本日午後から お訪ねする方は
97歳の もとお医者さん。
「きれいなのが好きなのよね~」とよくお話しして下さり
ベートーベンはいや!
ショパンでお願いしますよ とはおっしゃっていないが
そういう感じなのではないかとワタシは思います。
それでおしゃれなもとドクターに負けないよう
着物を着ていくことにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/7e/fa302a828227986e5e7f0c97e6928b3b.jpg)
この着物。
以前 京都に行ったおり【だいやす】で買い求めました。
ものすごく気に入ったというわけではなく
京都のだいやすに行ったぞ という記念のような着物です。
だけど黒い着物は着慣れないうえ
どんな帯を負わせるのよ~ とずうっと思っていたところ
仕事ばかりしていた夜に ふと この帯が合うかもと
ひらめきました。
【衣装研究会】の
絽ざしの花を切嵌め象嵌(きりばめぞうがん)の技法で帯にしたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/aa/c13e5309f9d0f3c317ba7b03090332a2.jpg)
日本の繊細な細い糸の刺繍にくらべると
ちょっとプリミティヴな印象ではあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/54/a7145a890aa8ba22913977b9612006dd.jpg)
でも 人の手によって
一針 ひと針 刺繍された帯は
とても力があって
着物の魅力を引き出しているかのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/53/cf9ee60d2ee257158c66ebafa8069f5a.jpg)
人もそうかもしれません。
どんなにチカラのある人も
そのチカラは ひとりの関係性の中では活かせず
人と人の関係性の中で 響きあい
影響しあって 広がっていく。
この着物と帯は そんなことを感じさせます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/e1/eee554641ab402e84aa1987f65ac86b9.jpg)
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→ 人との関わりの中で実現させていく仕事は 時に大変なのですが
人に励まされて 続けていけることもあり
だから やめられなくなっちゃう のでしょうね。