INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

欠番を訪ねて(35)

2006年07月04日 |    ┣ 欠番を訪ねて
(つづき)
88番のバスの方向幕(行先表示)はこんな感じであり(矢印の向きなどやや自信がない)、当時の他の路線の表現とは一線を画すものであった。

また、88番が運行を開始した当初(1981年頃)は、「約8分間隔で88本」運行ということをひとつの「売り」にしていた。
運行間隔はまだしも、「一日何本運行されているか」という具体的な本数というのは、利用客にとっては大して重要な情報ではない気もするが、「8」という数字で統一することによる「親しみやすさ」「覚えやすさ」の演出とある種の「遊び心」が感じられる。

このような「親しみやすさ」「覚えやすさ」の追求は、似たルートを通る現在の100円循環バスに受け継がれている思想とも言えるだろう。
(つづく)

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2 コメント

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お見事です (su-chan)
2006-07-04 14:20:26
方向幕の再現、お見事ですね。

88番は、地下鉄が室見-天神で初めて部分開業した際に、天神から博多までの補完としてデビューしました。

ちなみに、この日はバス路線にも大きな変化が起きています。

①13番と61番が天神から九大前まで延長されています。ちなみにこの当時、県庁はまだ今のアクロスのところにありました。

②52番が天神から貝塚駅まで延長されたのもこの日です。貝塚系統は貫線(今の明治通り)経由、月見町行きは昭和通り経由という、ややこしい形態でした。

③10番が藤崎から姪浜まで延長されています。①から③は全て、地下鉄未開業区間の補完的役割だったんですね。

④2番が昭和通り経由に変更されました。それまでは明治通り経由でした。

⑤8番(姪浜-西新-博多駅)が廃止になっています。

⑥91番に藤崎系統が新設されています。今の7番のルーツとなっている路線です。なぜか藤崎系統だけバスがボロだったことを記憶しています。

⑦60番に北片江経由の快速が登場しました。

⑧61番に大橋駅行き系統が新設されています。今の区役所3番ですね。

⑨55番(今の区役所2番)が長住6丁目から桧原まで延長されています。⑦から⑨までは、地下鉄とはあまり関係ないですね。



なお、この当時、88番は「110円均一区間」を走っていたので、乗るときに整理券の箱にカバーがされていて、「整理券はいりません」ってアナウンスがありました。今の100円バスも整理券はいらないと思うんですけどね。
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Unknown (soramame)
2006-07-04 18:25:55
su-chanさん、こんばんは。



懐かしいですね。



当時はまだ小学2年生でしたが、バス停から持ち帰ったダイヤ改正のチラシを食い入るように見ていた記憶があります。

7月の地下鉄部分開業、11月の県庁移転と、1981年は歴史に残る大改正の年でしたね。
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