今度の日曜は何をしよう・・・
どんな楽しいことをしよう・・・と考えて 少しでも仕事から気持ちを離そうと する。
金曜日などは その日曜が近づいているというのに
「日曜の朝は起きられない」と 楽しい想像を通り越して 現実の辛さを予想している。
土曜日は月末の事務仕事を ものすごい速度でこなして ようやく午後5時。
実家へ行って 夕食にした。
そして 日曜の朝は本当に起きられなくて 時計は9時。
この時間では 起き上がって 何かを飲んで 顔を洗って お化粧をして
家や庭の掃除をして 金魚の水を替えて・・・
そんなことをしていれば すぐに昼になってしまう。
いっそ それらのことを何一切せず 出かければいいじゃないかと言われるかもしれないが
できない人は できない。 やっぱり 金魚の水も 替える。
でも いいことも ある。
金魚の水を替えていると 隣の睡蓮の甕に 小さく速く動く影を見つける。
めだか。
あれほど丹念に稚魚をすくって水槽にうつしたのに 知らない間に孵って越冬していた。
春のひざしを背中に感じながら眺めていると 凍る冬を5匹で過ごしたからか
斜め一列になって めだかも春の日を身体に取り込んで いる。
春の日は 冬の硬い水を柔らかく する。
風が吹くと 水面が暖かく揺れて わたしも めだか に なる。
そうだ。
逗子の庭に行って お茶を飲もう。
お茶を飲んだら 庭で 遊ぼう。