INSIDE SORAMAME

私の頭の中のキオクを綴っていくつもりです・・

チラシのオモテ(39)

2009年02月11日 |    ┣ チラシとキロク
(つづき)
一連の1996年5月1日の東部地区大改正シリーズ。
香椎台・みどりが丘地区三苫駅・高美台地区城浜団地・香椎浜及び下原地区に続く4回目は、青葉・舞松原地区である。

青葉台入口~香椎宮しょうぶ園前のあたりは、それまでバスの便にあまり恵まれておらず、「28番」というローカル線が、
【土井団地~青葉台入口~香椎参道~西鉄香椎】
というルートで細々と運行されるのみであった。

それが、この改正で大幅に増便され、かつ、終点も西鉄香椎から、全便が都市高速経由で天神(西公園)まで延長され、番号も「28B」となった。
また、青葉台入口~香椎宮しょうぶ園前間の停留所は、それまで「不動ケ浦」ひとつだけだったが、この改正時に「青葉二丁目」「舞松原駅前」「神宮駅前」の3つが同時に新設され、一気にバス停が増え、格段に利便性が向上した。

「天神直通化・増便・バス停増設」の背景には、国鉄の民営化以後、JR九州が「28番」とほぼ並走する香椎線の土井~香椎間に、「舞松原」「香椎神宮」の駅を新設したことがあると思われる。
このときの改正で、「28B」は平日30往復となっているが、現在では55.5往復にまで増えており、「27B」とともに一定の成功を収めているといえそうだ。
でも、これだけバスが増えれば、宮地岳線(現在の貝塚線)を高架にしたくらいでは、香椎参道付近の渋滞がなくなるはずないよなぁという感じもする。

一方「24番」のほうも、ダイヤのパターン化と「24C」の増便が行われた。
その後「24番」は、福岡タワー南口まで延長→「4番(香椎浜営業所~天神~タワー、現在の4-1番)」新設に伴い天神までに短縮→「4番(土井営業所~千早駅~天神~タワー)」への一部振り替え…いう流れを経て、現在に至っている(また、この間に博多駅行きの「240番」もできたりしたが、すぐに廃止された)。

この改正時で、一般道路経由の「24番」は平日66本、都市高速経由の「24C」は23本の、合計89本となっている。
現在、「若宮田」からの上りでみると、「24番」31本、「4番」28本、「24C」46本の、合計105本となっている。
合計では約18%増えているものの、都市高速経由の都心直通便の倍増、香椎方面への足の半減、千早駅への便の登場と、内部の構成比は大きく変わっている。
(つづく)


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3 コメント

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Unknown (KASHII)
2009-02-10 23:56:16
最後の一文に触れたいと思いますが、
現在の香椎は考えてみたところ、まだ良い方なのかもしれないと、最近思うようになりました。
そのわけは、中年層の方の話を聞くと、飯塚が新飯塚に機能を吸い取られる時よりは遥かにゆっくりだということからです。
たしかに、千早駅付近はマンション建設ラッシュの一方、香椎は区画整理のための取り壊しが進んでいますが、著しく衰退しているという感じは感じられませんね。

しかし、香椎駅前ロータリーだけでも早く整備してもらい、バスターミナルをつくっていただきたいところですが、黒崎の二の舞にならないことを祈りたいですね(北九州の方々から、よく黒崎が寂れてしまったという話を聞きますので…)
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Unknown (ひろし)
2009-02-12 02:10:10
>KASHII様の「黒崎の二の舞…」
黒崎バスターミナルは、東&南(ふれあい通り)向き4ホームと、西&南(熊西局)向き4ホームの対面式になっていますね。
計8ホームあるわけですが、そのうちのいくつかのホームが、もはや使われていませんでした。
さらにエレベーターで、黒崎駅コンコースのある階へ上がってみると「いかにも」と思える人たちの集会所になってたり…。
3階より上は、一部を除いてほぼ廃墟と化しており、怖くてもう二度と近寄りたくないと思いました。

ホント、何のために作ったやら…とつくづく思います。

ただ、ターミナルの周辺地区も確かに寂れてはいますが、そこまで思ったほどではなかったというのが、私の印象です。
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Unknown (soramame)
2009-02-12 12:48:46
KASHIIさん、こんにちは。
香椎は「区画整理」という手法が地区の実情と時代に合っていないだけで、地域のポテンシャル自体は大きいと思っています。
減歩(げんぶ)、換地、保留地など、区画整理事業の進め方を勉強(?)してみると、いろいろと見えてくるかもしれませんよ。

KASHIIさん、ひろしさん、こんにちは。
黒崎へは仕事で定期的に行っていますが、年を追うごとに衰退している感じがします。
ただ、市が位置づける「北九州市の副都心」としてみるから無理がある訳で、もっとコンパクトに「生活の中心」くらいの位置づけにすれば、見方も変わってくるのかもしれませんね。
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