久しぶりの関西での仕事。
ひとりで新幹線に乗るのは 初めてです。
新横浜 神戸間を 2時間と少しで走る新幹線。
時速は軽く200㎞を超えます。
そんなに早く走って どこへいくの? ワタシ。
かつてはお泊りだった出張も 今ではその日のうちに
帰ってくる事が多くなったようです。
今回の出張は2泊3日。
ちょうど金曜日に仕事が終わるので
休日の土曜を ひとり京都で過ごしました。
ワタシが「ひとり京都」でしたかった事は
着物と器のお店を巡ること。
今日は「うつわ」のお話をしましょうか。
器・・・
好きなんです。
現代の食器を扱うお店も好きだけれど
時々 昔のモノにもワタシの側にいてほしい・・・
そういう気持ちになることがあるのです。
1年の始まりですから おめでたいものを探します。
さて こんな湯呑はどうでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/06/53b87fd3875aed06a7155d3a11446483.jpg)
「福」や「寿」の文字だけでなく
鳳凰と桐の文様も描かれています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/3e/62dc49f2d7e5443bbb16ed798308b4cc.jpg)
このお店はほとんどの器を 1枚 1個づつ販売してくれるので
家族の人数や・・・ その時のご予算に応じて
買い求めることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/2b/2bcccf3b5a901d9b2f8981aa04292e74.jpg)
この湯呑は五つ いただいてきましたよ。
そして これは兎年の子どものために選びました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/be/acef569ec1b23ae9939ec68aedf06667.jpg)
もも色の ぽっこりした兎が かわいらしいお皿です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/fe/7ca6c390b17bc7dad2a0fd40ecc32ee9.jpg)
兎の文様の器は数多くあります。
その中でも波と兎 とか 月と兎の組み合わせは特に多く感じます。
お店の方も 月と兎の描かれた小皿を紹介してくださいましたが
月の出番はお月見の9月… のように思い
じきに来る弥生お節句を思って もも色の兎のお皿を選んだのです。
もも色の兎は体重がありそうですし
白い兎は 脚の筋肉がなかなか よろしい。
これならここに描かれている流水にも流されたりはしないでしょう。
この流れは深くて 油断できないようにも感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/97/91033cf0e803aa26977769b72e3afc7b.jpg)
横からの眺めも なかなか よろしい。
ひとつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/fa/e9850f9b4f30da396e5b541792925783.jpg)
ふたつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/e8/4152cdff86a4aef2237ce6b66f4db8d1.jpg)
裏に返せば 「成化年製」の文字。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/78/681eea6b1853293ee8343b1cede79f97.jpg)
時速200㎞の新幹線に乗って
遠い昔の器を買いに 行く。
音の速さで 昔の歌を 聴く。
人間とは・・・・
![](http://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_4431_1.gif)
→ このお話 まだ 続きます。