:ひとり
2019-01-18 | 箪笥
ようやく お休みの日がやってきて
しかも連休。
さらに成人の日は オットは仕事。
わたしはこの時を ずうっと待っていた。
ただの お休みの日ではなくて
実家に行くことを免除され
オットも仕事でいない
「ひとり」の自由を
ずうっと ずうっと 待っていた。
テレビの風土記の映像に見た
雪が降りはじめた神社に続く道を
あぁ ひとりで歩いてみたいなぁ と思う。
自分の身を
海に続く昼下がりの路地に置いてみたいものだなぁ と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/13/ebea34dfaf4f58e0a7b54601c7f18704.jpg)
連休の一日目。
二日目の自由を自分のものにするために
母親とランチにでかける。
夕食には金目の煮つけや
小松菜と油揚げを出汁のきいた煮汁でさっと煮た。
母親のマイブーム、人参しりしりも。
あぁ そうだ。
前の晩から 黒豆も煮たし
赤えんどう豆は塩味でふっくらと炊きあげたんだっけ。
あんみつに入っている あのお豆の もっとおいしいやつ!
これだけすれば 明日はきっと清々しい自由が やってくるはずだ。
だれにも文句が言えない わたしの自由だ。
そうしてやってきた わたしの自由。
朝 たまごサンドを作ってオットを送り出し
庭の植木にみずをやり
掃除をして 着物に着替える。
着物をきた時の雨コートの丈のお直しを頼んだのは秋の頃だった。
今日は その受取りに呉服屋にでかけよう。
そうして出かけた呉服のお店には
来週から イタリアのバーゲンシーズンをねらってお出かけをする
カシミアのカーディガンを着たご婦人。
毎週末のお茶事に纏う着物のコーディネイトを相談にくるご婦人など
金目の煮つけや 人参しりしりや 朝6時のたまごサンドとは
まるで無縁のような方が お茶をいただきながら
ゆっくりと 着物談義に花を咲かせているのだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/1b/ed3b2f4143f477c6ec7f3668a7d42101.jpg)
世の中には こんな時間もあるのだな。
わたしなどは 今夕 オットが帰ってくる時間から
呉服屋から帰宅までに必要な時間 帰宅して着物から家庭着に着替えて
干して畳んで箪笥に仕舞う時間などなどを差し引いて
このお席を失礼する時間の割り出しをついついしてしまう。
ちょっと カナシイ。
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→ お休みの日は つるべ落とし。すぐに日が暮れる。
自由な時間っていいですね
しかし帰りの時間を考えたりやはりたいへんのようです