風光明媚な場所で観光案内の車内放送を流すケースはたまにありますが、JR西日本で体験したのは昼間の新快速で須磨-塩屋間の須磨海岸と舞子付近での明石海峡大橋に関する案内でした。一方インバウンドに人気の尾道ではまさに「取って付けた」英語放送が下り電車の東尾道発車後に流れ、尾道水道、尾道大橋の風景を案内しています。115系が大半の岡山支社は227系のように自動放送がデフォルトでないので苦肉の策なんでしょうが、やはりインバウンドの入り込みが多い倉敷では英語放送がなく、中途半端です。
こうした取り組みも悪くないのですが、やはり本筋は案内の英語版です。駅の案内表示のように多言語化することは車内放送には向かないので英語のみで十分ですが、なかなかそれもないわけで、車両の新製、更新に合わせて自動放送を導入してようやく開始されているのが実情です。ところが225系使用の新快速で自動放送が流れなかったケースに遭遇しており、このあたりはどうなっているのでしょう。
一方で出だしは酷評だったJR東海の車掌による肉声の英語放送ですが、それなりに定着しています。数をこなし、場数を踏むことで、一種の定型文ですから流暢とまではいかずとも案内放送としては十分に機能するレベルになっています。新幹線や特急列車だけでなく、一般列車でも行うことに意義があるわけで、インバウンドや在日外国人から見たら、非常に心強い話です。その意味でもJR西日本(岡山支社)の「取って付けた」対応は形だけで魂が入っていません。なおJR西日本では以前指摘したことがありますが、英語の自動放送が「直訳」で、日本語が「三ノ宮、三ノ宮です」と締めるのをそのまま「Sannomiya, Sannomiya」と謎のエンディングですから。
もちろん自動放送で均質化された提供がベストですが、車掌も英語で案内できる、というスキルを実現したJR東海の対応は大きな財産です。
なかなか場数を踏ませるのは難しいですが、駅員がこれが出来るようになれば完璧でしょう。実務での文章や単語を知ることで、実際に外国人に問いかけられた時でも、最悪単語の羅列だけでも対応できるでしょうから。
英語などでの対応という面ではやはり航空ですが、乗客に外国人がいないと端折るとかけっこうシビアです。国際線だと日英2ヶ国語のほか、発着地のローカル言語でも放送していますが、こうしたきめ細かさも鉄道の比ではありません。
ただ英語の「レベル」という意味ではそれほどでもないわけで、機内放送、特に機長からの挨拶はかなりレベル差がありますね。もちろん実際に英会話を行う能力はしっかりしているはずで、そこが大きいのですが、鉄道の方も英語のレベルを批判されてもそこまで悪くはないと胸を張って自信を付けたほうが良い結果につながるでしょう。
こうした取り組みも悪くないのですが、やはり本筋は案内の英語版です。駅の案内表示のように多言語化することは車内放送には向かないので英語のみで十分ですが、なかなかそれもないわけで、車両の新製、更新に合わせて自動放送を導入してようやく開始されているのが実情です。ところが225系使用の新快速で自動放送が流れなかったケースに遭遇しており、このあたりはどうなっているのでしょう。
一方で出だしは酷評だったJR東海の車掌による肉声の英語放送ですが、それなりに定着しています。数をこなし、場数を踏むことで、一種の定型文ですから流暢とまではいかずとも案内放送としては十分に機能するレベルになっています。新幹線や特急列車だけでなく、一般列車でも行うことに意義があるわけで、インバウンドや在日外国人から見たら、非常に心強い話です。その意味でもJR西日本(岡山支社)の「取って付けた」対応は形だけで魂が入っていません。なおJR西日本では以前指摘したことがありますが、英語の自動放送が「直訳」で、日本語が「三ノ宮、三ノ宮です」と締めるのをそのまま「Sannomiya, Sannomiya」と謎のエンディングですから。
もちろん自動放送で均質化された提供がベストですが、車掌も英語で案内できる、というスキルを実現したJR東海の対応は大きな財産です。
なかなか場数を踏ませるのは難しいですが、駅員がこれが出来るようになれば完璧でしょう。実務での文章や単語を知ることで、実際に外国人に問いかけられた時でも、最悪単語の羅列だけでも対応できるでしょうから。
英語などでの対応という面ではやはり航空ですが、乗客に外国人がいないと端折るとかけっこうシビアです。国際線だと日英2ヶ国語のほか、発着地のローカル言語でも放送していますが、こうしたきめ細かさも鉄道の比ではありません。
ただ英語の「レベル」という意味ではそれほどでもないわけで、機内放送、特に機長からの挨拶はかなりレベル差がありますね。もちろん実際に英会話を行う能力はしっかりしているはずで、そこが大きいのですが、鉄道の方も英語のレベルを批判されてもそこまで悪くはないと胸を張って自信を付けたほうが良い結果につながるでしょう。