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INSIDE SORAMAME

福岡のバスのことなど・・

2010年10月16日ダイヤ改正(3)

2010年10月11日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
1)と(2)の記事を書いた時点では、公式サイトでの発表はまだだったのだが、現時点では、公式発表から既に数日が経過している。

結局、それほど大規模なダイヤ改正ではなく、(1)と(2)で取り上げた内容で概ねカバーしている(ダイヤだけの変更や、増減率の小さい運行回数変更については、そもそもこのブログではあまり取り上げていないので)。

写真は、「祗園町」(大博通り北西向き)バス停に出ていた改正の案内である。

「29-1番」廃止による代替策につき、「高美台方面へは貝塚などで29番から23番に乗り換え、もしくは、蔵本で2番などから23番に乗り換え」と案内しているが、「高美台方面へは」と言うのであれば、「蔵本で新宮急行に乗り換え」が圧倒的に速いことは言うまでもない。
さらに、「29-1番」廃止により行けなくなる区間のうち、「女子大前~和白」間については、「蔵本で21Aや26Aに乗り換え」のほうが速い。
という訳で、掲示の案内で「まあ妥当」と言えるのは、「千早」「名香野」「ゴルフ場入口」「上和白」「高美台入口」についてのみである(←既に一日一本しか走っていない路線について、その代替策をそこまで厳密に考えたりしないだろうなぁ…ということはわかっていますよ)。

掲示では「29N」の減便についても触れられている。
今年3月のダイヤ改正で、駅東ランプ経由の循環運行(→駅東ランプ→博多駅→呉服町ランプ)となり、当時の記事では、上り(博多駅行き)について、“JRとの「競合」という観点で捉えれば博多駅までの所要時間が短くなる一方、JRとの「住み分け」という観点で捉えれば博多駅周辺地区(呉服町~駅前一丁目)への所要時間が長くなる訳で、「住み分け」よりも「競合」を選んだという見方もできる。果たしてこの選択の結果はどう出るだろうか?”と書いたのだが、結果は「凶」だったということだろうか。
掲示では、「29N」減便の代替策として、「29番をご利用願います」と案内されているのだが、この「29番」のほうも、これまでの約20分間隔から約30分間隔へと減便されるため、「代替策」としてはいかがなものかという感はある。

今年春の改正で、「22N」と「24C」が天神北ランプ経由となり、今回の改正で「新宮急行」もこれに追随する。
都心部での停車地が、これまでの「蔵本→天神」という順番から、「天神→蔵本」という逆の順番になる訳で、博多駅方面に向かう利用者の多くが乗り換える「蔵本」が遠くなることになる(「蔵本」ののりば的にみても、昭和通りを横断しなければならなくなる)。
「29番」「29N」の減便もそうだが、九州新幹線全通に合わせた新しいJR博多駅の開業を来春に控え、博多駅を心理的に遠く感じさせようとする策略…というのは考え過ぎだろうか。
このあたりは、「17番」「19番」「58番」「65番」「73番」「214番」「312番「514番」「515番」などの本数が、この先数ヶ月でどう動いていくかにも注目である。
(つづく)
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どうでもいいですよ(11)

2010年10月09日 |   ┗ どうでもいいですよ
(つづき)
17・砂津←→小倉駅バスセンター

北九州市小倉北区の「砂津」バス停の西行きのりばに出ている掲示。
「下記の行先番号は小倉駅バスセンターに入ります」として、「小倉駅バスセンター」に乗り入れる路線を案内している。

「砂津」と「小倉駅バスセンター」の間は直線距離で1キロも離れておらず、その間にバス停は2つほどあるのだが、この案内に出てくる路線が全部同じバス停を通るという訳ではなく、「砂津→小倉駅バスセンター」を走る路線については以下の4つものバリエーションがある。

・「浅香通り」のみに停車する
 「22番」「25番」「27番」「28番」「45番

・「京町三丁目」のみに停車する
 「34番」「38番」

・「浅香通り」と「京町三丁目」に停車する
 「12番」「21番」

・どこにも停車しない
 「110番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」

これらの違いは、バスの行先表示を見ただけでは全くわからないし、バス停に特に案内が出ている訳でもない。
砂津から乗って、小倉駅バスセンターより前のバス停で降りる人は多くないし、「浅香通り」や「京町三丁目」を利用したい人だけが番号を覚えればよい訳で、そう考えると「どうでもいい」話なのかもしれない。
しかし、このような状態が日々普通に成立していることが、北九州が地元ではない私にとってはとても不思議に映る(なお、小倉→門司港の路線の多様性については、ひろしさんのおかげで最近は不思議さがかなり軽減しています)。

大博通りの「博多駅行き」の終点が三井ビルなのか交通センターなのかわかりにくいとか、「天神一丁目」(国体道路東行き)における「博多駅行き」で途中どこを通るのかわからない表示のバスが来ることがあるとか、福岡都心部でも「わかりにくい」と思えるケースはあると思うのだが、小倉のケースは、福岡とはまた違う次元の話のようにも見える。
おそらく、北九州地区の過去の路線改廃の経緯などがつぶさにわかる方であれば、どうしてこんな複雑な事態が生じてしまっているのか説明できるのだろうけど、私にはわからない。

ちなみに、逆の区間である「小倉駅バスセンター→砂津」についても、以下のように3つのパターンがある。

・「米町」のみに停車する
 「12番」「21番」「22番」「25番」「45番」

・「小倉駅前」と「米町」に停車する
 「27番」「28番」「恒見急行

・どこにも停車しない
 「34番」「38番」「134番」「138番」「田川快速」「日豊急行」

本件では往路と復路ではパターンが異なり、人に覚えてもらうことを拒んでいるようにさえ見えてしまう。
複数のパターンがあったとしても、それが往路と復路で対応していれば覚えられないでもないと思うのだが。
…まあ、「特に覚えなくても大勢に影響はない」というのが実際のところなのだろうか。
でもこのままだと、福岡のように、例えば「平和通り→小倉駅バスセンター→砂津で行先番号を統一」みたいなことはできそうにない。

なお、掲示に出てくる「24番」は、現在は「砂津」には来ない。
また、バス停に停車中の「49番」(門司駅~大里桃山町~砂津~平和通り~紺屋町~三萩野~黄金町第一高田町~愛の家)は、「小倉駅バスセンター」には乗り入れない。
(つづく)
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キロクのカケラたち(11)

2010年10月07日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
西鉄バスのサイトの過去の「ダイヤ改正情報」を保存したものを紹介しているこのシリーズ
11回目は、今から約5年半前、2005年4月の改正である。

この改正から約2ヶ月後に、このブログがスタートする訳だが、当時は私もまだ病み上がりであった。
改正内容を眺めていると、その後、ブログで記事にしている事項も多く、振り返ってみると、かなり話題性に富むダイヤ改正だったといえるかもしれない(あくまで私の視点で、という意味ですが)。
関連記事には、思い出す限りリンクを張って(貼って?)みることにする。

以下の「改正情報」は原文のママであり、表現の重複や誤字など、“荒削り”な点は私の責任ではありません…。
--------------------------

■ 2005.04.01改正 ■
【福岡地区】
●福大線(12)
 エコルライナーの増便、復路に限り、城内経由を大正通り経由に変更致します。
●片江(城南)博多駅線(16)
 一部運行時刻の変更を行います。
屋形原(福大病院)線(61)
 一部運行時刻の変更を行います。
屋形原(那珂川)線(61)
 一部運行時刻の変更を行います。
●板付線(41)
 一部運行時刻の変更を行います。
板瀬線(39・39B)
 一部運行時刻の変更を行います。
●空港内線
 一部運行時刻の変更を行います。
加茂~藤崎線(209・2-9)
 歯科大総合病院前・次郎丸六丁目賀茂駅の停留所を新設致します。
●金武線(2・2-1)線
 西高下バス停を、講倫館高校前に名称変更致します。
●三軒屋線(201)線
 西高下バス停を、講倫館高校前に名称変更致します。
●金武(城南)博多駅線(19)線
 西高下バス停を、講倫館高校前に名称変更致します。
能古渡船場~博多駅線(5)線
 愛宕浜公民館前停留所を新設致します。(百道浜四丁目~豊浜団地間、及び愛宕浜四丁目~豊浜団地間の下り)
●西新(城南)九大線(9)線
 愛宕浜公民館前停留所を新設致します。(百道浜四丁目~豊浜団地間、及び愛宕浜四丁目~豊浜団地間の下り)
●シーサイドももち線(300・301・302・303・312)線
 愛宕浜公民館前停留所を新設致します。(百道浜四丁目~豊浜団地間、及び愛宕浜四丁目~豊浜団地間の下り)
月の浦~大野城線(20)線
 新道開通に伴い、上大利二丁目停留所を新設致します。
春日~那珂川ハイツ線(1・2・6)線
 雑餉隈営業所系統廃止に伴い、運行回数・時刻の変更を行います。
春日~大橋線(42)線
 一部時刻の変更を行います。
●星ヶ丘線
 西鉄二日市東口~五条系統の廃止に伴い、運行回数・時刻の変更を行います。
上西山線(3・24)
 JR二日市駅~永岡~甘木営業所系統の廃止し、JR二日市駅~永岡~筑紫駅前系統の新設を行い、運行回数・時刻の変更を行います。
●甘木幹線(40・41)
 JR二日市駅~永岡~甘木営業所系統の廃止に伴う運行回数・時刻の変更を行います。
赤間急行線(急行)
 運行回数・時刻の変更を行います。
赤間~福岡(普通)線(26A・26)
 花見ケ丘三丁目停留所の新設を行います。
●津屋崎・鐘崎線(1・1-1・1-2・1-3)
 光陽台六丁目~福間駅~国立病院系統の廃止に伴う運行回数・時刻の変更を行います。
岡垣町コミニティ線
 路線の新設を行います。
薦野線(・131・132・133・136)
 古賀駅東口~工業団地~グリーンパーク古賀系統を新設致します。
 大塚団地の経路変更・千鳥小学校経由を千鳥駅経由へ経路変更・今在家経由の昼間帯をサンコスモ古賀経由へ経路変更致します。
●古賀市小竹線(133)
 路線の新設を行います。
●糠塚循環線(65)
 一部運行回数・時刻の変更を行います。
●博多駅~福岡空港
 路線を廃止致します。

【北九州地区】
北九州空港線
 一部運行時刻の変更を行います。
芦屋線(20・21・23・24・25・26)
 路線を廃止致します。

【筑豊地区】
小竹~天道線(1・20)
 一部運行経路の変更を行います。
●中有木線(10)
 路線を廃止致します。

【久留米地区】
●沖新線(6)
 一部系統廃止に伴う、運行回数・時刻の変更を行います。
羽犬塚線
 一部系統廃止に伴う、運行回数・時刻の変更を行います。
●福島線(30・31・32・33)
 停留所名称の変更を行います。若津⇒筑後川昇開橋・農協会館前⇒国際医療福祉大学前・大川工業前⇒大川樟風高校前・辻町⇒辻町(伝習館高校前)・中原⇒中原高木病院前・石川整形外科前⇒上田・野添⇒野添(祐誠高等学校前)
小郡コミュニティ線
 運行系統・回数・時刻の変更を致します。又、老人福祉センター東停留所を小郡交流センター東に名称変更致します。
鳥栖プレミアム・アウトレット
 運行系統・回数・時刻の変更を致します。基山サービスエリア~鳥栖プレミアム・アウトレット間休止・西鉄小郡駅~鳥栖プレミアム・アウトレット間は期間を定めての試行運行致します。
筑紫野線(17)
 運行系統・回数・時刻の変更を致します。
東背振線
 一部時刻の変更を行います。
--------------------------

古賀市の「無番 古賀駅東口~グリーンパーク古賀」は、当初から「133番」と取り違えられるケースが多いように思うのだが、あくまで「無番」として走っている。
また、「板瀬」ではなく「坂瀬」、「加茂」ではなく「賀茂」が正しい(他にも誤字があるかも)。

ちなみに、「坂瀬線」は「坂瀬」バス停を通らなくなって久しい。
(つづく)
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タイムリーヒット(22)

2010年10月06日 |   ┣ タイムリーヒット
(つづき)
10月6日の記事ということで、福岡市西区の「拾六町団地」バス停など。

「拾六町団地」には現在「1-5番」「97番」「205番」「505番」「515番」が乗り入れている。

「97番」以外は、末尾(もしくは枝番部分)の数字に「5」が用いられている。
この「5」という数字には、“拾六町団地を通る”という意味が込められており、決して偶然の一致ではない。

これらの路線は、図で示した通り、
北から南に向かう路線は「→中村→拾六町団地口→拾六町団地→拾六町団地南→拾六町団地口→壱岐中学校前→」、
南から北に向かう路線は「→壱岐中学校前→拾六町団地口→拾六町団地→拾六町団地南→拾六町団地口→中村→」
という経路をたどる。

本線を離れる場所と本線に戻る場所が同一であり(同一でないのは「金山団地」など)、かつ、実質的な運行本数の2倍のバスがやってくるバス停(拾六町団地口)も擁しているという意味では「複乗(復乗?)」といえるのだと思う。
ただ、これまで「みなもとのよりみち」で取り上げてきたバス停たちとは異なり、複乗に相当する部分がループしており、「点」と「線」だけではなく、「面」を描いて寄り道していることが「拾六町団地」の特徴である。
(つづく)
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クインテット(12)

2010年10月05日 |    ┣ クインテット
(つづき)
音楽なバス停、「」「太鼓」「シンバル」「」「ハーモニー」「」「ドラ」「」「」「調(ちょう、あるいは、しらべ)」「ギター」に続いては、福岡県大牟田市の熊本県との境界近くの「テクノ」。

「大牟田テクノパーク」は、テクノが流れる公園ではなく(当たり前か)、九州自動車道の「南関インターチェンジ」へのアクセスの良さを売りにした工業団地であり、団地内には「道の駅」もある。

ここ「大牟田テクノパーク前」には、「大牟田営業所~総合病院~大牟田駅前~通町~田隈~吉野~上内~大牟田テクノパーク前~南関」を運行する「55番」と、「荒尾~大牟田駅前~橘交差点~大牟田テクノパーク前~(九州道・都市高速)~福岡空港」を結ぶ高速バスが停車する。
いずれの路線も、来春開業予定の九州新幹線「新大牟田駅」の近くを通るのだが、駅ができたからといって、これらの路線が増便されそうな感じはあまりしない(高速バスのほうは、むしろ減便されてしまうかもしれない)。

「大牟田テクノパーク前」における高速バスは、福岡空港から来た便は「降車のみ」、福岡空港行きには「乗車のみ」しかできない(いわゆるクローズドドア)。
「久留米~福岡空港」の高速バスが「百年公園」「東合川商工団地」で(←Salam817さんのサイトに勝手にリンクさせていただきました)、久留米市内のみの乗降もできるように「クローズ→オープン」された経緯を踏まえると、「大牟田テクノパーク前~大牟田駅前」などの利用ができる日がやってくるかもしれない(ただ、そうなると「55番」も減便されそうだけど)。

なかたに号」の「中谷→小倉」とか、「中間高速」の「塔野口→通谷電停→香月」とか、席が空いていたら途中からでも乗っていいようにしては?と思ったりもするのだが、乗降に時間がかかって「高速バス」としてのクオリティが低下してしまうからダメなのだろうか…(でも、乗降に時間がかかるほど利用者が居るのなら、それは逆に喜ぶべきことのような気もする)。
(つづく)
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2010年10月16日ダイヤ改正(2)

2010年10月04日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
(1)の「続報」にしては、内容が薄いのだがとりあえず。

・「29-1番」も廃止

「4番」が「4番」と「4-1番」に分割されたのと同じ日に、「29番」の中から生まれた「29-1番」(高美台一丁目~大神神社前~和白~大名~香椎~千早~名島高須磨町箱崎浜~箱崎~馬出通り県庁前~千代町~呉服町~博多駅交通センター)だったが、こちらも廃止とのこと。

「29-1番」は、今年春の改正で大幅に減便され一日一本となっていたことから、今回の廃止は「既定路線」だったような感もある。

ちなみに(一回目)、写真の「香椎」バス停には、枝番が付かないほうの「29番」の博多駅行きが停車する。
この先の「香椎参道口交差点」(バス停でいうと「御幸町」)を右折することから車線変更しなければならないためであり、交差点を直進する「29-1番」の博多駅行きは、ここからほんの少しだけ先(南側)ののりばに停車する(「南側」というのは実際の方位であり、「福岡仕様」「西鉄仕様」でいうなら「西側」)。
修猷館前」の都心方面、「清水町」の郊外方面、「呉服町(明治通り)」の天神方面なども同様であり、「中洲」の郊外方面や「千代町パピヨン通り)」の都心&郊外方面などとは成り立ちが異なるといえ、「呉服町(大博通り)」の博多駅と反対方面は、それらの「中間」といったところだろうか。

ちなみに(二回目)、この「香椎」バス停の両隣りのバス停として案内されている「香椎参道・御幸町」と「西鉄香椎・産業大学南口」だが、このうち「香椎」から「香椎参道」に行く路線や、「産業大学南口」から来て「香椎」に停まる路線は現存しない。
前者は千早駅経由ではなかった頃の香椎ローカル「3番」(さらに昔は「70番」「71番」「27番」「28番」など)であり、後者は「230番」である。
(つづく)
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couleurs(6)

2010年10月03日 |    ┣ colors&ぐりーん
(つづき)
colors」で取り上げた「一色目の銀色」に引き続き、北九州市小倉北区の「二色目の銀色」。

4年以上前に取り上げたときは「魚町第一」という名の黄色いバス停だったが、その後、改称&改色(?)されている。
ただ、依然あまり目立たない…というか、ここ「銀天街入口」に停まるバスの本数も大幅に減り、周囲の風景により埋没した感もある。
そして、ここに停車する「小倉都心周遊バス」も廃止候補に挙げられており、このバス停の存在自体の先行きが怪しくなっている。

「小倉都心周遊バス」は、「福岡都心100円循環バス」と同様、運賃は100円均一である。
ただ、福岡の100円運賃エリアは、「天神~蔵本・呉服町~博多駅~渡辺通一丁目~天神」で囲まれたエリアならどこで乗ってどこで降りても100円であるのに対し、小倉都心部の100円エリアのほうはあくまで「駅から100円駅まで100円」の一環なので、例えば「紺屋町小倉駅バスセンター~砂津」のように、エリア内であっても小倉駅地区をまたいでしまうと100円では行けない(180円かかる)という違いがある。

このことが「小倉都心周遊バス」のルート設定にも「制約」を与えているのではないかという気がしている。
この「制約」がなければ(=福岡都心のように駅に関係なくエリア全体を100円にすれば)、砂津、(旧)堺町公園、中津口、(旧)萩崎町、香春口あたりまで取り込んだ、もっとダイナミックな100円循環バスのルート設定が可能となり、モノレールの東側のバス需要を喚起できたのでは?などと思うのだが、「今さら」なのだろうか…。
(つづく)
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2010年10月16日ダイヤ改正(1)

2010年10月02日 |   ┣ ダイヤ改正2010
(つづき)
10月16日にダイヤ改正である。
どの程度の規模で行われるのか?などは現段階では全く把握していないのだが、とりあえずわかるところから。

・「新宮急行」の経路変更

現在の「新宮緑ケ浜~夜臼大蔵高美台平山~産大南口~(香椎東ランプ)都市高速(呉服町ランプ)~蔵本~天神~大濠公園」というルートから、「新宮緑ケ浜→夜臼→大蔵→高美台→平山→産大南口→(香椎東ランプ)都市高速(天神北ランプ)→天神→蔵本→(呉服町ランプ)都市高速(香椎東ランプ)→産大南口→…→新宮緑ケ浜」という、都心部内をループする方式に変更となる。

今年の6月に、天神から先の「大濠公園」まで行く便が大増便されたのだが、わずか4ヶ月弱で「大濠公園行き」はゼロとなる。
230番」から「新宮急行」に衣替えして以来、最大の変更という感じだが、ほぼ毎日「新宮急行」を利用している私にとっては、正直かなり利便性が低下してしまう…。
ただ、大多数の利用者が乗降する「天神」をメインに考えれば、利便性が向上する人のほうが多そうなので、あまり一人が不満を言っても仕方ないのかもしれないけど。
また、「平山→東部青果市場→産大南口→天神」の区間については、「赤間急行」との差別化という点からも、「伸びしろ」はありそうである。

2006年春に、香椎浜地区から平日朝の数便のみの「直行」としてスタートした「天神北ランプを利用した東部地区からの循環路線」、当初、「平日の朝だけでなく、日中や休日に拡大する可能性もあるかもしれない」と書いていたのだが、「日中や休日」どころか、他路線にも拡大し、現在では「定番」のひとつにまで成長している。
「天神に速く着く」という利便性向上以上に、都心部における折り返し時間の節約と折り返し場の混雑緩和という意味合いも大きいと思われるが、天神北ランプが渋滞すると、郊外向けの便が大幅に遅れるというリスクを抱えており、それが「天神から速く帰れない」という利便性低下につながる可能性があることも現実である(といいながら、今後、「370番」「390番」などが都心部ループ方式に回帰する予感もするのだが)。

・「4-1番」の廃止
「照葉小中学校~香椎浜営業所~御幸町~千早~名島~貝塚~千鳥橋~石堂大橋~蔵本~天神~大濠公園~地行~国立医療センター~福岡タワー南口」を運行する「4-1番」が廃止である。

「4-1番」はもともと、上記ルートのうち「香椎浜営業所~福岡タワー南口」間を走る「4番」としてスタートし、しばらくして「照葉小中学校前(当初は「アイランドシティ」)」まで延びた。
「4番」にはその後、2007年3月土井営業所を発着する便ができ、それからしばらく経った2008年春の改正で、香椎浜・アイランドシティ系統が「4-1番」(土井営業所系統は「4番」)となり、分家に本家が乗っ取られるようなカタチとなっていたのだが、今回そのもともとの「本家」が廃止である。
同じように「69-1番」なんかも、そんな運命を辿りそうな予感も少しする。

なお、「4番」「4-1番」については、都心向けの便が合流する名島を過ぎても「4-1番」の枝番が取れないことが最近の時流に合わないと指摘していたが、今回の廃止でその指摘の意味もなくなった。

「4-1番」は、アイランドシティ地区から香椎の市街地(といってもセピア通り香椎駅香椎参道までは行かず「御幸町」にギリギリ停まるだけですが)へ行くことのできる唯一の路線でもあった。
今後、代替路線ができるのかなどは不明なのだが、この路線の廃止には、「千早駅~照葉」のシャトルバスを取り巻く「思惑」と同じようなものを感じてしまう…。
(つづく)
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みなもとのよりみち(9)

2010年10月01日 |    ┣ みなもとのよりみち
(つづき)
複乗(復乗?)シリーズの9回目は、熊本県上益城郡御船町の「平成音楽大学」バス停。
クインテット」の要素も兼ね備えたバス停であり、「熊本駅前~交通センター~市役所前交通局前県庁前~秋津~六嘉~御船方面」を結ぶ熊本バスの「東11」系統のうちの数便が、本線(国道445号)を離れて、ここに寄り道する。

実在する学校なのだが、ドラマなどに出てくる“架空の大学”のような名称でもあり、そういう観点で見ると、バス停も、ドラマのセットのようにも見えなくもない(←関係者の方がもしご覧になっていたらゴメンナサイ)。
(つづく)
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