2年ぶりに茶杓を削るワークショップに参加しました。
ご案内はいただくものの
週末も何か仕事関係の用事があって
次にそのような機会があれば
ぜひぜひお席に加えていただきたいから
なにとぞお知らせをいただけるようにと
先生にお手紙を差し上げていました。
そうしたら 3月3日にありますよ!と
ご連絡をいただきました。
あぁ それなのに 3月3日日曜日。
またもや仕事で出かけなければならず
落胆をしていましたら
「追加」のお葉書が届きました。
年度末だし 月曜ではありましたが
これは絶対に行きたい!と強く思い
行ってきました!
会場には こんな感じに 茶杓になる前の
煤竹(すすだけ)が並べられていきます。
そうして先生から 煤竹とは何なのか
逆樋(さかひ)と順樋(じゅんひ)などなどのお話しを聞き
それぞれ1本づつを削ることにして作業に入っていくわけです。
上の写真はもう午後も遅くなって
ようやく1本の茶杓に煤竹を削り出し
仕上げに入っていこうというところ。
そうだった・・・
今日は仕事はお休みのはずだったけど
5時半までには顔をだすことになったんだっけ・・・
でも今日は 茶杓入れも作りたい。
いや 作れなくても 自宅に持ち帰って
作業をするところまではもっていきたい。
ところが 今日の茶杓。
櫂先(かいさき)が大きくて
煤竹の筒に入りきらない・・・
あきらめかけた時
煤竹にひびが入った1本を見つけた。
このひびをいかして
何か別の材料をここに継いで使えないかとひらめいた!
先生にご相談をして
同じ 煤竹の端材をひびに入れて継いだのが下の写真です。
下の方で 輪ゴムで絞められている茶杓入れです。
ここで自分の持ち時間が終わってしまい
職場に向かわなくてはなりません。
仕上げと茶杓入れのふた作りは 宿題です。
このお稽古の楽しみのひとつがお茶の時間です。
テーブルの真ん中に鎮座ましましている竹筒。
ここに お茶の時間のお楽しみがつまっていました。
先生が竹筒を コンコンとたたくと・・・
中からなにやら顔をだします。
先生お手製の黒豆の羊羹。
これが 楽しさを100倍にするの!
いろいろなお話しをたくさんしながら
いつしか そのお話しは「竹」に帰っていく不思議。
たとえば 赤穂浪士の討ち入りの時。
浪士らが本懐をとげて吉良さんの首を槍先にさげて泉岳寺に向かうが
果たして槍先の布の包みの中は 本当に「首」なのであろうか・・・を
先生の好奇心たっぷりのお話しで 答えを考えていくのは
事実と現実と創造と根拠が巧みに絡み合い
引き込まれていってしまいます。
そして そのお話しの顛末が
どういうわけか「竹」にからんでいくのね。
「先生」とは 圧倒的な知識を持つ人のこと。
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→ 茶杓その後は後日また。
そして あの2キロの羊羹が入っていた竹筒を ずうずうしくも私はいただいてきてしまいました。
黒豆を煮たもの1.8キロ。和三盆一袋。それに寒天を混ぜミキサーでガーっとやって作ってみるお約束をしました。