Something-New

710は私の好きな数字。
西海岸をDATSUN710で走った記憶・・・
その道は今も続いている。

蜻蛉(とんぼ)

2021-06-13 | 箪笥

 

 

 

毎年

夏のお仕舞には

納涼の会やお集まりがあって

浴衣を仕立てることも楽しみではあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年以上も前に

この呉服屋さんと縁があって

それ以来のお付き合いが続いている。

その間

ずいぶんと知識を得たり

他のお客様と知り合いになれたり

お茶会に連れていってもらったり

お金も使うが

愉しいこともたくさんだ。

 

 

「お里が知れる」

こんな日本語をわかる人も今では少ないだろう。

たとえば

着物を纏っている時に使う「ハンカチ」。

まちがってもキティーちゃんの絵柄の物を使わないこと。

「お里が知れる」からだ。

ではどんなハンカチを使えばいいのか。

そういうことも この呉服店で学んだ。

別にキティーちゃんでいい時もあるんだ。

ただし それにはねらいがあり

本物を知ってはいるが

あえてハズス時だけに用いるキティーちゃんなのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年は 絞りで蜻蛉があらわされた浴衣を仕立てた。

出来上がってきたのは 今年の春。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで

夏も近くなってきたので

どんな帯を合わせようかと考えてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川島織物 「羅」は

どうだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

若いお嬢さんであれば

素足に下駄でよいのだが

庭仕事もするし

畑で地下足袋も履いているワタシは

とても人様の前に足をさらせない。

 

だから浴衣であっても

襦袢を着ることもあるし

足袋も 履く。

帯もお太鼓に締める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏が 来る。

 

 

 

 

 


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→ 職場のパートさんに言われちゃった。

  センセイは顔はまぁ〇〇なのに 手はすごいね。

  顔と手が別の人。

  だそうだ。

  「足はもっとすごいですよ~」って返せばよかった。

 

 

 

 

 

 

 

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木賊(とくさ)

2021-06-13 | 箪笥

 

 

 

今週末も

ワタシにキセキがやってきて

土曜と日曜の休日となったのでした。

こんなキセキに包まれた休日の前の晩は

ココロも広く

世界のなんでも許せそうな気さえします。

 

ところが本当の土曜の朝がやってくると

夢は萎み

どこかへ行く気力も低下して

結局 お家でがさごそがさごそと

又は 庭の手入れなどをしてもう昼になってしまったと

そんなことはわかっているのに

いかにも気が付かなかったかのように

外出を断念してみせていました。

 

 

 

 

 

 

 

6月のワタシはちがう。

ちゃんと 出かける。

着物に着替えて

出かける。

 

 

 

 

 

 

 

 

先週は

東京 沼袋。

Google片手に

お母さんは冒険しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週も東京へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ。

着物に着替えて

家を出て

あと少しでバス停だという時に

老眼鏡を忘れたことに気が付いた。

大事なことは急がば回れ。

土曜と日曜 

与えられた時間は いつもの2倍だ。

家に戻って眼鏡とエコバッグを持って

再びでかけてみたら

すぐにバスは来て

乗り継ぎの電車もやってきた。

さらに こんな日は

復路の京急三崎口行だって

運よくホームに入ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方の多摩川を渡って

今日1日のシアワセを 思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

この木賊が描かれた着物を誂えたのは

脊柱管狭窄症が悪化して

歩くことも難しかった頃のことだ。

 

ペインクリニックでの治療と

その後の薬との出会いで

こうして歩いて 初夏の1日を過ごしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

塵除けは

川島織物の「羅」。

 

 

 

 

 

 

 

 

よい1日だった。

 

 

 

 

 


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→ シゴトって 本当に大変。

 

 

 

 

 

 

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文箱

2021-05-23 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎌倉彫りの

文箱がずうっとほしくて

だけど それはいったいいくらするのだろうと

鎌倉彫りの茶托を見ながら考えていました。

まぁ これは無理でしょ と思っていたある日。

いきつけの古道具屋でも見かけたことさえなかった文箱を

偶然 見つけることができました。

お店の人によって修理され

状態のよい文箱と おそろいの硯箱です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところでみなさん

こんな経験をしたことはありませんか?

お礼状など便箋にペンで書き始めて

あら 今日は達筆だわ~

これはどうしたことでしょう。

と すっかりいい気になっていて

翌日 投函しようと見直してみると

なんだ この文字!! ってくらいの悪筆。

 

昨日の夜の出来事は

いったい何だったんでしょ 

って経験です。

 

 

 

 

 

 

 

 

机の上に

こんな文箱や

硯箱が置いてあるだけで

わたしは シアワセなんだな。

 

 

 

 

 

 

 

中身ですか?

たいていは 領収書などが入っています。

 

 

 


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→ 先週の日曜日の出来事。

 前日に逗子のお魚屋さんでオットが黒鯛を2匹買ってきました。

 それが日曜日の 実家での夕食となるわけですが

 毎週日曜日の午後から実家にいくというのも

 じつはしんどいことなのです。

 土曜日の午後6時に帰宅して

 日曜日の午前中はクリーニング屋さんに行ったり庭の手入れをしたりして

 それで終わってしまいます。

 黒鯛2匹と オットが友だちからもらったというサザエを持って実家へいき

 あれこれしながら夕食の支度となるわけなのですが

 黒鯛2匹をさばくわけですよ。

 なんだって こんなに忙しいのに

 休日格差のあるオットが買ってきた黒鯛2匹を

 さばくのが わたしなんだろう とか考えてしまう。

 そして サザエ なんで ある。

 サザエがリラックスして口を開いている間に

 フォークを入れて 中身を抜いてしまうのだが

 こっちは 黒鯛でいらいらしていますから

 サザエもなかなかリラックスしてはくれない。

 魚だって お肉だって

 それぞれのジンセイを生きてきたのに

 ここにいるわけだから

 わたしは誠実に調理をしますが

 この黒鯛2匹とサザエとの対峙は

 セイシンテキに参りました。

 休日がわたしの〇倍ある方に

 こういうお仕事はお任せしたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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季節

2021-05-23 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

冬は 去り

春が きて

雨が ふり

風が ふいて

 

雲が 流れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

洋服には 半袖と長袖が ある。

しかし着物はみな 長袖である。

そして下着にあたる襦袢を

裏地にあたる布地のある「袷」

裏地のない表地だけの「単衣」

と組み合わせて

季節に合わせた着衣に する。

決定的にちがうのは(多分)

学校の制服と同じで

6月1日からが単衣です!というところだ。

 

でも いいの。

わたしの季節は すでに6月。

春でも夏でもない季節が

わたしにはやってきた。

 

今年も泉駒生布を纏う季節が巡ってきた。

去年 この着物を纏う時に

わたしは何をしていて

どんなことを考えていたのかな。

この着物を誂えて

8年の時間が流れていった。

8年の間 季節が過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

 

今年も この鏡の前で

同じ着物を纏い

同じ帯を締める。

川面に青い楓が流れていく。

 

幸せなことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コートは 羅 である。

せめて6月に着るものであるから

すでに校則に違反している。

でも

わたしの季節は 夏に向かっているのである。

 

 

 

 

 

 

 

土曜日の休日の 幸せが

わたしの気持ちを焦らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

季節に限りがあるように

存分に春の中に居たいものだ と願っても

桜は 散る。

土曜の幸せな時間にも 必ず限りが ある。

 

季節は 巡り

桜が 散れば

緑の風が ふく。

 

 


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自由時間 とは

2021-05-23 | 箪笥

 

 

ずうっと楽しみにしていた

土曜日の休日。

土曜に勤務先に行かないで済むことは

このうえなくシアワセな出来事なので ある。

たとえ日曜日に勤務先に行かなくてならないとしても

事業所は日曜は休みなのであって

本来業務で行くのではないから

多くの場合は まぁいいか と気持ちには なる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久しぶりの土曜の 自由時間。

そうだ。

昔 学校の遠足や社会科見学の時の「しおり」に

自由時間というものが あった。

 

わたしにとって 土曜日の休日は

まさに 全体の行動の中の

「自由時間」なのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それで 出かけたのが 灯屋2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灯屋2でのひと時は

それは楽しくて

小物との色合わせも

自分では思いつかない組合せを

試すことができる。

 

他のお客さまのお着物姿を拝見できるのも

また 楽しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 


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→ 自由時間とは

 限りある時間の中の 少しの 隙間のような もの。

 

 

 

 

 

 

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五箇谷

2021-03-07 | 箪笥

 

 

 

 

年度末は、令和2年度の報告と3年度の申請がいっぺんにやってくるから、かなりの勢いで書類を作った。

仕事というものは不思議なもので、働けば働くほど仕事は増えていく。

これはどこの業界でもそうなのだろうか。

まだワタシ 書類つくれます!と思えるほど頭は回っているようだったが、もうヤメ!と決めて、土曜日にちゃんと休日をとった。

朝6時に起きて、着物に着替えて向かった先は立川。

遠いなぁと思ったが、明日も休みだし。

南武線の端から端まで乗りました。

お世話になっているYさんと待ち合わせ、着物のお店に。

今日の薄緑の紬も、かなり以前にこのお店でプレタで仕立ててあったものを買い求めたものです。

 

 

 

 

 

 

懐かしいお店で、しばらくお話をしてそろそろ…と思った時、

なんじゃこれ?と声をあげてしまった着物に出会いました。

えっ?! もしかして きのこ?

と思いましたが、松です。松。

あしからず。

観世水に松。

羽織ってみると、塩瀬地のそれはなかなかによく、しつけの糸もついたまま。

中古の着物ではありますが、どなたがこのお店に持ち込んだか そのご縁もわかるお品です。

もう着物は余生が着物で愉しめるほどに着物はあるのですが、お値段も可愛らしく連れて帰ることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の電車に乗り、立川の新しいホテルでひと休みして、

暮れていく夕暮れを再び南武線や東海道線の窓から感じる1日は、

こんなにも楽しく幸福感のあるものなのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 


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→ 「きのこ」じゃありません。

  松です   松!

 

 

 

 

 

 

 

 

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あけましておめでとうございます。

2021-01-03 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

1月2日

新年の会。

その前に 着物に着替える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムスメ 1 には 水色の小紋を選ぶ。

帯はアンティーク。

 

 

 

 

 

 

 

 

着付けをしてくれたのは 妹。

 

 

 

 

 

 

 

 

3世代で記念撮影。

 

 

 

 

 

 

 

ムスメ 2 は

深い緑の格子の紬。

 

 

 

 

 

 

 

ワタシですか?

とても とても 着物を着る余裕などなく

台所仕事。

もう かなりクタクタなのであります。

 

 

 


カメラ女子ランキング

→ クタクタなワタシは 撮影した画像をこの頃インスタへ載せるようになりました。

  カメラからスマホへ画像を転送すると、すぐにインスタに載せられて便利。

  そのようなわけで、今年はますますブログの更新が遅くなるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

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灯屋2 継ぎ裂展

2021-01-01 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

11月の灯屋2さんの継ぎ裂展でいただいた着物が

仕立て上がって 大晦日に届きました。

それは「雪の光」と名付けられた着物で

畳紙(たとうし)に銘が書かれています。


 

 

 

 

 

 

灯屋2さんではずいぶんと前に

黄八丈の裂を継いで作られた羽織もいただいた。

その頃は、今のように着物を着る機会も少なくて

自分の身体の大きさに合わない着物や

裄がちょっと足りない羽織を着ると

どんなことになるのかもよく知らなかったし

案の定その黄八丈の羽織も裄が足りなくて

着物の袖口が羽織から顔をのぞかせてしまうのでした。

今年はそのお直しの相談等もしようと思って出かけた灯屋さんで

継ぎ裂展に展示しようとする着物たちに出会ってしまい

それではあらためて継ぎ裂展の本番にも伺って

よく見てみようと再度でかけたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

ご興味ある方は 浦野理一さんや灯屋2さんのHPでご覧下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

継ぎ裂展の図録です。

 

 

 

 

 

 

 

 

雪の光りの写真です。

継ぎはぎの着物といえば時代劇などを見ると

毎日着ていてどうしても傷みやすい場所…

例えば袖とか衿でしょうか の裂を

他の着物の布を用いて交換したり

あて布をして継ぎをあてたりしているでしょう?

だから 継いだ布のものは きれいに着ないと

落ちぶれた感じになってしまう。

「気合い」が要ります。

着物はどれもおおよそ同じ形をしています。

それなのに「ムスメ」に見えたり

盗賊改め長谷川平蔵の妻ユキエに見えたり

長屋のオッカサンに見えたり 

売れっ子の水商売の見えたりするのは

着こなしと髪型の違いかもしれません。

ワタシの個人的意見では

それらの違いが顕著に現れるのは「胸元」です。

胸元にセイカツ感が出る 

そういっても過言ではないでしょう。

「雪の光」は気合いと作戦を持って

纏ってみたいと思っています。

 

 

 


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→ ジンセイのセンパイ方から、ご自分の置物をいただくこともたびたびあります。大変光栄に幸せに思い、裄の出せるものはお直しに出し大切に仕舞ってあります。どんなに栄養を摂っても自分の身体が増えるわけではないので、そして箪笥の引き出しをそろそろいっぱいになっているし、ワタシも長屋のオッカサンを超えるお年頃になってきました。ジンセイで最後に仕立てる着物を何にしようかと考えることがあります。

 

 

 

 

 

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一週間の歌 (土曜日編)

2020-11-28 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末の2連休は

連休でうまれる時間の余裕を

ワタシに教えてしまった。

昨夜は自分に与えられた時間がうれしくて

着物の入替をした。

冬から来年早春までの着物や帯

そしてコートを

出し入れしやすい箪笥に移し替えておく。

そして 毎年 思う。

今年も この入れ替えの季節を迎えたのだと。

 

季節が巡ってくると

その季節に合うものを出してきたり

また次の季節がくれば

今までのものを仕舞って入れ替える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この単衣の縮緬も しばらくは箪笥の奥へ仕舞う。

コートも

次に着る時には天鵞絨(ビロード)になるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋服も 着物も

こうして入替えをしてみると

よくも まぁ たくさんあるものだと思う。

しかし衣替えをしようと

1枚の着物 一揃いの拵え(こしらえ)を手にとると

その日 ようやく床につくまでの1日を出来事を

鎮めるために

あるいは 次の朝に起き上がるための

力のために

着物や 日本の暮らし

季節の花の活け方の本を手にして

眠った晩の事を思い出す。

この困難を乗り越えたら

心晴々と纏う着物を選び

こうしてワタシはやってきた。

 

お休みの日の夕暮れは 特によい。

人の1日は こうして暮れていくのがよい。

シゴトの終わりではなく

人の1日だ。

 

 


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→ いつもより長い夜の時間。 烏龍茶や林檎に蜂蜜。 ワタシの時間。

 

 

 

 

 

 

 

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1週間の歌 (終活ってやつを考える編)

2020-11-23 | 箪笥

 

 

参勤交代とは

ワタシの場合

毎週日曜日の午後に実家にいき

母や ワタシたちフウフや

実家の近くに住んでいる妹の

夕食の支度をして 食べて 片づけて

帰ってくることです。

 

しかしお休みが日曜日しかないワタシにとって

日曜の午前などは

ちょっと寝坊をすれば

あっという間に昼になってしまうもの。

 

どういうワケかは知らないが

やけにお休みの多いオットには

わからないだろう。

やり繰りをしてようやく得た2日間の連休の楽しさが。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は灯屋2の【継ぎ裂展】に行ってきました。

図録で見ていた 道中着にココロ魅かれていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

が。

お店の人がトルソーに着せて

ディスプレイされていた着物を纏わせてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

着て行った自分の着物の上に

展示されていた着物を纏っているので

袖から袖が出ていたり

プカプカした着姿にはなっていますが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

さてさて。

今年はコロナの感染拡大防止のために

外出の自粛要請期間が長くありました。

ワタシ自身の勤務先は

むしろ業務が増える業種でしたから

デパートがお休みでshoppingができなかったくらいでしたが

世の中では 断捨離とか

自分のお家を整理して

本当に必要なものや事柄について見直す期間になったようです。

そういうわけだからでもないのですが

ワタシのオトシを考えると

自分の持ち物の整理について考える必要あるのかなと

ふと 思いついてしまいました。

昨日の茶杓削りで出会ったり 

シゴトでは出会わない人のジンセイを知ったりすると

それはそれは自分のそれとは ずいぶんと違う。

だれもシゴトのお話しなんか しない。

多分・・・

医者か 弁護士や 裁判官をしている人がいたとしたら

オシゴトの話しもするのでしょうが

だれもシゴトのお話しなんか しない。

 

ワタシはオシゴトのツラさを前向きに考えたり

努力を続けることのご褒美に

いろいろなものを買います。

特に着物は自分で稼いだお金で買うからこそ

この堂々たる でっかい態度でポーズをとっているのです。

 

でも

この連休の遊びの愉しさは

同時にこれからの持ち物とジンセイの整理について

考えるきっかけにもなってしまいました。

なんだか がむしゃらにシゴトをしてきて

引退の時期が視野に入ってきたとたん

いきなり「終活考えろってか?」という気分になってしまいました。

 

あ~ 今日もお休みだなぁ 

何をしようかな~

という段階がないんですね。

 

というわけで

もしかしたら この着物が

ワタシのジンセイで

ワタシが稼いだお金で

堂々とエラそうに買う最後の着物なんじゃないか

と 今思い込んでしまっています。

 

 

 


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→ なんなの? この連休!

 

 

 

 

 

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継ぐ

2020-10-06 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジンセイのセンパイが

ご自分の着物を

「もらってくれる?」と言って

わたしに下さった。

この方は、時々着物の上にコートや塵除けを

お召しになって

お出かけする姿を見かける。

今でも 着物を大切に纏う人だ。

そして その方は

古くなったものではなく

「少し整理しようと思って」という

良きお品を 何枚か選んで

わたしに下さる。

着物に合う帯も一緒で

写真の着物は塩沢紬(単衣)で

帯も単衣に合うよう選ばれていた。

 

 

 

 

 

 

 

帯揚げ 帯締めは手持ちの物から

合いそうなものをわたしが選んだが・・・

ひと様に自分の物を差し上げるというのは

難しいものだが

こんな風に さりげない中にあって

良きものを 何枚か という選択も

さすがなのである。

 

 

「継がせていただきます」

 

 

 

 

 


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→ 困難が続いている。

困難というやつは、順番にはこない。

一度にまとめてやってくる。

参りました!

 

 

 

 

 

 

 

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2020-09-21 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜の見た夢に「野村幸代」さんが出てきた。

昨日の気持ちそのままの

夢の中のワタシの頬に触れ

あの口調で励ましてくれるのだった。

これは夢だとわかっているが

わたしは野村幸代さん いいな!と思っていたので

なんだかうれしかった。

その夢に励まされて

今朝は出かける「気」が

自分の中にあることを確かに感じた。

 

 

 

 

 

 

家の中の鏡磨きや

掃除はもう充分だ。

着替えて外に出よう。

 

 

 

 

 

 

一年のひと月にだけ締める

「萩」の模様の帯。

今年も締めることができました。

出かけたのは【KIYA ANTIQUES

 

 

 

 

 

 

 

買ってしまった… のはこれ。

中国の螺鈿の卓伏台(ちゃぶだい)だ。

(自宅で撮影しています。店内は撮影禁止)

 

 

 

 

 

 

もちろんお持ち帰りです。

お店の人が持ちやすく

しかも傷つけないように梱包してくれました。

そしてKIYA ANTIQUES

BARNEYS  NEWYORK  の近くにあるから

お家に帰ろうと歩き始めると

何となくこのお店にも入ってしまうのだった。

なんて危険なSTREETなんだろう。

それにしても

卓伏台もバーニーズの紙袋も

そこそこの重さと大きさがあって

海岸教会をみながら

ちょっと一息。

お金を使ってしまったから

何が何でも関内駅まで歩きます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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→ 明日は仕事場に行かなくっちゃ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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仕舞う

2020-08-14 | 箪笥

 

 

 

週末の2日間に纏った着物を

「仕舞う」。

襦袢の衿をはずして洗濯機で洗う。

干して乾かし

今度はスチームアイロンをかける。

そうして ようやく 畳む。

 

 

 

 

 

 

 

胴まわりに巻き付けた紐や帯は

汗を含んでいるので 洗えるものは洗い

帯は2日分の2本を 干しておく。

ここまでくれば

あとは箪笥に仕舞うだけ・・・

 

とは いかない。

箪笥の引き出しの中の

着物と着物の上下関係というものが

ありまして

引き出しの中は

まさに ニンゲン社会と同じなんです。

当然 その時の気分で

いちばんエライ着物が

いちばん上にきます。

 

 

 

 

 

 

 

そうだった・・・

この週末は押し入れに仕舞ってある草履や下駄も

風にあてて虫干しをしている。

それらもまた箱に収めて 仕舞う。

 

 

これでも西洋風の服に合わせて持っている

靴やサンダルの数より ずうっと多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 西洋の服に合わせて持っている靴より 

草履の方が ずうっと高額で ある。

【黒田商店】 は たまたま出かけた東京のデパートなどに

お店を出している時に なぜか 出会う。

買うつもりはないのに

なぜだか 買ってしまう。

草履の台を選んで 鼻緒を選ぶ。

お店のに足を見せたりしていると

その人の足の特性がわかってしまうらしく

足に合うように鼻緒をすげて

後日 郵送してくれる。

(お客様が少なければその場で完了することもあり)

郵送されてくるときには

お手紙も添えられている。

 

 

 

 

 

 

 

「他人とは思えない」モノも ある。

お気に入りの下駄である。

麻の白足袋を履き

きれいに履いてはきたが

アスファルトや 細かい砂利の道も歩くので

下駄の裏側は相当痛んでいる。

そして 下駄の裏も「減る」。

下駄というのは 履いて履いて

履きつぶしていくものだそうだ。

木製の履物だから 木が減っていく。

お気に入りの下駄が どんどん減っていってしまう

と 草履のお直しの時に愚痴をこぼしたら

その時の職人さんが

「下駄にはこんなこと しないんだけど」と言いながら

草履の踵のゴムを 内緒で貼ってくれました。

こんな裏の手も使っています。わたし。

 

 


カメラ女子ランキング

 

→ この下駄の裏の無数の傷。自分の歩いた砂利道の小さな砂利がゴムにめりこんでいる。

  これでは下駄も痛かろうと、めうちを使って取り除きました。 

※ この頃ブログランキングのバナーがうまくはりつけられない・・・

暑いから?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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施餓鬼

2020-08-10 | 箪笥

 

 

 

 

 

 

 

 

 

季節は巡り

今年もお施餓鬼がやってきた。

この夏は上布の着物をあらたに購入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

羽のように軽い宮古上布。

 

 

 

 

 

 

 

着物の支度をしようと

衣紋かけにかけておくだけで

部屋の中のわずかな風を感じて

動く。

 

 

 

 

 

 

 

帯は

「蝉」

夏のある期間だけしめる帯。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして 日影茶屋でお清め。

 

 

 

 

 

 

 

・・・サービスのお姉さん・・・

ちょっと こわい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 


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87歳

2019-10-13 | 箪笥


























お母さん

87歳
























【隣花苑】にて お誕生祝い。




















隣花苑は【三渓園】の入り口にあり

この日の私たちの帯も

原三渓の奥様に関わりのある布地を切嵌(きりばめ)して

仕立てたものです。




















お祝いなので

帯まわりに「赤」を使いました。
















自然に囲まれた私の職場は台風への対応が欠かせません。

15号・19号台風は日本を水に沈めんばかりの勢いです。

職場の対応から戻って自宅の2階を見上げると

窓のガラスに夫が養生テープをバッテンに貼り終えていて

私は「太平洋戦争」を思いました。


来年 米寿を迎える母は

太平洋戦争を経験していて

日曜の夕食時など横浜空襲の話しをよくします。

平和な今と対極にある戦争や

近くにあった自転車がぶっ飛んだ機銃掃射の話しは

生きるか 死ぬかの世界を生き抜いた

自分の母親の力を感じます。

日本の大部分が水に沈められそうな自然災害。

自分の中にある 母の力を

自分の中に呼び出して

向かっていくしかありません。





















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