太宰府市役所前と宇美営業所を結ぶ「4-1番」の一部が、10月からJR宇美駅に乗り入れ。
これまでは、JR宇美駅の一つ手前の上宇美には寄り道していたが(2021年春から)、今回もう一歩足を延ばすことに。
「香椎照葉センターマークス前」と「こども病院」くらいの距離感です。
そして、これに合わせて便数も系統数も大幅増…、というのは嘘。
JR宇美駅まで足を延ばすのは朝と夕方以降のみで、日中はこれまで通り上宇美を複乗ポイントとすることから、上宇美では、
A 折り返し場内に停車する便
B これからJR宇美駅に寄り道する便
C JR宇美駅に寄り道した後の便
で乗り場が分かれることとなる。
時刻表の左2列がA、中央2列がB、右2列がCである。
複乗の場合、複乗区間の途中の停留所は片方だけに停車させる「高美台方式」を採用するところも多い中、「4-1番」は両方向ともに上宇美に停車するため、このような見かけ上の大増便が発生する。
今回の改正で、JR宇美駅と西鉄大宰府駅がバスで結ばれることとなり、「ネットワーク」という観点では喜ばしい出来事といえる。
「4-1番」も廃止候補に挙げられながら、しぶとく生き残っていてたくましい。
10月1日の改正では、目下、スイミー効果が最も高い路線(のひとつ)ともいえる「28B」も減便となるなど、後ろ向きの話題が続く。
近頃、新たに廃止候補となった西鉄二日市と下大利駅を結ぶ「22番」も、「ネットワーク」という意味では非常に良い働きをしていることから、できるだけ長く生き延びてほしいものである。
(つづく)