部だったから政治資金の話は知らなかった(それは社会部だから)、という信憑性の欠片もない言い逃れをしていましたが、じゃあなんでそんな「秘話」を知ってるの、という話であり、こういう提灯持ちがコメンテーターに名を連ねているCX系のニュースショーはやはり「めざまし」ならぬ「めくらまし」ですね。

やはり数多の疑惑を含めて洗い直す必要があるでしょう。被疑者死亡であってもです。
政治屋によるイカサマ、インチキの横行はまさにこの時に急拡大しています。そうなれば当然「国葬」の是非も問い直すべきでしょう。これで吉田茂と同等、というのは国民を愚弄する話で、栄典の褫奪は当然です。