水の季節が
巡ってきた。
庭の甕の
蓮の葉が
風にそよぐ。
5月に死んでしまった
碧い羽根の色を持つ
コザクラインコの「まさお」
その身体と心は空に飛んでいったが
思い出は この石に刻んだ。
おもしろい枝の紫陽花を
瀬沼健太郎さんの花器に 挿してみる。
しかし
ふと 思う。
このまま出かけて
地震がきて
この花器が倒れたらどうなるか と。
遅い昼に食べた
納豆を混ぜた小鉢に 取り替える。
だって
あのまま倒れたら
箪笥の中の着物が 水浸しだ。
→ 紫陽花はこちらもに