今回のコロナ感染拡大では、医療行政関係者の負担能力を超えた急拡大で、全国民が行動自粛を強いられる災難に遭遇した。
メディアは、盛んに被害者の窮状を伝え、国民の不安は増大する一方であり、暗い気持ちになる流れが大多数である。
しかし、この様な緊急事態では、従来の保守的な流れが影を潜めて、難題を突破しようと、果敢に挑戦する者の活動が活性化する。
多くの挑戦で工夫が試みられ、今までは影に追いやられていた様な、「新機軸の創意」が表に浮上する。
これが成功する場合も頻繁に起きる様になって、停滞していた社会に、新しい展望を開くきっかけにもなる。
平常時ならば、大企業とか名門企業の強みに妨げられて、新参者は敗退するのが通常だが、この様な乱世の時代には、創意工夫次第が、成否を分ける。
大企業は、従来の成功体験の実績に上に、殿様商売的に、消費者軽視が幅を利かしていたが、この自粛を求めている時代には、新規の魅力が勝る。
行政サイドも、各地の事情ごとに、感染拡大抑止に工夫を競う状態が活発化し、惰性で過ごしていた、各自治体の首長と幹部を、試練に立たせている。
これから本当の能力を発揮した人、自治体が、社会から評価される。