Straphangers’ Room2022

旧Straphangers' Eyeや習志野原の掲示板の管理人の書きなぐりです

存続理由は義務でもあるはずだが

2023-03-09 01:43:11 | 交通
ローカル線の「放置」といえばJR西日本の木次線における「冬眠」が有名ですが、JR東日本もやるんですね。
只見線の大白川-只見間で雪崩等の危険性があるからと期限を定めない運休に入りましたが、これ、木次線よりも悪質です。

というのも、木次線は並行する国道(おろちループ)が当然開通しているので代行輸送がありますが、只見線の場合は六十里越にあたるこの区間、並行する国道は11月中旬からGWまで半年近く通行止が続くわけで、そもそも並行道路が冬季間長期通行止になるから廃止対象から外れているのに、鉄道が止まっては存続理由がなくなります。

会津川口-只見間が長年豪雨の影響で不通だったのを奇貨に廃止しようというJR東日本の企みを福島県などがコストを負担するからと存続に持ち込んだ経緯があるだけに、その意趣返しか、としか思えませんね。廃止対象から外れた経緯とその後の並行道路の状況を踏まえたら、只見線が「唯一の交通機関」という状況に変わりがなく、さらに豪雪や雪崩というのは毎年の話なのになぜ「冬眠」を始めるのか。交通の維持はやれば出来るけどコストがかさんでやりたくないから、という身勝手運休です。ちなみに運営コストを負担する福島県などに対してJR東日本は「冬眠」を条件に挙げていたのか。そうでなければとんでもない「やらずぼったくり」でしょう。



愚行が招く規制

2023-03-09 01:40:05 | 時事
参院の「税金泥棒」は結局謝罪も帰国もしませんでした。与野党とも懲戒委員会に再度かけると決議したのは当然で、甘々な処分でも無視という国会をコケにした対応ですから、除名は必至、というか除名しないといけない事案です。

そもそも帰国しない理由が逮捕されるリスクということですが、実はこれ、ネットでの暴露だなんだという相対化されやすい問題ではなく、詐欺事件が絡んでいるという指摘があります。国際的に有名な韓国のグループに会わせると言葉巧みに旅費などを振り込ませて梨のつぶて、という被害が報じられており、それが事実であればいかに不逮捕特権がある国会議員とはいえ、速攻で議会は許諾を出すでしょうから、不逮捕特権は事実上無意味です。現行犯逮捕は犯罪の事実が明白で不当逮捕を云々することがないため(不逮捕特権は不当逮捕を恐れての制度)不逮捕特権の例外ですが、本件がもし訴追に足る真実であれば、この手の破廉恥罪を不逮捕特権として保護するべきなのか。という問題が出てきます。

この「議員」を擁立した政党は責任を取ると自称して党首が辞任したようですが、同時に悪ふざけとしか言いようがない党名への変更を発表しています。
現時点ではまがいなりにも国会議員を擁する「政党」を無視はもちろん正式名称で呼ばないというのは本来民主主義への重大な挑戦なんですが、本件に関してはそれを脇に置いて肯定するのも当然と思わざるを得ない状況です。

メディアがいわゆる「泡沫候補」を無視するのは、戦後「政治ゴロ」と見做される人物によるふざけた立候補(いわゆる「背番号候補」など自分の主張を垂れ流すために当選など意識もしない候補を擁立)があり、それを排除するために編み出したロジックに基づいています。本件もその意味では「歴史を作る」問題になるんでしょうね。歴史に名を残させるというのは不本意ですが、「政党名の無意味な変更」の禁止や登院しない議員の除名の明文化とか、民主主義の象徴である議会を愚弄する勢力を二度と出さないための規制が必要です。

こういう規制は民主主義を危うくする、というおめでたい主張が出てくるものですが、民主主義を大事にするのであれば、大事であれば、こういうバカげた事態が起きないように有権者も議会も行動しないといけないのです。この連中が唱えていたお題目を信じていたから、と言い逃れに走るんでしょうが、直接比例選挙で記名して投じた人はもちろん、この政党に投じた人もあわせて、本来は無いに越したことが無い規制を招いた責任を取るしかないのです。そして第二、第三のこの手の「議員」が現れないようにするためにも、有権者の行動は重要です。



「話が違う」を地で行く話だが

2023-03-09 01:38:18 | 交通
リニア問題で私怨むき出しのライターが下品に静岡県知事を罵っていますが、そういうポジショントークを平然と掲載する雑誌(ウェブ)やそれをニュース然として掲載するポータルサイトの品位もまた問われます。いわんやそれを提灯つけて持ち上げる事業者無謬系のヲタは「為にする」どころでない存在です。

まあ状況を曲解というか、おりしも国会で「捏造」を巡って辞職するしないの押し問答になっていますが、足下のニュースもどきは真贋どころじゃないレベルです。
客観性、科学的知見とかまあ口端に上るのも情けない状況で、東電の田代ダムの取水を減らすことで大井川の流量は維持できます、キリッ、と言いながら、まだ東電とは握っておりません、テヘッ、というのは「方策」「方便」も真っ青な無責任発言です。一方的に水利権に手を突っ込まれた東電は、それで話がまとまるんだろうな、と県を含む流域自治体の意向確認を要求していますが、そりゃそうだの世界です。まあこれも事業者無謬系の手にかかると流域自治体は工事に賛同していて県が邪魔してたから今回の意向確認で前進する、と斜め上の読解力を発揮していますが。

そしてさらに出て来た香ばしい事実があるわけで、大井川の水量の問題が論点になっているのに、田代ダムでの対応は工事期間だけ、と言ってるわけです。
工事完了(営業開始)後はトンネル内に湧出した水をくみ上げて大井川上流に流すというつもりでしょうが、事実上工事終了後の保障はしませんよ、といっているようなものです。おそらく多くの人が田代ダム案などの対応は「工事によって失われた」流量の補填と思ってるはずで、まさか「工事期間中に失われた」流量の補填とは夢にも思っていないでしょう。

いやいや、全量戻すという「方策」「方便」が後で判明した前回と違い、今の段階で判明しただけでも幸いでしたが、またもや「方策」「方便」を繰り出してきたわけで、県知事が「説明に来い」というのを「お前何様」と批判する事業者無謬系の連中は、また同じことをやらかしたという致命的エラーをどう見るんでしょうね。まあこうした「不都合な真実」には頬っかむりで私怨を書きなぐる勢力には「カエルの面になんとやら」でしょうが。