INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

LED REAL(90)

2017年12月24日 |    ┣ LEDに位置図

(つづき)
「16番」。

郊外と都心を結ぶ路線だが天神には行かず、かつ、その番号しか走らないオリジナル区間を途中に持っている、という点で、

東の73番、西の16番

と昔から言われている…かは知りません。

なお、「16番」のオリジナル区間には現在、土日祝日のみ、期間限定で「外環3番」…ではなく「外環2番」が運行中。

「16番」は、油山観光道路が全通した際に「別府橋、田島、友泉第二(現在の友丘)経由」から、「笹丘、島廻橋経由」に変更となっている。

都心と郊外を結ぶ路線のうち、天神を通る路線は、観光道路経由になった「13番」と、観光道路経由にならなかった(なれなかった)「12番」の2つが併存する一方、天神を通らない「16番」は、観光道路を通りかつ福大にも行く、という感じで“一つにまとめられた感”があり、「天神と博多駅のプレゼンスの差」みたいなものを当時感じたものでした。

都心行きでみると、「17番」が扇町沖学園前「18番」が県庁、「11番」や「19番」が中央ふ頭…と、他の、西部(南部)と博多駅を城南線経由で結ぶ路線が、「博多駅より先」に足を延ばすのに対し、「16番」はずっと「博多駅で終点」を守り続けている路線でもある(博多駅より先に行かない路線は「16番」以外にもあり、また、城南線経由の便はかつて博多駅の一つ先の「駅前一丁目」が起終点だったこともありますが)。

来年1月4日「37-1番」が新設される背景には、年金機構の事務所が榎田に移転することがあるというコメントをいただきました(ありがとうございます!)。

博多駅から福岡空港方面に行く路線で、朝8時台(夕方は反対方向)の便の多くが榎田町経由の「37-1番」に振り替えられることで、通勤で、博多駅と東光二丁目~豊二丁目の間を利用されている方に影響が出そうである。

「博多駅より先」に行ったことがない「16番」を、朝夕に「片江営業所~博多駅~豊二丁目~二又瀬」みたいなルートで運行してみてもよさそう(博多駅~二又瀬間は「73番」で運行したほうがよいでしょうか)。
(つづく)

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2018年1月4日ダイヤ改正(1)

2017年12月20日 |   ┣ ダイヤ改正2018

1月4日より「37-1番」が運行開始。

現行の「37番」の「東光二丁目交差点~空港口交差点間」を、「東光二丁目、豊一丁目、豊二丁目経由」から「東比恵二丁目、東比恵一丁目、東光小学校前、榎田町、八郎町経由」に変更したルート。


「東光小学校前、榎田町、八郎町」の区間は、現在「38番」が平日上下1本ずつという状態から久々の脱却。

免許維持路線」として脚光を浴びることを嫌ったのか、逆に脚光を浴びたから潜在需要に気付かされたのか、新年度を控え東福岡高校等から要望が出たのか、都市高速の空港延伸工事を控え渋滞回避方法を探る意味なのか、これらのいくつかもしくは全ての複合要因なのか、それともそのいずれでもないのか、…背景はいろいろと思い付きますが、どれか引っかかっているでしょうか。


現在、赤の「39番」「139番」、青の「37番」「快速39番」「快速139番」、緑の「38番」がこういう動きをしているところに、


黄色の「37-1番」が加わる(なお、左が博多駅、上のとんがりが二又瀬、右下が福岡空港をイメージ。福岡空港付近の動きが「39番」と「37番」で異なったりするため、あくまでイメージです)。

博多駅から福岡空港より手前に行く人にとっては、過剰なほどの選択肢が提供されることになる。
「わかりやすさ」の観点からは、「38番」はもういらない感じもするが、趣味的な観点からは「もういらない」とは言いたくない心境(笑)。


せっかくの新規路線なので、博多駅から東光小学校前までのルートとして、9年前の記事で触れたオレンジのルート(博多駅筑紫口合同庁舎、中比恵公園前[新設]、比恵大橋[新設]経由)にするなどすれば、もう少しオリジナリティが高まったのでは?という感じも。

ちなみに、今から20年ほど前は、「37-1番」は現在の「37番」のルートを走っていました
(つづく)

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LED REAL(89)

2017年12月16日 |    ┣ LEDに位置図

(つづき)
「140番」…、とどこにも表記がないが、たしかに「140番」。

片江営業所行きが基本であるところに、このバスは途中の福大病院までの運行であるため、その注意喚起を重視した表示

「140」という数字は、茶山線の幹線(であった)「14番」の末尾に0を付けたもの。

基本となる数字の末尾に0を付けた番号「170番」「210番」「220番」「230番」「240番」「270番」「310番」「370番」「390番」「400番」「410番」「420番」「610番」「620番」「630番」は、“基本となる路線の都市高速経由版”という位置付けだが、「140番」は都市高速を通らない例外的な存在(海老津の糠塚循環線「60番」も都市高速は通りませんでした)。

なお、「420番」「630番」のベースは「42番」「63番」ではなく、それぞれ「410番」、「610番」「620番」の“次”として与えられた番号(「220番」にも、そういう側面があり)。

ちなみに、「200番」「300番」「500番」「510番」「530番」は、末尾に0を付けた番号ではなく、200番台300番台500番台という体系の中に属する番号。
また、都心部を循環する「100番」は、「100円」という運賃から付いた番号。

都市高速経由ではない路線に、末尾に0を付けた「140番」という番号が付いたのは、過去の記事で、

“「14番」は、「140番」の新設の際に、大きく本数を減らした訳だが、「140番」の新設というのは、実質的には「14番」の経路変更(今泉経由→明治通り経由)だったということができるだろう。
実際、「13番」と「113番」の関係からいえば、現在の「140番」は「14番」のほうがしっくりいくはずであり、現在わずかに残っている「14番」は「114番」の一部としたほうが自然だと思う。
ただ、地下鉄に対抗するためには利用客の目を惹きつける必要があり、「既存路線の経路変更」よりは「全く新しい路線の登場」としたほうがキャッチーだったのだろう”


と書いたように、地下鉄七隈線開業を控え、西鉄バスが抱いていた危機感や、地下鉄への対抗心が背景にあったと言える。
対抗心から生まれた路線ではあったものの、現状は、ピークの頃と比較して8割も本数が減ってしまっている。

西鉄バスの行先番号は、単に“雑然としたものを整理するために1から番号を付けた”訳でなく、「意味」や、そして時には「気持ち」が込められているところが面白い。
面白いと思っている人がどれだけ居るかというのは別問題ですが(笑)。
(つづく)

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LED REAL(88)

2017年12月14日 |    ┣ LEDに位置図

(つづき)
「61番」。

頭に1を付けた「161番」、末尾に0を付けた「610番」という子分を従えた親分的な位置にある。

同様に、頭に1を付けた「114番」、末尾に0を付けた「140番」という子分を擁する「14番」は、現状では親分的な位置付けとは言い難い

「61番」は、片江営業所行き、福大病院行きがなくなって久しいものの、那珂川営業所行きに2ルート(今立経由現人橋経由)、九州がんセンター行き、若久団地行き、若久団地第三行きと、多様な行先を抱えていて、相対的な“枝番発生圧力”は高そうであり、そうなると、子分がまた増えることとなる。

また「61番」は、都心方面行きも、昔から、九大前行き、那の津四丁目行き、西公園下行きと、天神から先で全く違う方向に向かうバリエーションを持っていた(西公園下行きは福浜行きとなり、現在は「68-1番」として運行)。

“同じ番号なのに、天神から全く違う場所に連れていかれる”ことの問題点は、15年前10年前にもまとめていたところだが、バスの行先表示のLED化の進展とともに、2008年2009年2011年などの改正で、「都心から先」の部分での番号統一が行われ、“同じ番号なのに、天神から全く違う場所に連れていかれる”リスクはだいぶん軽減している。
こう考えると、行先番号統一の流れにおいて、「61番」が果たした役割は大きかったと言えるのかも。
(つづく)

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LED REAL(87)

2017年12月10日 |    ┣ LEDに位置図

(つづき)
「78番」。


そして「77番」。

経由地がぎっしり詰め込まれていて、同じ70番台でも「74番」や「72C」の表示とはえらい違い。

「77番」と「78番」、そして「79番」の運行開始は2011年の春
“都心から一般道路経由で多々良、土井方面に向かう路線”の再編の中で登場した路線である。

行先表示の横書き部分、「多の津」か「流通センター」かが、「77番」と「78番」の違い

ただ、「多の津経由か流通センター経由か」以外にも、“都心から一般道路経由で多々良、土井方面に向かう路線”には、「東区役所経由か県庁経由か」「原土井病院経由か名子経由か」というルートのチョイスがあって、理論的には2×2×2で8通りの組み合わせが可能となる。


実際には、現在は、このような経由地と番号の対応で運行されている(あくまで概念図であり、路線図ではありません。確認せずに書いているため誤りがあるかもしれません)。

こうやって見ると、“「78番」に名子経由があること”が、無駄に事を複雑にしている原因であることがわかる(かもしれない)。

「名子」と「みどりが丘団地入口」は実質的には同じ場所である問題、とか、時刻表に「みどり丘団地」行きと案内されていながら「みどりが丘団地」には行かない便がある問題とか、事を複雑にしている要因はまだまだあるわけですが(笑)。
(つづく)

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続・オモワク(31)

2017年12月09日 |    ┣ 思惑と提案

(つづき)
連節バスのクリスマス。

北九州市でも、2019年度からの運行開始を目指し、連節バスの試走調査を開始するとのこと。

試走ルートは、もともと構想があった小倉~黒崎に、小倉~戸畑駅小倉~門司港を加えた3区間とのことで、都心部限定の福岡市とは異なり(営業所~都心の出入庫を除く)、かなり広域的な展開。

3区間とも営業運転となれば、路面電車のネットワーク復活ともいえそうだが、小倉~戸畑駅は、バス専用道路中原経由ではなく、一枝経由を想定しているのかもしれません。


北九州もイエローでいくんですかね?
(つづく)

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チラシのオモテ(119)

2017年12月01日 |    ┣ チラシとキロク

(つづき)
外環1番」「外環2番」ときて、「外環3番」。

立花寺から東側は、福岡外環状道路ではないので、いわゆる「外環」の区間は多くは走らないのですが。
(つづく)

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